シネマ日記

超映画オタクによるオタク的になり過ぎないシネマ日記。基本的にネタバレありですのでご注意ください。

ザスーラ

2005-12-09 | シネマ さ行
試写会へ行って参りました。

何かの映画を見に行ったとき、初めて予告編を見て「あ?何これ?“ジュマンジ”の二番煎じやん」と思ったら、本当は“二番煎じ”ではなくて原作が同じ人のきちんとした続編、いや、続編ではないな、これは。姉妹編と呼ぶべきか。ともかく、正当な“ジュマンジ”の後継者なのでありました。

さて、その“ジュマンジ”がリアルボードゲーム~ジャングル編だとすると、こちらはリアルボードゲーム~宇宙編。ん?もしかして、そこがちがうだけ?象やサイが暴れまわるかわりに、隕石が飛んできたり宇宙人が暴れまわったりするだけ?ん?そう思われた方、たくさんいるでしょうねー。そして、この作品、その期待(?)を裏切りません。ナハハ。あかんやんって?そうですね。そうなんですけど、でもちょっと面白かったですよ。

今回はいつもケンカばかりのウォルター(10歳)ジョッシュハッチャーソンとダニー(6歳)ジョナボボの兄弟が話のメインですね。ダニーはまだ小さくてウォルターは遊び相手としては不満。お父さんティムロビンスは仲良くしろというけれど、いつもすぐにケンカになってしまう。

そんな二人がダニーがたまたま見つけた「ザスーラ」というゲームを始めてしまう。とここからのこのリアルスゴロクが基本的にどういう展開を見せるかというのは、みなさんご存知の通り。

途中で現れる宇宙飛行士ダックスシェパードには少し秘密が隠されていて、どうしてこんなことになったのかという説明はないのですが、宇宙には時間軸やら空間やらにゆがみが生じるということでよしとしましょう。この宇宙飛行士にお姉ちゃんクリステンスチュワート(「パニックルーム」でジョディフォスターの娘役をしていた子がセクシー系になって登場)が恋してしまうというのもオチを知ったら笑っちゃう。

このメインの兄弟がとても可愛く、それで映画全体を引っ張ることができていると言っても過言ではないでしょう。小さいほうのダニーは何か悪いことをしたら"I' sorry. I'm sorry. I'm sorry......"と何度も言って駆け回り、「謝ったら許されると思いやがってこのガキィ~」と心の狭いワタクシは腹が立ってしまったんですけど、みなさんは可愛いと思われるのでしょうか?ワタクシはどちらかというとお兄ちゃんのウォルターのほうが可愛かったなー。

この兄弟のやりとりが結構笑わせてくれるので、そのあたりは楽しめるんじゃないでしょうか?「ジュマンジ」を知っている者にとっては、あの時の衝撃を味合うことはできませんが、「ジュマンジ」をまだ見ていない人はこちらから入るほうがいいかもしれません。