オリオン村(跡地)

千葉ロッテと日本史好きの千葉県民のブログです
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白い白鷺城 グルメ篇

2017-02-18 00:26:07 | 独り言

 

期間が短かったこともあってグルメは控えめ、それでもまずまずポイントは押さえられたのではないかと思います。
初めて食べたものもありますし、両親が龍野出身なために関東在住ながらも普通に食していたものが懐かしくもあり、高価なものはありませんが美味しくいただくことができました。
事前に教えてもらった情報に頼ったところもありましたので助かりました、今後ともよろしくお願いします。

初日の昼は赤穂、赤穂と言えば塩、よって赤穂塩ラーメンです。
とは言いながらも普通の塩ラーメンはあっさりとしていて猛暑の塩分補給には最適、絶品、というほどのものでもありませんでしたが、シンプルな美味しさです。
チャーシューが3枚もあってプチ贅沢な感じではありましたが、塩ラーメンですのでタンメンみたいな野菜の方が嬉しかったかもしれません。

夜は姫路で晩酌、白鷺の城と官兵衛にごり酒です。
白鷺の城は地元のものから例によってラインアップの中で辛口を選んだのですが、ピリッとした舌触りから口の中にふわっと広がる味わいがなかなかにバランスのいい逸品でした。
一方の官兵衛にごり酒は興味本位、そもそも清酒は山中鹿之助の嫡男で鴻池財閥の始祖である山中幸元、改め鴻池直文が開発をしたとも言われていますので戦国期まではにごり酒こそが日本酒だったことになりますから、戦国を味わう、なんて気分で初めての白濁したお酒にチャレンジです。
ただ残念なことに武将が豪快に、というわけにもいかず、酸味が抑えめ、甘めの口当たりが自分には合わなかったようで、最初で最後の体験になることが決定です。

晩酌のお供はどれが地元のものかを確認するのが面倒だったので、ひめじ堪能コース、でお茶を濁しました。
左奥の伝助穴子と鮮魚二種造りは初の穴子の刺身で、白身なのにはちょっとビックリ、コリコリとした食感と白身魚らしからぬ脂の乗り具合がGOODです。
姫路おでんが右奥で、薄味に生姜醤油で食べるのが特徴ながらもこちらはもう一つ、慣れの問題もあるのでしょうが、濃いめのだし汁にからしの方が美味しいです。
左手前の姫路穴子の変わり揚げは竜田揚げのような感じで、ちょっと揚げすぎに思えるぐらいにカリカリでした。
醤油をたらしたくなるぐらいに薄味でしたがそこは我慢、ただやはり揚げすぎなのか衣の味に穴子が負けてしまっていたような気がします。
手前の穴子箱寿司は普通、右手前の穴子南蛮漬けは酢の物に穴子が和えてあるようなもので、穴子の甘さとマッチしてこれは酒の肴にはぴったりでしょう。
要は姫路の郷土料理は穴子、穴子、穴子ということなのか、鰻よりも穴子が好きな自分からすれば喜ばしいのですが、ごめんなさい、全体的にはあまり堪能できませんでした。

二日目の昼は明石で玉子焼、こちらで教えていただいたきむらやです。
自分は知らなかったのですが全国にその名が轟いている超有名店とのこと、そうなれば行列が心配だったのですが開店時間に合わせて行ったのでさほど並ぶことなく入れました。
世間的には明石焼き、の方が通っているのではないかと、たこ焼きをだし汁につけて食べるのがそれかと思っていたのですが、まさに玉子焼、塩で食べれば玉子の味が前面に出てきてなるほどと、関西にしてはだし汁が濃いめだったので塩で食する方が楽しめるのではないかと思います。
それにしても20個は多かった、半分のメニューもあったのですがうら若き乙女を含めて周りが全てそうだったので当たり前のように頼んで、すっかりと昼食になりました。

実のところ一番に楽しみにしていたのが、この日の夜の串カツです。
大阪と言えば串カツ、は大げさかもしれませんが庶民の味としてテレビでよくやっていますし、ソースの二度づけ禁止、なんてワードはよく耳にしていました。
さすがにいかにも地元の方ばかりな一階の立ち飲みはハードルが高かったので、二階の座席で初体験です。

串カツは豚とネギのそれしか食べたことがなかったので、ちょっとおっかなびっくりではありました。
いろいろな食材があって何がよいかも分からず、とりあえずはコースになっていた牛、キス、イカ、玉ねぎ、ちーちくを、次は単品でもち、ウインナー、えび、うずら、豚です。
これがおかしくなるぐらいに美味しい、左と右とでキャベツは減っていてもビールが減っていないのは減っていないのではなく二杯目でビールをぐびぐび、人気があるのも分かります。
串カツとは言いながらも超薄皮でほとんど素揚げのような感じで、値段も安いですし、こういう店、船橋にもあれば常連になっちゃうでしょう。

三日目は不愉快な京セラドーム大阪から早退をして姫路に戻るために大阪駅、時間があったので寄り道です。
ふらっと入った、と言いますか長蛇の列になっていたので並ぶのが嫌いな自分も旅路では話は別、はなだこで大粒のたこ焼きを食しました。
ソースにマヨネーズ、かつお節と関東で食べるたこ焼きと基本的には同じですが、外はパリッと、中はどろっとレア状態、それでいてタコはぷりぷり、メリハリが際立っています。
本場で食べているという気分高揚もあってか、こりゃ別物だね、と独り合点です。

夜の姫路はフードコートでしんみりと、龍野醤油唐揚げ丼です。
唐揚げに龍野の醤油、と言えばヒガシマル醤油、さらには揖保乃糸、と基本線はきっちりと、姫路で龍野でも気にはしません。
実家にいるときにはイヤになるぐらいの揖保乃糸、それでも久しぶりに食べてみるとやはりいいもので、子どものころに帰ったような気持ちになりました。

最終日、現地での最後の食事はしらす丼です。
異様にでかいお椀の蓋を開けてみればちんまりと、刻み海苔に卵、そしてしらすがご飯の上に盛ってありました。
どうやらこのばかでかいお椀は黒田官兵衛の兜に見立てたとはメニューの説明で、いやいや、兜ちゃうやろ、と突っ込みながらもしらす丼も姫路の名物とのこと、播州灘で獲れたしらす、付け合わせに姫路おでんに播州そうめん、どちらかと言えば昼食よりも朝食といった趣でしたが、ボリューム満点です。

しらすは大好きなのですが高価なのと日持ちがしないので普段はあまり食べることがなく、ほどよい塩味で食が進みました。
ふとテーブルを見ると見慣れないボトルが、まるでかけてくださいと言わんばかりの牡蠣だし醤油とは初めて聞く名ですし牡蠣は体質的に合わないのでどうしようかとも思ったのですが、オイスターソースがいけるのですから大丈夫、ダメなのは牡蠣フライや生牡蠣だけのはず、と一滴二滴をたらしてみました。
はい、やはりしらすは塩味オンリーがベストを再確認、ヒガシマル醤油も今回ばかりは出番はありません。


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7 コメント

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兵庫のグルメ (兵庫民子)
2017-02-18 07:37:57
姫路も穴子料理の店は多いですが、姫路の手前の高砂や加古川の穴子(焼き穴子)は絶品です。
個人的には、ウナギよりも美味しく思い、大好きです。

きむらやに行くと、玉子焼き20個とおでんのタコ1本が定番です。
オリオンさんは、塩派とのことですが、やはりだし汁につけて食べるのがいいですね。
だし汁の濃さには好みは有ると思いますが、あの熱々の玉子焼きがじゅわっと口の中でとろけるのを想像しただけで、近々食べに行きたくなりました。
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グルメリポートありがとうございます (Unknown)
2017-02-18 07:50:05
きむらや行っていただきありがとうございます。地元自慢のお店です。今、東京に住んでいるのですが、レポと写真をみて私も行きたくなりました。玉子焼き、実はソースをかけても美味しいですよ。ソースはテーブルにもおいてます。タコ足や牛スジおでんもお薦めです。ヱビスビールとの相性も最高です。小ビンなのですが、よく冷えてて、アツアツの玉子焼きやおでんによく合います。次回の関西遠征時のお立ち寄りをまたお待ちしてます。
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美しい写真だ。 (さんぴん真田十勇士)
2017-02-18 10:26:35
白い白鷺城に決して負けぬ(私の中で笑)、市井に溢るる飯の数々。

土曜の午前中にして、実にたまらんお供の数々。

こうしたグルメも頭の中にインプットしておきます。いずれ訪れるような事もあるかもしれないので。あてずっぽうで入るのもそれはそれで楽しいのですが、やはり人が良いと薦めるものは、美味しいんですよね。
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Unknown (さーちん)
2017-02-18 12:38:15
美味しそうで楽しそうな様子が感じてくるグルメリポートですね。兵庫県を満喫できたようで。
姫路かぁ、今の職場に転勤する前は職場が姫路でしたので懐かしいです。自分的には姫路ならずんどう屋のラーメンとムッシュのアーモンドトーストがお勧めというか好きなんですけどね。
神戸でしたらそばめしとか南京町の中華、あるいは豚まんや神戸牛、スイーツがお勧めですね。
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お返事 (オリオン)
2017-02-19 00:24:44
>兵庫民子さん
あ、穴子派が(笑)
おでん、ありましたね、真夏だったのでちょっと遠慮しちゃいましたが、こちらも名物だったのかしら、しまった・・・
塩かだし汁かは悩ましかったのですが自分には濃かったかなぁ、ちょっとだしが、あるいは体調によったのかもしれませんが。

>Unknownさん
教えていただかなければ適当なところで済ませていたと思いますので、いろいろと情報をいただき助かります。
ソースはテーブルにあったような気がしますが、ここでかけたら負けと(笑)
塩がおいしかったんですよね、玉子の味がダイレクトに舌にきましたし、癖になりそうな美味でした。

>さんぴん真田十勇士さん
列ができるには理由がある、ってことですよね、やっぱり。
事前にチェックはしているのですが、やはり地元の方からの情報が一番です。
これからも旅の前に「どこそこに行くぞ」って宣言しないと(笑)

>さーちんさん
そばめしって数年前、いやもう10年以上も前にブームになりましたが、神戸なんですね。
今夏に神戸に行く予定ですが駆け足で大阪に移動するので、グルメに手を出せるかどうか。
あ、でも神戸牛は食べておきたいなぁ、石垣牛との食べ比べ。
神戸はスイーツの街とのこと、うーん、時間が・・・
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Unknown (JF)
2017-02-20 12:58:30
既にコメントが出ていますが、穴子というと姫路よりも加古川・高砂のイメージです。下村商店が有名です。
旅に出られる前にお伝えしておくべきでした、、また機会がございましたら是非。
http://www.anago-simomura.jp/

きむらやの明石焼、懐かしいです。
明石駅からちょっと歩きますが、ふなまちというお店も美味しいです。だし汁が冷たいのが特徴。明石出身の友人に連れてこられたのが此処でした。
https://r.gnavi.co.jp/p8x5bnwk0000/

赤穂周辺は、今ぐらいの季節に訪れる機会があれば牡蠣がお勧めです。
播州エリアでいろいろ食べた中で、冬の牡蠣が個人的には一番美味しかったので。
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お返事 (オリオン)
2017-02-21 01:34:58
蒲焼きですか、こうなるともう鰻と区別が(笑)
明石焼きは20個が基本なんですね、だし汁が冷たいってのはちょっと意外、せっかくのアツアツが冷めてしまうのがもったいないような気も・・・
だし汁がかなり黄色っぽいですね、きむらやのはすまし汁みたいな感じでした。
牡蠣は・・・また入院しちゃうかもしれないのでパスします・・・
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