オリオン村(跡地)

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2016年の元ロッテ戦士たち

2016-07-22 00:54:42 | 千葉ロッテ

オールスター休みの間にやるつもりだったものを、すっかりと忘れていた元ロッテ戦士たちです。
昨年は成瀬と角だけだったのですが今年は中後、ロサ、川本、今江、クルーズ、ハフマンと多めなのは喜ぶべきなのか、白嗟承がどうなっているかはよく分かりません。
何はともあれ野球を続けている選手たちには悔いを残さないよう、頑張ってくれればと願います。


■中後悠平(A+ バイセイリア)
12試合 0勝0敗0S 防御率2.92 12回1/3 9被安打 0被本塁打 7与四死球 22奪三振

地方リーグの武蔵への入団が決まっていた中後でしたが、その後にダイヤモンドバックスのテストを受けてのマイナー契約、傘下のチームで奮闘中です。
メジャーを狙える3Aどころかルーキーリーグからのスタートでしたが、1回1/3のアウトを全て三振で奪ってのデビューです。
その活躍を認められたのかルーキーリーグは1試合で卒業、A-を飛び越してAに昇格、そこでも3試合の3回を7奪三振ですので順調すぎる出足でした。
そしてA+のバイセイリアでは初の失点を喫したものの三振の山を築き、成績はルーキーリーグ、A、A+のトータルでのものですが、持ち味を発揮しているようです。
ただ2Aですらないところでの数字ですから年齢的なものもありますし、早いところせめて2Aに昇格ができないと厳しいとは思います。
武蔵への入団でも一年に限っての挑戦と口にしていた中後が今後にどんな活躍を、そしてどういった選択をするかに注目でしょう。


■カルロス・ロサ(3A オアハカ)
4試合 1勝1敗0S 防御率6.23 4回1/3 7被安打 1被本塁打 4与四球 3奪三振

3Aとは書きましたがメキシカンリーグで、しかし今の球団サイトにロサの名前はありません。
この成績ですからリリースをされてしまったのかもしれず、まだ野球を続けているのか、32歳ですから諦めてはいないと信じたいです。
NPBでの実績もありますからロッテに限らずどこからか声がかかるかとも思っていましたが、その期限があと1週間ですのでレデズマと同じく、縁が無かったのでしょう。
それでもまたどこかで名前が聞こえてくるかもしれないと、好きな選手だっただけに朗報を期待したいです。


■川本良平(楽天)
11試合 19打数 1得点 3安打 打率.158 1二塁打 0三塁打 0本塁打 2打点 0盗塁 2四死球 4三振 得点圏打率.125

嶋の故障もありもう少し出番があるかと思っていましたが、ルーキーの足立の後塵を拝するようでは厳しい川本です。
打てる捕手、が川本のアドバンテージのはずが、そこに陰りがあってこそのロッテからの戦力外通告、その流れを押しとどめることができていません。
二軍でも1割台の打率ですし、嶋が復帰をすることでさらに存在感の低下は否めず、今年限りでのコーチ就任なんてことになりそうな現状、そして現実です。


■今江敏晃(楽天)
40試合 151打数 13得点 44安打 打率.291 3二塁打 0三塁打 1本塁打 13打点 2盗塁 10四死球 15三振 得点圏打率.310

打率は3割に近いですし得点圏打率も3割を超えていますので勝負強さを見せつけている今江ではありますが、2億に見合った数字かと問われれば答えは否です。
ぶつけたのがロッテだけに後ろめたさはありますが死球での骨折は怪我に弱いところの再現でもあり、また不調で二軍に落とされたのは外様の悲哀でしょう。
その外様ながらも投手への声がけなど積極的にチームリーダーの役割を担おうとの姿勢は見えても、パワーを付けるとの春先のコメントとは裏腹の1本塁打は先日にようやくのものでしたし、ツーベースですら3本しか打てていないのはやはり衰えなのか、今江にしては四球が多いのが目に付く程度です。
まだまだこれから、とは本人の思いでしょうが、ここまでを見れば相変わらずにロッテの見切りは秀逸、喜んでいいのか哀しむべきなのか、ミスターイーグルスにはなれない今江です。


■ルイス・クルーズ(巨人)
48試合 181打数 17得点 47安打 打率.260 6二塁打 0三塁打 6本塁打 25打点 0盗塁 7四死球 24三振 得点圏打率.268

こちらも今江と同じく予想どおりと言いますか、やはり下半身の故障でリタイアのクルーズです。
二度目のそれは重症のようで帰国をしてしまい、いつに戻ってくるのか、ある意味で複数年契約の弊害と言っていいでしょう。
プレーとしては打線全体が湿っていたこともありますが四番を任されるなど主軸としての活躍、さらには高速トスなど投手を助ける守備も健在でしたが、如何せん試合に出られなければそれも宝の持ち腐れ、年俸に見合っているとはとても言えず、これまたロッテの見切りを誉めるべきなのか、なかなかに悩ましいです。


■チャッド・ハフマン(3A トレド)
80試合 279打数 55得点 81安打 打率.290 18二塁打 4三塁打 10本塁打 45打点 0盗塁 37四死球 58三振

タイガース傘下の3Aでプレーをするハフマンはなぜか内野手登録で、実際にどこを守っているのかは不明です。
この数字を見れば残しておけば根元をレフトで使うこともなかったのに、とは思いますが、ロサと同じく昨年の陳冠宇、李大恩を考えれば仕方のなかったところではあります。
そうなれば何としてでもメジャーに復帰をして、箔を付けてのNPBなんて考えたりもして、ショートは首位打者を獲りました。
こちらも好きな選手だっただけにロッテでなくとも、またプレーを見てみたい一人です。


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8 コメント

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Unknown (うみうみ)
2016-07-22 06:53:06
ロッテから出ていった選手は活躍しませんね、ロッテの見切りがいいのか?そもそもロッテの野手の指定席は角中位しか居ないメンバーですから、そこで数字が出ないのであれば、他へ行っても結果は見えているかな。
日本はFAで出た選手は活躍しません、あと2億を超える選手で額面通り仕事をしている選手は何人いるか、サラリーマンでも年俸が上がらない時代、下手すれば給料も下がります、私の会社も毎年何人かは降格させられてる人が居るご時世、プロ野球選手は毎年同じ様な成績でも年俸アップ、費用対効果の悪い選手高額年俸者は不要。
日ハムも見切りが素晴らしですね。
雑感 (オブ)
2016-07-22 14:59:09
みんな厳しいですね。今江、クルーズ両選手の穴は感じません。FAや海外移籍の傾向はある程度答えがでていますね。活躍できる人は限られるし、活躍し続ける人はその中でも限られているということ。まあ権利なので否定はしないですが、キャリアで考えれば移籍しない方がよかったのでは?ということが多い気がします。ある程度保証されてしまうと向上心が鈍るでしょうし。今江選手も今年はなんとか使ってもらえるだろうけど、来年以降は展望が厳しいですね。まあ楽天も高い買い物でしたね。
ロサとハフマン (宮崎オリオンズ)
2016-07-22 17:31:29
今年ロサがいてくれたらね。
中継ぎ抑えは、制球牽制が良ければ、来年から外人で行きましょう。
今のロッテには、ハフマンの闘志が必要ですよ。呼び戻したらどうですかね。
Unknown (463)
2016-07-22 22:11:33
今江ねえ。多分ロッテに残ってればよかったと思ってるだろうね。残ってればサードのレギュラーで優勝争うかという戦いができたのにね。誠意がないみたいに決裂して出て行った成瀬も、あれだけのことをしたのにさっぱり。来年は雇ってくれるチームあるのかしら。そして西岡。アキレス腱断裂は選手生命を断つくらいのこと。特に足が命の選手だけに今後が大変心配です。FAで成功するのは並大抵じゃできないね。自分の評価が知りたいなんて、所属球団が一番よくわかってるんだよ。
お返事 (オリオン)
2016-07-22 23:59:45
>うみうみさん
単に選手の見切りという点で言えば、日本ハムは林や菊池が結果を残したシーズンもありましたから、ロッテの方が上手いかもしれません。
ただ両チームの根本的な差は、日本ハムはそれに代わる選手が育ってきているという裏付けがあってのことですからチームとしての戦力が大きく下がることはない、あるいは下がってもすぐに元に戻るのに対して、ロッテはまず出すことがありきのことでチームとしてのビジョンが伴っていません。
今江なんかはあるいはそれを視野に入れての中村だったのかもしれませんが、そうであっても準備期間が短すぎでしょう。
FAは難しいですね、成功例が少ないのは年齢的な問題が大きいような。
かと言って5年や6年で出ていかれるのもファン心理としては受け入れ難いですし、FAに限らず出来高の割合を増やしたいのが球団の思いではないかと。

>オブさん
西岡なんかは、まさにそんな感じかと。
まあ野球とベースボールの違いはあれど、トップレベルの選手で比べればメジャー>NPBなのが現実なわけで、そこへの「挑戦」の向上心があるのはよいことだとは思います。
ただ投手で言えば中4日、野手で言えば激しい接触プレーにより日本人選手が故障や疲弊などで結果的に選手生命を縮めているのもまた現実です。
当人たちがそれで満足をしているのであれば外野がやわやわ言うこともないのですが、中島なんかを見ていると哀しいと言いますか寂しいと言いますか哀れと言いますか。
ロッテは暫くは海外流出の心配はないかしら、国内はどうかは分かりませんが・・・

>宮崎オリオンズさん
陳冠宇と李大恩が期待どおりの活躍をしてくれていれば飼い殺しにもなったであろうロサなわけで、そのコストを維持できるかできないかが層の差に繋がるのでしょう。
ソフトバンクの二軍でくすぶっている選手たちの年俸総額で、他のチームの一軍が買えるかも。
またぞろ阪神が大砲獲得なんてニュースが飛び交っていますが、ロッテでは無いだろうなぁ、レデズマが無かったことからしてハフマンも無いでしょうし。

>463さん
涙の会見でしたからね、残れるものなら残りたかったでしょう。
あの常套句である「他球団の評価を聞いてみたい」は、所属球団の評価に納得をしていないからなわけで、納得ができないなら移籍も仕方がありません。
幸か不幸か現時点での今江、そしてクルーズを見れば、中村も高濱もナバーロも不甲斐ない数字ではありますが、費用対効果からして穴は埋まっているように思います、細谷のおかげもあって。
成瀬は三年契約でしたっけ、まだ若いので解雇は無いでしょうが、来年のオフに大幅なダウンで半減以上の憂き目が濃厚・・・
Unknown (たつろう)
2016-07-23 12:03:59
ハフマンは3Aのオールスターに出場し、ホームラン競争にも出場してました。
ロッテをでるよろこびになってるのは、久保さんくらいですね。
荻野忠寛投手 (とんぼ)
2016-07-23 13:16:06
お忙しい中毎日これだけの文章をまとめられるオリオンさん、尊敬してます! ちゃんと睡眠時間とってるのかなあ~なんて心配しつつ、ロッテ野球に対する的確な解説と厳しくも愛あるコメント、それに加えて本や映画の感想から旅行記まで、いつも楽しませていただいています。
「元ロッテ戦士」の話題、荻野忠寛投手の雄姿を東京ドームで見てきたばかりのわたしにはジャストタイミングでした。都市対抗野球1回戦、延長12回表、タイブレークの規定により1死満塁の場面で登場、1失点に抑えてその裏のサヨナラ勝ちにつなげました。
ロッテファンの皆さんとこの喜びを共有したい! そこでロッテファン購読者数日本一を誇るオリオンさんのブログのコメント欄を利用させていただいてしまいました(笑) 日立製作所の選手紹介欄も、ロッテファンなら楽しめると思います。リンクを貼ってよいのかどうか分かりませんが

http://www.hitachi.co.jp/sports/baseball/senshu/player/pitcher/index.html
(不適切でしたら削除してください。)

オリオンさんのことも応援しておりますので、「オリオン村」、どうかご無理のない範囲で末永く続けられてください。
お返事 (オリオン)
2016-07-24 00:09:39
>たつろうさん
そりゃ凄い、新外国人選手として獲得したいぐらいですね(笑)
ハフマンにはメジャー昇格を目指して頑張ってくれればと、ロッテを見返すぐらいに。

>とんぼさん
荻野忠は頑張っているようですね。
プロ野球選手が社会人野球に復帰できるようになって、そこからまたプロに戻ることができずとも、野球が続けられるようになってよかったです。
息の長いプレーができるよう、頑張ってもらいたいですね。