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不都合な真実 《 日本は世界3位の農薬使用大国――堤未果 》

2024-09-17 | 05-真相・背景・経緯
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あまり知られていないが、日本は世界第3位の農薬使用大国なのだ。ちなみに日本は畑にまく農薬だけでなく、国民が口にする食べ物の残留農薬基準もかなり緩い。この問題について長期にわたる実験・研究を続ける金沢大学の山田敏郎名誉教授によると現在カメムシ駆除のために水田にまくネオニコチノイド系農薬の濃度(40ppm)と、私たち日本人が食べるほうれん草の残留濃薬基準(40ppm)は同じだという。


◆日本は世界3位の農薬使用大国――堤未果

『日本が売られる』
( 堤未果、幻冬舎 (2018/10/4)、p52 )

2015年5月。厚労省が、ネオニコチノイド系農薬であるクロチアニジンとアセタミブリドの残留農薬基準を大幅に緩和したことは、ほとんど知られていない。

ネオニコチノイドとは、「害虫だけに毒になり、私たちには安全」を謳(うた)いながら市場に登場した「夢の農薬」だ。

その効き目たるや抜群で、水によく溶け、土に染み込み、一度まくと数カ月から数年間土壌にしっかり残留し、虫の神経に作用する毒性を発揮し続ける。

作っているのは世界3大農業大手のバイエル社、住友化学、シンジェンタ社。

100カ国以上で販売される大ヒット商品だ。

日本では稲作やカメムシ対策で野菜や果物の畑に多く使われる他、松枯れ対策で松の幹に直接注入したり、機械で空中にまいたり、ヘリコプターで上空から散布したり、住宅建材に使ったり、ペットのノミ駆除薬(くじょやく)に入れたりと、その使用量はここ10年で3倍にに増えている。

あまり知られていないが、日本は世界第3位の農薬使用大国なのだ。

ちなみに日本は畑にまく農薬だけでなく、国民が口にする食べ物の残留農薬基準もかなり緩い。

この問題について長期にわたる実験・研究を続ける金沢大学の山田敏郎名誉教授によると現在カメムシ駆除のために水田にまくネオニコチノイド系農薬の濃度(40ppm)と、私たち日本人が食べるほうれん草の残留濃薬基準(40ppm)は同じだという。

茶葉にいたっては、農家が茶畑にまく分(40ppm)よりも、お茶として飲む方(50ppm)の残留農薬の方が、基準濃度が高く設定されているから驚きだ。

一体いつから日本人は、とびきり濃い農薬に負けない、強靭(きょうじん)な肉体を手に入れたのか? 農水省はこう言って、不安を払拭してくれる。

「大丈夫ですよ。ネオニコチノイドは他の殺虫剤に比べて、人への毒性は弱いですから」

一方、国外では1990年代後半から、この農薬に関する不穏な報告が出始めていた。
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