電脳筆写『 心超臨界 』

自分を励ます最良の方法、それは人を励ますこと
( マーク・トウェイン )

自分を鍛える! 《 つまらぬ雑談で自分の時間や相手の時間を無駄にしないこと――ジョン・トッド 》

2024-07-13 | 03-自己・信念・努力
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東京裁判史観の虚妄を打ち砕き誇りある日本を取り戻そう!
そう願う心が臨界質量を超えるとき、思いは実現する
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◆村上春樹著『騎士団長殺し』の〈南京城内民間人の死者数40万人は間違いで「34人」だった〉
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威張っていると思われるようなことをしてはいけない。しかし、人の輪で重宝がられたり好かれたりするには、口数が少ないのが一番だと思い込んでいる人は、人間の本質をかなり誤解している。確かに見ていて気持ちよく、好ましいかもしれないが、そんな人を毎回ごちそうに招待してよかったと思う人はいまい。集いを去る時は、来た時よりもいちだんと賢くなっているか、あるいは他の人を賢くしていなければおかしいのだ。


『自分を鍛える!』
( ジョン・トッド、三笠書房(2002/02)、p179 )
6章 人間関係がうまくいく「話し方・交際術」

◆つまらぬ雑談で自分の時間や相手の時間を無駄にしないこと

つまらぬ馬鹿げた会話を聞かされると、教養のある人はたまらないぐらいうんざりしてしまう。あいそをつかしてしまう。ついには仲間から遠ざかり、社交のよさを味わおうともしなくなる。つまらない議論を聞くために、自分の大切な時間を何時間もみすみす浪費してなどいられないのだ。そんな議論に首をつっこむ趣味は持ち合わせておらず、いとまごいをするまで黙って座っている。

つまらないことを聞かされるとすぐいらいらしてくる気むずかしさや、何事も精巧な凝ったものでないと我慢できないという趣味はあまり誉められたものでないが、一方、それと同時に、社交界でくだらない話に花を咲かせている人たちにぜひご一考願いたいのは、つまらない会話のために知的な人たちは社交界へ足を向けなくなってしまっている、ということである。

しかし、知的な人たちもそこで逃げ出してはいけないのである。形勢を変えるぐらいの勇気を持たなければならない。他の連中が馬鹿なことをしゃべっているからといって、何も黙って座っていることはない。どんな集まりの中にも、一人ぐらいためになることを話したがっている、またそれができる人間がいるものである。そんな人間を探し出して質問をし、必要な情報を得ようと真剣に努力するのだ。このようにすれば、その気さえあれば誰だって、何かを学べるはずである。ためになる会話をする人間が少なくとも二人いなかったら、それはあなたの責任でもある。だから、退屈でつまらない会話しかできなかったなどと不平を言うべきではない。

すぐれた頭脳や才能の持ち主も、人の集まりでは馬鹿げた話に加わるしかないというのは残念なことである。本来ならそうした頭脳や才能の持ち主は、会話を正しい方向へ導き、その場にいる人を話に引き込んで感銘を与えるべきなのだ。常に意識して役に立とうとする態度がなければならない。こうした態度の欠如は、大きな欠陥である。

厳しい勉強やむずかしい思想に取り組んでいる人が特別おちいりやすい危険がある。それは、人の集まりに出ると、今までやっていた勉強のことや考え事などすっかり忘れて、快活になるだけではなく、時としてすっかりわれを忘れて興奮してしまうことだ。自分の知識や才能で集まっている仲間を教え導き、啓蒙しなければならないのに、そういうことはついついすっかり忘れたくなってしまうのだ。そうした機会を上手に利用しなければ、自分の人格が誤って判断されてしまうということも忘れてしまう。

何も私は、自分の人格、才能、学識を目立たせるために会話を独占せよと言っているわけではない。とんでもない。ただ、最後まで相も変わらぬことをペチャペチャ喋り続けて、自分の時間や親切に耳を傾けてくれる人の時間を無駄にするなということを言いたいのだ。そうしなければ、いつまで経っても人間は賢くもならなければ進歩もしない。

威張っていると思われるようなことをしてはいけない。しかし、人の輪で重宝がられたり好かれたりするには、口数が少ないのが一番だと思い込んでいる人は、人間の本質をかなり誤解している。確かに見ていて気持ちよく、好ましいかもしれないが、そんな人を毎回ごちそうに招待してよかったと思う人はいまい。集いを去る時は、来た時よりもいちだんと賢くなっているか、あるいは他の人を賢くしていなければおかしいのだ。
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