電脳筆写『 心超臨界 』

明日死ぬものとして生きろ
永遠に生きるものとして学べ
( マハトマ・ガンジー )

今日のことば 《 リスクを取らなければ敗北することはない――ニクソン 》

2024-08-08 | 05-真相・背景・経緯
電脳筆写『心超臨界』へようこそ!
日本の歴史、伝統、文化を正しく学び次世代へつなぎたいと願っています。
20年間で約9千の記事を収めたブログは私の「人生ノート」になりました。
そのノートから少しずつ反芻学習することを日課にしています。
生涯学習にお付き合いいただき、ありがとうございます。

━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━
東京裁判史観の虚妄を打ち砕き誇りある日本を取り戻そう!
そう願う心が臨界質量を超えるとき、思いは実現する
━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━
■『小樽龍宮神社「土方歳三慰霊祭祭文」全文
◆村上春樹著『騎士団長殺し』の〈南京城内民間人の死者数40万人は間違いで「34人」だった〉
■超拡散『世界政治の崩壊過程に蘇れ日本政治の根幹とは』
■超拡散『日本の「月面着陸」をライヴ放送しないNHKの電波1本返却させよ◇この国会質疑を視聴しよう⁉️:https://youtube.com/watch?v=apyoi2KTMpA&si=I9x7DoDLgkcfESSc』
■超拡散『移民受入れを推進した安倍晋三総理の妄言』
━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━


リスクを取らなければ敗北することはない
だが、リスクを取らなければ勝利することもない
( リチャード・ニクソン )
If you take no risks, you will suffer no defeats.
But if you take no risks, you win no victories.
( Richard M. Nixon )


◆自衛隊のリスク

『日本の敵』
( 宮家邦彦、文藝春秋 (2015/9/18)、p227 )

特に筆者が違和感を覚えたのは「自衛隊に対するリスクの増大」に関する議論だった。外務省では中東地域が専門だったので、自分自身、戦争の最中やイスラム過激派の攻撃の最中に何度もリスクを取った経験がある。そのような特殊な人間にとっては以下のような与党野党間の議論がどうしても茶番に見えてくるのだ。例えばこんな具合である。

(政府側) 部隊が戦闘地域、戦闘現場に近づくことは誰も考えていない。自衛隊が活動する期間に戦闘行為が発生しないと見込まれる場所を実施区域に選ぶ。危険な状況になる前にあらかじめ柔軟に違う地域に移すことができる(ので、リスクは高まらない)。

(政府側) (リスク増大の)可能性が100%ないと言ったことはない。部隊の責任者が判断して一時休止、退避するという判断を行う。自衛官が武器を使って反撃しながら支援を継続するようなことはない。

要するに、自衛隊のリスクが飛躍的に高まる、隊員に犠牲が出かねない危険な法案だとの批判に対し、補給・輸送などの支援活動は危険を回避し、活動の安全を確保した上で実施するので問題ないと反論する「堂々巡り」の議論だ。恐らく質問者も答弁者も実際に「リスクを取った経験」がないので、このような机上の空論を弄ぶしかないのだろう。

筆者の発想はこれとは違う。筆者の理解では、自衛官はリスクを取り、場合によっては命を賭けてでも国民の生命と財産を守ることを使命とするプロフェッショナルの集団だ。そのような特別な公務員について「危険が増大し、場合によっては犠牲がでるから、安保法制は間違いだ」などといった議論をすること自体、危機管理のプロに対し非礼だと思う。
この記事についてブログを書く
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする
« スロートレーニングを伝道す... | トップ | 人生を創る言葉 《 気を長う... »
最新の画像もっと見る

05-真相・背景・経緯」カテゴリの最新記事