電脳筆写『 心超臨界 』

明日死ぬものとして生きろ
永遠に生きるものとして学べ
( マハトマ・ガンジー )

◆戦後次々と独立国が誕生する

2024-08-19 | 05-真相・背景・経緯
§7 心が臨界質量を超える――誇りある日本を取り戻すために
◆戦後次々と独立国が誕生する


戦後間もなくインドネシア、インド、パキスタン、フィリピン、ビルマ(現ミャンマー)が独立し、その後、独立の気運は周辺地域にも波及し、セイロン(現スリランカ)、マレーシア、ベトナム、ラオス、カンボジアも西欧の植民地から脱し、たった5年間でアジアの地図は20世紀初頭とは一変しました。民族自決運動はアフリカにも飛び火し、アフリカ大陸でも独立国が次々と誕生、白人の有色人種支配の歴史は幕を閉じました。


◇戦後次々と独立国が誕生する

『凛の国』
( 前野 徹、青春出版社 (2004/8/1)、p130 )

当時の日本人の間で、流行った言葉に「悠久の大義」があります。悠久とは永遠、大義とは大きな正義です。その頃の日本人は、時が移ろうとも変わらない絶対的な正義とは何か、をいつも考えていました。

どんなに相手が強くてもまちがっていることはまちがっている。たとえやめさせようとして、命がなくなってもアジアを解放するためには戦わなくてはならないというのが当時の日本人の心意気でした。「凛の国」の凛とした精神に貫かれていました。

インドネシアだけではありません。アジアの多くの地域で、日本は独立軍を育成・援助しました。

例えばミャンマーです。ミャンマーは1942年まではイギリス領でしたが、日本がイギリスを蹴散らし、軍政を敷き、翌年の1943年8月1日にビルマという国名で独立しました。

しかし、日本の敗戦により再びイギリス領に。でも、ここからが昔とは違います。日本の援助によって育てられた独立義勇軍が残っていました。独立義勇軍を率いるアウン・サン将軍は立ち上がり、48年、ビルマ連邦社会主義共和国を樹立し、完全独立しました。

ちなみにアウン・サン将軍の娘さんがミャンマーの民主化運動でよく知られるアウン・サン・スー・チーさんです。

インド独立のきっかけも大東亜戦争でした。

インド人が数多く住むマレー半島に乗り込んだ日本軍は、イギリス側の兵隊として捕虜にしたインド人の将校にも独立を説き、「共にインドのために戦おう。この戦争はアジアの解放戦だ」と呼びかけました。

インド人の人々がこの言葉を信用したのは、イギリスの将校と違って、日本の将校は捕虜になった彼らとも同じテーブルで食事をしたからです。彼らは感激し、日本軍と共に戦おうと決意したのでした。

こうして誕生したのがチャンドラ・ボース率いるインド国民軍(INA)です。INAにはインド兵の捕虜がたくさん詰めかけ、たちまち大きな勢力になり、「チャロー・デリー(デリーをめざせ)」を合い言葉に、日本と協力して、インパールを越えて、インドの国境に迫りました。インパール作戦と呼ばれています。

作戦は失敗し、日本は大きな痛手を受け、INAの幹部は戦後・軍事裁判にかけられましたが猛然と決起しました。これがきっかけとなって、インドの独立への道がひらけました。

インドはこの日本の恩をいまも忘れてはいません。

1997年8月、インド独立50周年の式典がインドで行われました。挨拶に立ったインド独立の闘志として知られ、偉い法律家でもあったレイキ博士はインパール作戦にふれ、日本に対する思いをこう述べました。

「太陽が空を輝かし、月光が天地を潤し、満点に星がまたたく限り、インド国民は日本の恩義をわすれない」と。

この言葉通り、16年前、昭和天皇が崩御(ほうぎょ)される(亡くなる)と、インド国民は1週間も喪に服したのでした。日本はたった3日だったというのに。

日本は戦争に負けましたが、結果的にアジアの人々は目覚め、日本が後押しをした独立軍によって、戦後次々と独立国が誕生したのです。

戦後間もなくインドネシア、インド、パキスタン、フィリピン、ビルマ(現ミャンマー)が独立し、その後、独立の気運は周辺地域にも波及し、セイロン(現スリランカ)、マレーシア、ベトナム、ラオス、カンボジアも西欧の植民地から脱し、たった5年間でアジアの地図は20世紀初頭とは一変しました。

民族自決運動はアフリカにも飛び火し、アフリカ大陸でも独立国が次々と誕生、白人の有色人種支配の歴史は幕を閉じました。

終戦の年の1945年に国連が発足した当時、加盟国はたった51ヵ国でした。それが現在では200ヵ国近くに膨れあがっています。そのほとんどはアジア、アフリカ地域の国です。

日本は悪い戦争をしたとみなさんが卑屈になることはまったくないのです。世界の人々には、むしろ、堂々と胸を張っていってください。

私たちのおじいさんやおばあさん、祖先は、西欧の国々に人種差別を止めさせ、アジアの人々に自由と自信をもたらしたと。
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