電脳筆写『 心超臨界 』

人格は自らを守る守護神
( ヘラクリトス )

道をひらく 《 知恵の幅――松下幸之助 》

2024-08-13 | 03-自己・信念・努力
電脳筆写『心超臨界』へようこそ!
日本の歴史、伝統、文化を正しく学び次世代へつなぎたいと願っています。
20年間で約9千の記事を収めたブログは私の「人生ノート」になりました。
そのノートから少しずつ反芻学習することを日課にしています。
生涯学習にお付き合いいただき、ありがとうございます。

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東京裁判史観の虚妄を打ち砕き誇りある日本を取り戻そう!
そう願う心が臨界質量を超えるとき、思いは実現する
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■『小樽龍宮神社「土方歳三慰霊祭祭文」全文
◆村上春樹著『騎士団長殺し』の〈南京城内民間人の死者数40万人は間違いで「34人」だった〉
■超拡散『世界政治の崩壊過程に蘇れ日本政治の根幹とは』
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■超拡散『移民受入れを推進した安倍晋三総理の妄言』
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  他人の道に心をうばわれ、思案にくれて立ちすくんでいても、道は
  すこしもひらけない。道をひらくためには、まず歩まねばならぬ。
  心を定め、懸命(けんめい)に歩まねばならぬ。それがたとえ遠い道
  のように思えても、休まず歩む姿からは必ず新たな道がひらけてく
  る。深い喜びも生まれてくる。
  [ 松下幸之助翁 ]


わずかな人間の知恵の幅である。賢さの中にも愚かさがあり、愚かさの中にも賢さがひそんでいる。小さな賢愚(けんぐ)の中で、小さなおたがいの心を乱すまい。


◆知恵の幅

『道をひらく』
( 松下幸之助、PHP研究所 (1968/05)、p236 )

賢い人と愚かな人と、その間にはたいへんな差があるように思うけれど、もっと大きな自然の知恵から見たならば、それが人間であるかぎり、賢さにも愚かさにもおのずから限りがあるわけで、どんなに賢い人でも、神や仏ほどの知恵もなければ、どんなに愚かな人でも、ほんとうは犬猫に劣るというほどの人もいない。

九十九パーセントまで、大自然から与えられ、大自然の恵みを受けているこの人間の身体である。心である。自分で自分が思うようになるのは、実はホンのわずかである。

そのわずかな知恵の幅の中に、さまざまの人があり、さまざまの生き方がある。いささかの賢さを誇り、些少(さしょう)の愚かさを卑下してみても、何ほどのことがあるのであろう。それこそ所詮、稚気に類するというものではなかろうか。

わずかな人間の知恵の幅である。賢さの中にも愚かさがあり、愚かさの中にも賢さがひそんでいる。

小さな賢愚(けんぐ)の中で、小さなおたがいの心を乱すまい。

平々淡々、みずからの与えられた人生を、心しずかに歩みたいものである。
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