電脳筆写『 心超臨界 』

歴史とは過去の出来事に対して
人々が合意すると決めた解釈のことである
( ナポレオン・ボナパルト )

健康の衰えは繕うべき傷のある知らせ――マルロ・モーガン

2024-09-26 | 07-宇宙・遺伝子・潜在意識
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日本の歴史、伝統、文化を正しく学び次世代へつなぎたいと願っています。
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この〈真実の人〉族はこう信じている――人は病気の犠牲者になるのではない、永遠の意識である、より高い存在が私たちの意識に話かける唯一(ゆいいつ)の手段が肉体なのだ、と。健康の衰えは、身辺を見つめ直して自分が繕う必要のある重大な傷を分析するための合図だ。その傷とは人間関係、揺らいだ穴の開いた信念、出口のない恐怖、私たちの造り主にたいする不信、人を許せない頑(かたくな)な心などだ。


◆健康の衰えは繕うべき傷のある知らせ

『ミュータント・メッセージ』
( マルロ・モーガン、角川書店 (1999/4/1)、p117 )
《ミュータント(突然変異体)とは、アボリジニが著者であるマルロ・モーガンにつけた呼び名であると同時に、いわゆる文明人と呼ばれる人類すべてを指す》

もし医者が薬の治癒力を信じるのと同じように人間の体に備わった自然の治癒力を信じたとしたら、アメリカではいったいなにが起きるだろう? 

私は医者と患者の絆(きずな)の大切さをますます感じるようになった。自分の患者がよくなることを医者が信じないとすれば、それだけで患者は治らないかもしれない。医者が患者に治療法はないと告げるとき、それはその医者の教育と経験から入手した情報によれば治療法はない、という意味なのだ。治療法がひとつもない、という意味ではない。ある病気を克服した人間がいるなら、人体には明らかに治癒能力が備わっているのだ。

〈呪術師〉と〈女の癒し手〉とじっくり話し合ううちに、健康や病気についてのまったく新しい視点に気づいた。「癒しは時間とはなんの関係もない」と彼らは言った。「癒しも病気も一瞬のうちに起きる」と。

ふたりが言ったことを私なりに解釈すると、細胞が健全で問題ない人の場合でも、あるとき突然ひとつの細胞の一部に異常が発生する。症状や病状が現れるまで数ヶ月から数年かかることもある。そして、癒しはその逆のプロセスなのだ。病気になって健康が衰えると、どこの社会に属しているかで変わってくるが、さまざまな治療を受ける。そのとたんに体調の衰えは止まり、最初の回復のきざしが現れる。

この〈真実の人〉族はこう信じている――人は病気の犠牲者になるのではない、永遠の意識である、より高い存在が私たちの意識に話かける唯一(ゆいいつ)の手段が肉体なのだ、と。健康の衰えは、身辺を見つめ直して自分が繕う必要のある重大な傷を分析するための合図だ。その傷とは人間関係、揺らいだ穴の開いた信念、出口のない恐怖、私たちの造り主にたいする不信、人を許せない頑(かたくな)な心などだ。
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