電脳筆写『 心超臨界 』

何もかもが逆境に思えるとき思い出すがいい
飛行機は順風ではなく逆風に向かって離陸することを
ヘンリー・フォード

二兎を追う愚――伊藤肇さん

2019-11-18 | 03-自己・信念・努力
 「東京裁判史観(自虐史観)を廃して本来の日本を取り戻そう!」
    そう願う心が臨界質量を超えるとき、思いは実現します。
   ( 心が臨界質量を超えるとは → http://tinyurl.com/5kr6f
     ( 東京裁判史観とは → http://tinyurl.com/kkdd29p
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《 いま注目の論点 》
しらじらしい桜を見る会騒ぎ――阿比留瑠比・論説委員兼政治部編集委員
【「阿比留瑠比の極言御免」産経新聞 R01(2019).11.14 】
台風19号被害は「人災」である――藤井聡・京都大学大学院教授
【「正論」産経新聞 R01(2019).11.12 】
共産主義を批判する欧州の動き――江崎道朗・拓殖大学大学院客員教授/評論家
【「正論」産経新聞 R01(2019).11.08 】
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『人間的魅力の研究』https://tinyurl.com/yaarjbjn
【 伊藤肇、日本経済新聞社 (2000/11/7)、p65 】

1 深沈厚重の魅力

  歴史の大局つかんだ人間の深さ
    時の流れの中で自らを深め、鍛え上げた瀬島

1-25 二兎を追う愚

南部仏印進駐が太平洋戦を決定的にしたという事実はすでに歴史の証明するところだが、当時、参謀本部にあった瀬島は陸軍罫紙に毛筆で意見書を認めている。

軍備には常に二面性がある。作戦準備によって、むしろ、戦争の発生を抑制する効果を持ち得る半面、作戦準備それ自体が事態をエスカレートさせる性質をもっている場合もある。いわゆる「軍備の慣性」といわれているものだが、意見書の内容は「最悪の場合には対米戦をやるんだ、という決意と見通しと準備とをもたずに南部仏印進駐をやるのは、予期せぬ事態を引き起こす可能性が強い」というもので、軍上層部に対する厳しい諫言だった。この意見書は、うやむやのうちに握りつぶされてしまったが、瀬島は当時の心境を次のように語っている。

「日支事変が不拡大主義を唱えつつ拡大の途をとっていたところへ、1939年、ヨーロッパで対戦がはじまって、世界情勢に大きな変化が生まれた。そのチャンスをとらえて、日支事変の解決に専心すれば、道はまだあったと思う。だが日支事変の解決と、あわよくば、南方問題解決という二兎を追いはじめたために、国策思想の混濁が生じ、ついに南方問題解決の思想の延長が、南部仏印進駐にまで発展してしまった。事、ここにいたっては、神様の力をもってしても、どうすることもできない。

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◆お勧め情報【 拡散希望 】
 日本が東京裁判史観の呪縛から解き放たれるために

「東京裁判史観」
「WGIPの洗脳にかかったままの日本」
「今も生きているプレス・コード」
「GHQ焚書図書」
「公職追放が『敗戦利得者』を生み出した」
「『進歩的文化人』という名の国賊12人」
「真珠湾攻撃の真実」
「南京大虐殺というプロパガンダ」
「歴史教科書問題から生まれた近隣諸国条項」
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