電脳筆写『 心超臨界 』

良い話し手になるゆいつの法則がある
それは聞くことを身につけること
( クリストファー・モーレー )

自助論 《 成長への意欲と自助の精神――サミュエル・スマイルイズ 》

2024-07-11 | 03-自己・信念・努力
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東京裁判史観の虚妄を打ち砕き誇りある日本を取り戻そう!
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◆村上春樹著『騎士団長殺し』の〈南京城内民間人の死者数40万人は間違いで「34人」だった〉
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われわれ一人ひとりがよりすぐれた生活態度を見につけない限り、どんなに正しい法律を制定したところで人間の変革などできはしないだろう。


◆成長への意欲と自助の精神

『自助論』
( サミュエル・スマイルズ、三笠書房(2002/3/21)、p11 )
1章 自助の精神――人生は自分の手でしか開けない!
1 成長への意欲と自助の精神

「天は自ら助くる者を助く」

この格言は、幾多の試練を経て現代にまで語り継がれてきた。その短い言葉には、人間の数限りない経験から導き出された一つの真理がはっきりと示されている。自助の精神は、人間が真の成長を遂げるための礎(いしずえ)である。自助の精神が多くの人々の生活に根づくなら、それは活力にあふれた強い国家を築く原動力ともなるだろう。

外部からの援助は人間を弱くする。自分で自分を助けようとする精神こそ、その人間をいつまでも励まし、元気づける。その人のために良かれと思って援助の手を差し伸べても、相手はかえって自立の気持ちを失い、その必要性をも忘れるだろう。保護や抑制も、度が過ぎると役に立たない無力な人間を生み出すのがオチである。

いかにすぐれた制度をこしらえても、それで人間を救えるわけではない。

いちばんよいのは何もしないで放っておくことかもしれない。そうすれば、人は自らの力で自己を発展させ、自分の置かれた状況を改善していくだろう。

だが、いつの時代にも、人は幸福や繁栄が自分の行動によって得られるものとは考えず、制度の力によるものだと信じたがる。だから、「法律をつくれば人間は進歩していく」などという過大評価が当たり前のようにまかり通ってきた。

確かに、法律がうまく施行されれば、人は個人的な犠牲をさほど払わずに、それぞれの労働(精神労働や肉体労働)の果実を楽しむことができる。

だが、どんなに厳格な法律を定めたところで、怠け者が働き者に変わったり、浪費家が倹約に励みはじめたり、酔っぱらいが酒を断わったりするはずがない。自らの怠惰を反省し、節約の意味を知り、酒におぼれた生活を否定して初めて人間は変わっていく。

われわれ一人ひとりがよりすぐれた生活態度を見につけない限り、どんなに正しい法律を制定したところで人間の変革などできはしないだろう。
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