電脳筆写『 心超臨界 』

リスクを取らなければ敗北することはない
だが、リスクを取らなければ勝利することもない
( リチャード・ニクソン )

自分を鍛える! 《 よい本・よい友人にめぐり会えるような努力をしているか――ジョン・トッド 》

2024-07-12 | 03-自己・信念・努力
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東京裁判史観の虚妄を打ち砕き誇りある日本を取り戻そう!
そう願う心が臨界質量を超えるとき、思いは実現する
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■『小樽龍宮神社「土方歳三慰霊祭祭文」全文
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会話というのは一種の取り引きだから、一人ひとりが自分の持ち前を提供しなければならない。もし自分に充分な持ち前がなければ、取り引きの厳粛な法則をおかすことになる。自分に役立ちそうな情報や精神的な糧を他の人から得たいと思うなら、相手もあなたから利益を得られるように、まず自分の才能や力を磨かねばならない。さもなければ、あなたは公平な取り引きをしているとは言えない。


『自分を鍛える!』
( ジョン・トッド、三笠書房(2002/02)、p177 )
6章 人間関係がうまくいく「話し方・交際術」

◆よい本・よい友人にめぐり会えるような努力をしているか

われわれは自分の感情にまとわせる服に、感情そのものも無意識に合わせてしまうものだ。都会の人間やそれと似たような環境にいる人間が、おちいりがちな危険が二つある。

一つは、自分の本当の感情に反してもやさしく洗練された言葉を使う習慣が身についているので、他人をあざむき、自分自身をもあざむいてしまうということだ。偽善は、実行しているうちにいつの間にか借りものではなく自分の本性のようになってしまう。いずれにしても礼儀作法のことばかりに心をくだいていると、肝心の心がこもらなくなる。

もう一つの危険は、会話だけによって集められた情報は、正しいと言えないかもしれないということだ。なのに、権威のある人が語ったというだけで、その情報がありがたがられることがある。そうした情報は信頼できないものだ。本だけが事実をありのままに伝えるものであるが、その本ですら、ときには事実を捏造したり、歴史を勝手にでっちあげることがある。知識の吸収を会話や社交だけに頼っている人間は、たいへん頭の回転の速い人ではあろうが、ずさんな頭の持ち主である。そういう人は他人を楽しませたり、相手の興味を惹きつけたり、新しいものの見方を教えたりすることはできても、その判断の公正さとなるとあてにならないのである。

一般に学生のほうが他の種々の階層の人々よりずっと恵まれた立場にある。知識を得る最も確実で望ましい二つの手段をあわせ持っているからだ――精密な深い思想は書物から得られるし、人や事物に関する一般的な知識は教師や友人との会話や交際によって得られる。だから、ある程度の制限はあっても、書物によってと同様、会話によっても自分を伸ばすことが学生の本分となる。

しかし、会話というのは一種の取り引きだから、一人ひとりが自分の持ち前を提供しなければならない。もし自分に充分な持ち前がなければ、取り引きの厳粛な法則をおかすことになる。自分に役立ちそうな情報や精神的な糧を他の人から得たいと思うなら、相手もあなたから利益を得られるように、まず自分の才能や力を磨かねばならない。さもなければ、あなたは公平な取り引きをしているとは言えない。

私の言わんとするところをもっと具体的に述べよう。よい忠告は常に、具体的であれば、あるほど、よりためになるものだから。
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