電脳筆写『 心超臨界 』

真の発見の旅は新しい景色を求めることではなく
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( マルセル・プルースト )

論語 《 陳の司敗問う。昭公は礼を知るか 》

2024-08-08 | 03-自己・信念・努力
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◆陳(ちん)の司敗(しはい)問う。昭公(しょうこう)は礼を知るか


『現代語訳 論語』
( 宮崎市定、岩波書店 (2000/5/16)、p118 )
述而第七(148~184)

177 陳司敗問。昭公知礼乎。孔子曰。知礼。孔子退。揖巫馬期而進之曰。吾聞君子不党。君子亦党乎。君取於呉。為同姓。謂之呉孟子。君而知礼。孰不知礼。巫馬期以告。子曰。丘也幸。苟有過。人必知之。

(訓) 陳(ちん)の司敗(しはい)問う。昭公(しょうこう)は礼を知るか。孔子曰く。礼を知る。孔子退く。巫馬期(ふばき)に揖(ゆう)してこれを進めて曰く、吾れ聞く、君子は党せず、と。君子も亦た党するか。君は呉(ご)より娶り同姓たり。これを吾孟子(ごもうし)と謂えり。君にして礼を知らば、孰(た)れか礼を知らざらん。巫馬期、以て告ぐ。子曰く、兵や幸なり。苟(いやし)くも過ちあれば、人必ずこれを知らしむ。

(新) 陳の国の司敗が孔子に質問した。魯の昭公は礼を知る人ですか。孔子が対えて曰く、礼を知る人です。孔子が退出した。司敗が巫馬期に笏(しゃく)で合図をして近くへよびよせて曰く、私は、教養の高い君子というものは、仲間賞めをしない、と聞いていたが、貴方がたのような君子連でも仲間賞めをするのでしょうか。魯君は呉の国から夫人を迎えたが、両国は同姓の間柄です。従って夫人は普通なら孟姫というところを、姫の字を避けて呉孟子とよんでいるといいます。魯君が礼を知る人であったなら、いったいこの世に礼を知らぬ人がいるでしょうか。巫馬期がこの話を孔子に告げた。子曰く、私は仕合せにも、過失があった時には、きっと人がそれを知らせてくれる。
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