最近巷では、100%減資のことが話題になっていますね。
何だか気になってます。商法の時代は100%減資というと、株式を強制消却して発行済株式総数をゼロにし、資本金の額もゼロにするという意味で使っていました。
現在は、資本金の額をゼロにしても株式数はゼロになるとは限りませんよねぇ。でも、どうやら以前のように株式を100%消却するという意味のようなので、言葉遣いだけだと「えぇ~!?いいのかなぁ~?」と思ってしまうんですけど、そんなことを思っているのはワタシだけでしょうか?
それはともかく、そのニュースを良く耳にするので思い出したことがあります。今日はそれを話題にしようと思います。
資本金の減少は、今は皆、気軽にやっていますが、以前はそう簡単ではありませんでした。理由として、その1:債権者保護手続は、必ず個別催告が必要でした。その2:その昔は資本金と発行済株式との関係がリンクしていましたから、減資すれば発行済株式も減らさなければならないケースがほとんどでした。その3:資本金の大きな会社=立派な会社 というイメージが強く、減資する=何かアブナイ? 的に考えられることもあったと思います。
今ではそれらの事が見直されましたし、外形標準課税なるものが登場して以来、減資する会社が後をたたない状況となっています。しかも、資本金の額が5億円以上になりますと、会計監査人を置かなければならないし、内部統制システムの構築義務も課されますから、良いことないって思われる会社さんも多いです。
ただ、そうは言っても、会社の資金調達の問題で増資しなければならない場合、資本金はどんどん増えて行ってしまいますから、事業年度ごとに減資をする会社もあるくらいです。
100%減資(ゼロ減資とも言いますね。)(ここでは株式数もゼロになるという意味で使います)をする会社は、昔からたま~にありました。資本金も株式数もゼロになってしまいますから、必ず一緒に増資をしなければいけません。しかも、順番は減資→増資で、同時に効力発生するようにするんです。
最初は何でそんなことをしなきゃいけないのか、とっても不思議でした。もちろん、当時は資本金をゼロにすることも認められていませんから、一瞬たりともそういう状況が発生してはいけない、ってことは分かりますが、先に増資しちゃいけないのかな?とか考えてしまってましたね。
今は、資本金の額はゼロでも良いことになっていますが、株主がいない状況を作出してはいけないことは同じです。
予想に反してちょっと長くなりそうな感じがします。。。続きは明日以降へ。。。
何だか気になってます。商法の時代は100%減資というと、株式を強制消却して発行済株式総数をゼロにし、資本金の額もゼロにするという意味で使っていました。
現在は、資本金の額をゼロにしても株式数はゼロになるとは限りませんよねぇ。でも、どうやら以前のように株式を100%消却するという意味のようなので、言葉遣いだけだと「えぇ~!?いいのかなぁ~?」と思ってしまうんですけど、そんなことを思っているのはワタシだけでしょうか?
それはともかく、そのニュースを良く耳にするので思い出したことがあります。今日はそれを話題にしようと思います。
資本金の減少は、今は皆、気軽にやっていますが、以前はそう簡単ではありませんでした。理由として、その1:債権者保護手続は、必ず個別催告が必要でした。その2:その昔は資本金と発行済株式との関係がリンクしていましたから、減資すれば発行済株式も減らさなければならないケースがほとんどでした。その3:資本金の大きな会社=立派な会社 というイメージが強く、減資する=何かアブナイ? 的に考えられることもあったと思います。
今ではそれらの事が見直されましたし、外形標準課税なるものが登場して以来、減資する会社が後をたたない状況となっています。しかも、資本金の額が5億円以上になりますと、会計監査人を置かなければならないし、内部統制システムの構築義務も課されますから、良いことないって思われる会社さんも多いです。
ただ、そうは言っても、会社の資金調達の問題で増資しなければならない場合、資本金はどんどん増えて行ってしまいますから、事業年度ごとに減資をする会社もあるくらいです。
100%減資(ゼロ減資とも言いますね。)(ここでは株式数もゼロになるという意味で使います)をする会社は、昔からたま~にありました。資本金も株式数もゼロになってしまいますから、必ず一緒に増資をしなければいけません。しかも、順番は減資→増資で、同時に効力発生するようにするんです。
最初は何でそんなことをしなきゃいけないのか、とっても不思議でした。もちろん、当時は資本金をゼロにすることも認められていませんから、一瞬たりともそういう状況が発生してはいけない、ってことは分かりますが、先に増資しちゃいけないのかな?とか考えてしまってましたね。
今は、資本金の額はゼロでも良いことになっていますが、株主がいない状況を作出してはいけないことは同じです。
予想に反してちょっと長くなりそうな感じがします。。。続きは明日以降へ。。。