ぶうちゃんのリハビリ日記  自由へ続く道

持ち前の負けず魂で、医師には不可能といわれた一日も早い社会復帰を目指すリハビリ親父の日記です。

ゴジラたる由縁

2007-03-12 15:42:51 | ことば

『バナナ酢』飲用を就寝前に変えてから、心なしか夜中に眼を覚ます回数が少なくなった気がする。朝、目覚めたときも足の指先が温かい気がするし、今日の訪問リハの時も看護師さんが『右の指先が温かいし、手のひらが汗をかいている』といっていた。『バナナ酢』効果が現れてきたかも・・・。

さて、私のように復活を目指してリハビリを続けている者や、病気の完治を目指して病魔と闘っている方にこの様な記事を見つけた。新潮社から出版されている『不動心 松井秀喜著』そう、あのニューヨークヤンキースのミスタージェントルマン松井の書いた本である。私は、サンディエゴ・パドレスのファンだが松井選手は別である。この本を引用しての記事を紹介します。

『努力できることが才能である』とは大リーグ・ヤンキースの松井選手が支えにしている言葉。自身の打撃を鍛え上げた実践に”毎日の素振り”を挙げている。その重要性を教えてくれたのが巨人時代の長嶋監督。「おい松井、バット持って来いよ」好不調に関係なく、就寝中にも監督から電話が入り、バット片手に自宅を飛び出した事もあった。試合に勝った日も、ヒットを打てなかった日も振り続けた。素振りは基本中の基本の練習。『毎日欠かさず続けていく事が、いつかきっと、自分を高めてくれると信じてきました』と述懐する。

野球に限らず、一流の選手は基本を徹底して繰り返す。が、どんな些細な取り組みも、毎日、続けるのは難しい。気が乗らない時も調子が悪い時もある。そうした自分を叱咤し積み重ねた努力は、いざという時、必ず力となる。偉人の言葉に『人生には、自分が試される”まことの時”がある。ゆえに、日ごろいかなる心構えで生き、どう努力しているかが大事になる。日々、地道な精進を重ねていてこそ、いざというときにチャンスを物にする事ができるのだ』と。(抜粋)

この記事を読んでよく言われる『継続は力なり』という言葉を思い出した。私も毎日、リハビリや自主トレを続けている時に正直『辛い、止めてしまおうか』と思うときがある。今の時期のように気温や気候が安定しない時期は特にそうである。リハビリ自体が地道な作業だし、出てくる結果も急激ではなく地道である。挫ける為の理由はゴロゴロ転がっている。この『悪魔の誘い』にのらない秘訣は、目標をしっかり持ち続ける事だ。そして、若しこの行為をやめた時の自分の姿を常に忘れない事だと思っている。(なるべく悲惨な姿をイメージする。)いずれにしても自分次第だし、弱気になったら自分だけで悩まないことだ。幸い、私には『ブログ』があり『ブログ仲間』がいる。


発病から今まで その93

2007-03-09 18:52:36 | リハビリ

暖冬とはいえ、まるで飛行機が乱気流に巻き込まれたかのように乱高下する気温。私も、先週の土曜日から体調は絶不調・・・。筋肉のツッパリで夜も眠れず睡眠不足が続く中の一週間であった。『木曜リハ』も身体が思うように動かず、ニューマチックという器具を使ったリハビリも、先週は自力で5分間、270という記録を作ったのだが今回はわずか150回という結果であった。早く暖かくなってほしいものだ。今夜あたりから『バナナ酢』が飲み頃になる(^_^;)これで気絶でもいいから睡眠が取れるといいのだが・・・。(笑)

 『暖冬と 言えども寒き リハビリに 身体が祈る 春の訪れ』 ぶう 心の短歌


発病から今まで 92

2007-03-05 15:54:57 | リハビリ

今日は『訪問リハ』の日。昨夜は筋肉というか筋というか、足のツッパリで三時間あまりしか寝られなかった・・・。『参った。もう、勘弁して!こんなに辛い思いをするなら・・・。』という言葉が喉まで出掛かるが、その度に家族や訪問看護の方、リハビリのスタッフの方や理学療法士の方の顔が浮かんできて、やっとの思いで踏みとどまっている。看護師の方は『眠ってないわりにはチャンと出来た』と元気付けてくれた。コンビニに『グッスミン』なるトマト酢を成分とした睡眠導入サプリメントがあるという話をした所、看護師さんは例の『バナナ酢』を夜、寝る前に飲むようにしたら目覚めが良くなったので、私も寝る前に飲んでみたらと奨められた。早速、今夜から実行してみる。効果は後ほど報告します。

 『夢で尚 みんなの顔に 励まされ』 ぶう 心の俳句


困難こそチャンス!

2007-03-01 15:52:54 | ことば

今日は『木曜リハ』。この所の急激な朝晩の冷え込みで身体の筋肉はコチコチ。一生懸命に取り組んでくれているスタッフの方に申し訳ないくらいである。夜、寝ていると寒さで筋肉が硬縮し、その縮まった筋肉を伸ばそうとするのだが、これが物凄い力を要し眠れない夜を過ごしている。何しろ朝、筋肉痛になっているくらいである。

さて、NHK出版『プロフェッショナル 仕事の流儀④』にこんなことが書いてある。建築家・中村好文氏の信条に『悪条件にこそ突破口あり』と。狭い土地、予算の制限、日当たりの悪さ。それらを克服する為に、工夫に工夫を重ねて行った先に、よい家を造るアイデアが生まれることが多いという。原点となった体験がある。独立直後のこと、家が軒を並べる並べる住宅街の中の一軒を立て替える仕事が来た。中村氏は現場を見て落胆した。そんな中村氏を、依頼主が家へ食事に招いてくれた。狭い部屋いっぱいの家族が迎えてくれた。中村氏は『この人達の家が造れなければ、建築家でいる意味はない』恵まれた条件なら力がなくても出来る。限られた条件の下で立ててこそ建築家冥利に尽きる。と書いてある。昔の言葉に『強敵を伏して始めて力士を知る』とある。『困難こそチャンス』とは、時代を超えて共通する『キーワード』だと思う。立ちはだかる高い壁を前に、どうするか?『兆し(きざし)』という言葉がある。皆さんご存知のように、前触れという意味である。『兆し=チャンス』という風に捉えるならば、『兆し』に『しんにょう』をつけて逃げるのか、『てへん』をつけて挑むのか。心の持ち方で180度変わる。『思いもかけない試練、障害があるからこそ、人間は成長できる』とは偉人の言葉である。私も、寝ていて筋肉が硬縮して辛い時も、『ここで諦めたら、今までの苦労が水の泡になる』と自分に言い聞かせながら耐えている。まさに耐えているという表現がぴったりなくらい辛く、苦しいけれども、どんな困難にも『よしきた!今こそ良くなるチャンスだ!』と挑戦してゆける自分でありたい。