金曜リハ・・・クリスマス会・・・私の役目

金曜日の訪問リハビリでの出来事です。いつも様に歩行器を使って、看護師さんに後ろから足を蹴ってもらいながらの歩行練習をしていた時のこと。看護師さんが『あれっ・・・』との声・・・『今、足が浮きましたね！』私もはっきりとは分からなかったが、確かに軸足に重心がうまく乗った時に、何回か足が軽く前に出たような気がした。やはり、身体や神経がほんの少しずつですが、本人の気が付かないところで、前に進んでいてくれてるんだなぁと感じました。　この日は、保育犬に保育猫、そして我が家のニューフェース『松五郎』がいて、まるで動物園の様な中でのリハビリで、看護師さんには悪いことをしたなぁと思っています。

４日の土曜日は、チビ達の保育園の『クリスマス会』を見に行ってきました。そこで感じたのは、幕が開いた途端、保護者（今は、男女差別の観点から、父兄と言ってはいけないんだそうで・・・）は勿論の事、おじいちゃん、おばあちゃんの顔が一斉に笑顔に変わったこと…。子供たちには、一瞬にしてみんなを幸せにする力を備えてると、改めて感じさせられました。最近のお遊戯や合唱は、昔のように童謡だけでなく、『いきものがかり』の歌や『一世風靡セピア』の曲を使ってのお遊戯と、時代も変わったなぁ…とつくづくと感じさせられました。そんな中、お遊戯での手拍子が、保護者が２拍子、おじいちゃん、おばあちゃんが４拍子・・・というのが、微笑ましかったです。

さて、最近、私のブログを読んでくださり、『是非、直に話を聞かせてほしい…』という方がいらっしゃいます。私は、よほど体調が悪かったり、都合が悪くない限り『何かお役にたてるのであれば・・・』という事でお会いすることにしています。先日も、大阪や栃木、九州から遠路はるばる訪ねて来られました。今週も一人の方とお会いすることになっています。私は、訪ねて来られた方に『こうしなさい、こうしたら・・・』という事は言わないことにしています。何故なら、訪ねて来られた方が抱えられてる事や環境も、必ずしも私と同じことではないからです。何よりも私は『一介のリハビラー』で、決して美輪さんじゃありませんから・・・（笑）　　　　　なので、お会いした相手の方のお話をお聞きして、自分の経験した事や問題を、どうやって乗り越えて来たかという『体験談』をお話しするようにしています。それでも微力ながらお役にたったようで、大阪から訪ねて来られた方から、私と会ったその足で、入院されてるご主人の元へ行かれ、私のお話をされたところ、５年間もご自分の病気を諦めていた御主人が『俺も頑張ってみる』と言ってくれたと、感謝のお電話をいただきました。なにか、私のような人間の話でも、人を勇気づけられるんだと嬉しくなりました。　また、こうやって自分の体験を話して行くのも、今まで私のために協力や応援していただいた方々への恩返しであり、私に与えられた『役目』なのかとも感じました。