ぶうちゃんのリハビリ日記  自由へ続く道

持ち前の負けず魂で、医師には不可能といわれた一日も早い社会復帰を目指すリハビリ親父の日記です。

今週は木曜リハ・・・友達のありがたさ

2010-09-30 15:50:00 | 健康・病気

今週は通常通りの『木曜リハ』。降り出した雨もぎりぎりセーフでリハ室へ。 今週は、ちょっと足の浮腫みがあるので『メドマー』という加圧器を使用しての下肢への治療と、上肢へはいつもどおりの低周波治療を・・・。それが終わってから、イケメン先生による機能訓練&ストレッチ。最近、U字工事じゃなかった、U字型の歩行器にわざと肘をかけて腰を落として、腋の下を広げるようにストレッチを始めたせいか、イケメン先生から『大分柔らかくなって、稼動域も広がりましたね。』とお褒めの言葉をいただきました。

さて、先日もお話した『百年桜』という歌が、リハビラーの皆さんの中でヒットの兆しが・・・。今日、90歳のリハビラーの方に、多少、大きめな字で歌詞をプリントアウトして持っていって差し上げた。歌詞がないと、CDのスピードに耳がついて行けなくて、歌が覚えられないとおっしゃられていたので。すると、他のリハビラーの皆さんの目に止まったらしく、歌詞を読まれては『いい歌ね、私も覚えたいわ・・・』と皆さん言われていた。それを聞いていた私とイケメン先生『そのうち、リハ室の愛唱歌になりそうですね。』と顔を見合わせて、つい笑顔に・・・。亡くなった作曲、編曲家の宮川 泰氏が『音楽は音を楽しむと同時に、人生も楽しんでください』と言っていたのを思い出した。幾つになっても歌を楽しむ、それが縁で友達が出来る、そして、お互いに励ましあいながら人生を楽しむ・・・いいじゃないですかぁ

この様に歌を通じてお友達の輪が広がる、病気を通してお互いに励ましあう仲になる。前回のブログに私の中学時代の同級生から激励のコメントをいただいた。懐かしいと共にありがたく、また力が湧きました。頭の中のイメージは中学時代のままでしたが・・・。でも、なんでしょうか?うまくは言えませんが、不思議な力が身体の中に宿った気がしました。別に妊娠したわけではありませんよ。(笑)リハビリ室にも同じような空気が流れていて、同じような病気に悩み、少しでも良くなろうという共通な目標を持ち、励ましあいながら頑張るという、良い人間関係が出来ているなぁ・・・と感じています。

古文に『甲斐無き者なれども、たすくる者強ければうたれず・すこし健(けなげ)の者も独りなれば悪しきみちには・たうれぬ』(弱くふがいない者であっても、助ける者が強ければ倒れない。少しぐらい強い者でも、一人きりであれば、険しい道には倒れてしまう)という言葉があります。今の時代、なかなか良好な人間関係を築く事が難しくなってきています。文人の寺田寅彦が『猫に対して感ずるような純粋な温かい愛情を人に対して抱けぬものか』と嘆いたぐらいですから・・・。良好な人間関係までいかなくても、普通の人間関係を築くために大事な事は『一人ぼっち』にならず、自分から進んで多くの人たちと語り合い、つき合うこと・・・。例えきっかけが病気であっても、自分も相手も孤立をせずさせず、お互いに励ましあう・・・。人間は『自分は一人ではない』という実感がわけば、どんなに打ちひしがれていても、必ず立ち上がれると私は思っています。そんな人間関係が出来ている病院は、きっと病気の治癒率も高いのでは?と感じている今日この頃です。

コメント (2)
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