ぶうちゃんのリハビリ日記  自由へ続く道

持ち前の負けず魂で、医師には不可能といわれた一日も早い社会復帰を目指すリハビリ親父の日記です。

新聞から

2008-06-29 14:54:39 | リハビリ

娘の結婚式が終わってから、一種の『燃え尽き症候群』ぽく、その上、天候がめまぐるしく変わり、それに伴って気温も乱高下。木曜リハも通常のリハもちゃんとこなしたのだが、気持ちが今ひとつ付いていかない一週間でありました。 さて今日は、M新聞に連載されている、野坂昭如氏の『七転び八起き』の記事を紹介したいと思います。野坂氏は6年前に倒れてからリハビリを続けている。 以下『七転び八起き』より引用。

リハビリ、即ち忍耐。リハビリ、即ち我慢。リハビリ、即ち辛抱。つまりちっとも楽しくないのだ。少なくとも僕にとって苦行。だがするしかない。御同病の皆さんもほぼ同じ気持ちと推察申し上げる。ところが己に鞭打ってやろうとすると我々の足を引っ張る存在がある。またしてもお上だ。2006年の診療報酬改定で、リハビリは原則発病から最大180日となり、これによる制限を理由にリハビリを打ち切られた患者が続出、行き場を失った。路頭に迷うのは本人だけじゃない。家族も同様であろう。僕自身、リハビリがいかに大切か身をもって知っている。倒れた直後からそれは始まった。僕のリハビリは6年前から始まった。自分の身体が自分のものじゃないもどかしさを感じつつ、理学療法士の指導のもと単調な運動を繰り返す。体力機能が少しずつ戻ってゆくのが実感できた。その回復した機能を保つために必要なのもまたリハビリ。維持するということは思うより難しい。ちょっと油断すればその祟りは極めて大きい。自分自身が一番良く分かっている。僕の老体は実に正直で、2,3日うっちゃっておけばその分確実に衰えている。家にいながら続けられるリハビリも当然である。しかし限られている。在宅リハビリの現状も十分でない。僕もリハビリの時間短縮を余儀なくされた。今年度の診療報酬改定で一部改定された点もあるが、患者の立場からすればまだ問題は山積みだ。リハビリは継続である。週に一度ぐらいやったところで効果は期待できぬ。急性期、回復期、維持期、それぞれをおろそかにしてはいけない。

この記事を読んでいて、私は恵まれているなぁあ。と感じた。毎週、月、水、金と訪問リハをうけられ、木曜日は通院リハが受けられる。中には、何としてでも治すのだと頑張ってる方でも、制度のために、その道を、その気持ちを絶たれてる方がいるのではと・・・。