世の中、まちがってる、根拠なき反日キャンペーン。

相も変わらず根拠なき反日キャンペーンで、国をまとめようとする輩が存在する。

世の中、何だこれ!(巨人ゴタゴタ、16)

2012-01-20 11:41:22 | Weblog

ソフトバンクは予選リーグでは3戦全勝で勝ち上がったではないか。それが2勝1敗で勝ち上がったサムスンに負けたのである。鼻を高くしすぎると、まさかの時に力の発揮が出来なくなるものでしょう。それとも孫正義は、もうソフトバンクには用が無くなってしまったと思っているのか。

しかし選手達は、意外とまともな考えを持っていることには、少しは救われると言うものである。

それは、
2013年のWBC参加について   のことである。

労働組合・日本プロ野球選手会は2013年のWBCへは、収益配分の改善が無い限り参加しないことを決めたのである。

例えば先回の2009年のWBCの収益金は、約15億円だったと言う。そのうち日本企業のCMスポンサー料が9億円で、それはすべてWBCI(WBC Inc.、World Baseball classic Incorporated 、WBC運営会社と言ったところか)の懐(ふところ)に入ってしまっているという。

そしてその分配であるが、15億円の66%(10億5千万円)が大リーグ機構MLB)と大リーグ選手会MLBPA)がもって行き、日本は優勝したにも拘らずわずか13%(2億円弱)しか入らなかったのである。そのため優勝しなければNPBは大赤字となっていた筈である。それだけWBCはMLBに奉仕していることになる。これでは明治時代に改定に四苦八苦したの不平等条約そのものではないか、と言ってWBCに反旗を翻したのが日本プロ野球選手会なのである。ただし、配分にイチャモンをつけているのではなく、日本企業からのスポンサー収入はNPBに入れるべきだ、さもなけばWBC何ぞはやってられない、と声を上げただけなのだ。

スポンサー収入を上げたければ、MLBも米国内で真剣にWBCを興行すればよいのだが、いわば日本や韓国のふんどしで野球をやっているので、本土では真剣ではないのである。だから主だったメジャーリーガーは参加していないし、メジャーリーガー達やMLBは本国ではそれほど真剣にWBCの野球をやっていない。日本や韓国に野球をやらせていて、興行資金をしこたま懐に入れればよし、としているのである。

米国のMLBでは、その年間王者を決める試合を大袈裟だが、ワールドシリーズ(World Series)と言っている。

MLBには、ナショナルリーグとアメリカンリーグの2リーグがあり、夫々のリーグの優勝チームが全米一を争って戦う試合が、ワールドシリーズである。当初は(Wikipediaによると)1887年に全世界が参加するであろうとThe World's Championship Seriesと呼ばれていたものを単にWorld's Seriesと呼び始めて、それが1917年頃からは'sを取って単にWorld Seriesと言い出したものと記載されている。

だからMLBではワールドシリーズと銘うっているので、この優勝チームが世界一なのである。従ってWBCは言ってみれば、MLBにとってはアブク銭の金儲けのための付録みたいなもの、と言った位置づけではないかと推察できる。

だからWBCは、MLBの小遣い稼ぎなのである。そのため日本プロ野球選手会が頭にきているのである。

まずは選手会の決断から。

2011/7/22に選手会は臨時大会を開き、2013年WBC参加問題を議論している。

 
 
13日本プロ野球選手会怒り!!WBC不参加も
SANSPO.COM 2011.7.23 05:05

 労働組合・日本プロ野球選手会(新井貴浩会長=阪神)は22日(7/22)、名古屋市内で臨時大会を開き、2013年に予定されている第3回ワールド・ベースボール・クラシック(WBC)について、代表チームのスポンサー権が認められていない現在の参加条件が改善されないかぎり、出場しないことを決議した。06年の第1回大会から連覇中の日本が、不参加を辞さずの構えでWBC改革を求める。

 午前と午後に分けて2時間以上も続いた議論を終え、会見に臨んだ新井会長は厳しい表情。強い口調で言い切った。

 「今のままでは参加したくても参加できない。12球団、NPBと一致団結して行動したい。日本が連覇している今、戦うしかない。中途半端な決意ではない

 WBCは、大リーグ機構大リーグ選手会が共同設立した事業会社「WBCインク(WBCI)」が主催している。大会成功の見通しが不明だったため、第2回までは代表チームが獲得したスポンサー収入も主催者が吸い上げ、最終的な収益を団体ごとに分配するシステムを取ってきた。

 第2回大会の場合、大リーグ機構と大リーグ選手会への収益配分が計66%だったのに対し、日本野球機構(NPB)への分配率は13%(約2億円)にとどまっている。約2億円の収益分配では、事前合宿の経費や選手の出場給、傷害保険料などに消えてしまう。06、09年と大会連覇を果たしたが「優勝しても赤字」となりかねない状況だった。

 WBC自体は2大会いずれも黒字で、第2回大会の収益は約15億円とされる。そのうち、日本関係のスポンサー収入約9億円あり、収益の半分以上を占めているにもかかわらず、日本球界には約2億円しか戻ってこないのだ。そのため、選手会は「大会が定着した以上、五輪やサッカーW杯でも認められるチームスポンサーの収益を取り戻すべき」と、“不平等条約”ともいえる参加条件の改善を主張する。

 昨年10月からWBCIと協議を続けたが、交渉は進展せず。そのため、この日ついに12球団の代議員24人が全会一致で、スポンサー権が認められないならWBCには出場しないことを決議した。

 経営状況の厳しいNPBも14日のオーナー会議で加藤コミッショナー、楽天・島田オーナーの2人を団長とする交渉団の結成を決めている。今後は選手会とNPBが共同歩調をとりながら、8月にもWBCIと交渉を行う予定だ。過去2大会、日本中を熱狂させてきたWBCが大きな局面を迎えている。
http://www.sanspo.com/baseball/print/110723/bsr1107230506003-c.htm


日本プロ野球選手会の主張は尤もなことである。

いかさま的なことはまだある。それは試合の組み合わせである。2009年のWBCでは、米国が有利になるように、組み合わせを作っている、と思われても仕方がないものであった。

まず16カ国がA,B,C,Dの4ブロックに分けられ、夫々上位2チームが決勝ラウンドに進出する、と言う形になっていた。それを次に示す。

A, Korea,Japan,Chinese Taipei,China
B, Mexico,Australia,South Africa,Cuba
C, Canada,USA,Italia,Venezuela,
D, Netherlands,Dominica,Panama,Puerto Rico

そして決勝ラウンドは次のようになった。

E, USA,Puerto Rico, Netherlands, Venezuela
F, Mexico,Cuba, Japan, Korea

これを見れば一目瞭然、USAはキューバや日本、韓国などの強豪チームと当たらないように組み分けされていたのである。

(続く)
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