従ってこの南京攻略戦では、捕虜の処刑はあったものの、兵士をはじめ民間人も含めて「虐殺」なんぞは一件もなかったのである。
日本軍としても、このような惨事の発生を防ぐために、「南京城攻略要領」を発令していたことは、先に説明している(9/3のNO.12参照)。
その「南京城攻略要領」のほぼ全文を再掲する。
「日中戦争真逆の真相」(茂木弘道著)のP150参照のこと。
1,「皇軍が外国の首都に入場するは、有史以来の盛事にして、長く竹帛(竹簡や布帛フハク・布に字を書いた事から書物の事)を垂るべき事蹟たると、世界に斉しく注目しある大事件なるに鑑み、正々堂々将来の模範たるべき心組みを以て、各部隊の乱入、友軍の相撃ち、不法行為等、絶対になからしむを要す。」
2,「部隊の軍規風紀を特に厳粛にし、支那軍民をして皇軍の威風に敬仰帰服せしめ、苟も名誉を棄損するが如き行為の絶無を期するを要す。」
(3,4略)
5,「略奪行為を為し、また不注意と雖も火を失する者は厳罰に処す。」
(以下略)
南京に入城した日本軍は、これに従い、一部の例外を除いて、至極平穏に南京の統治を進めたのである。
このような状況であるにも拘らず、中国共産党政府は、今も「南京大虐殺」なんぞと世界宣伝を繰り返しているのであり、しかもそれが通用している状態なのである。
誠に嘆かわしいことであるが、如何に世界宣伝が重要であるかということを、日本は思い知ったことである。
それならば、日本もこのように効果的に「世界宣伝」を精力的に行ってゆくことが必要ではないのか。
先に中国哨戒機が日本領空を侵犯した事案では、もっともっと大々的に中国非難を実施すべきではなかったか、と思うのである。
中国軍機が初の領空侵犯、長崎・男女群島沖で約2分間…空自の戦闘機がスクランブルし警告
2024/08/26 22:52
防衛省は26日、中国軍の情報収集機「Y9」1機が同日午前11時29分から約2分間、長崎県・男女群島沖の領空を侵犯したため、航空自衛隊の戦闘機が緊急発進(スクランブル)したと発表した。同省が中国の軍用機による領空侵犯を確認し、公表するのは初めて。日本政府は中国政府に厳重に抗議し、再発防止を求めた。
領空を侵犯した中国軍の情報収集機「Y9」(航空自衛隊撮影)
同省統合幕僚監部によると、Y9は中国方向から飛来し、午前10時40分頃、福岡市の南西約250キロに位置し、五つの主要な無人島からなる男女群島の南東の空域で旋回を開始。同11時29分頃、群島の東から領空に侵入した後、左に旋回して南東方向に進み、同31分頃に領空を出た。その後、群島南の上空で再び旋回した後、午後1時15分頃、中国方向へ飛び去った。
(続く)
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