世の中、まちがってる、根拠なき反日キャンペーン。

相も変わらず根拠なき反日キャンペーンで、国をまとめようとする輩が存在する。

尖閣諸島問題その3(43)

2013-08-01 07:12:58 | Weblog

このために自民党の安倍晋三総裁は「憲法改正」「国防軍保持」を唱えているのであるが、これを議論する前に中国の共産党大会に関する記事を見てみたい。

いよいよ衆院選挙の投票日も間近に迫っている。どんな結果が出るか楽しみだが、尖閣諸島が日本固有の領土であることを、ここでおさらいしておこう。

ちなみに「固有の」と言う意味は、それまでどこの国のものでもなかった、と言うことである。だから日本は、1884年に「古賀辰四郎氏」が尖閣諸島の魚釣島で、アホウ鳥の羽毛採取や夜行貝の貝殻の採取などを始めて、日本政府に尖閣諸島の賃借をその翌年の1885年に申請してもすぐには貸し与えなかったのである。10年間もどこのものでもないことを確認していたのである(2012.9.30のNO.55 ~などを参照のこと)。そして10年後の1895.1.14に、尖閣諸島が無主の地(誰のものでもない)であることが確認できたので、閣議をもって日本領土に編入したのである。当然台湾をはじめ清国の統治も及んでいなかったのであり、そのことに対して異論など挟まなかったのである。

その証拠に1561年明の琉球への使者の上奏分には、「大正島より琉球である」報告している。ご承知の通り大正島は尖閣諸島の島のひとつである。同じように清の地理書大清一統志」には、台湾の北東端は現在の基隆市としており、台湾には尖閣諸島は含まれていないのである。更には1920年中華民国長崎領事が石垣村村長などに贈った感謝状には、尖閣諸島の事を「日本帝国八重山郡尖閣列島」と明記しているのである。

このことは、1919年中国福建省の漁民31人が魚釣島近海で遭難しているのを当時、魚釣島でカツオ漁を営んでいた古賀氏が見つけて救出。八重山島庁(当時)、石垣村役場が総出で救援活動を行ったことに対する中華民国からの感謝状なのである。詳しくは当ブログの2012.8.28のNO.31 ~などを参照願う。

尖閣諸島が日本領であることのこのような明確な証拠があるにも拘わらず、中国は尖閣諸島は中国領(正確には台湾に帰属し、台湾は中国のものだから尖閣は中国のものだ・・・)だと、言い触らしているのである。正確には、中国は1582年に尖閣諸島を明国の版図に組み入れ、福建省の管轄としたと言っているが、上記で説明したように1561年明の使者は尖閣は琉球であると言っているのである(11.5のNO.82参照のこと)。

それでも尚、中国は尖閣は中国のものだと、世界に吹聴しているのである。西沙諸島や南沙諸島を軍事侵攻で奪い取ったように、今度は東シナ海の要の位置にある尖閣諸島の強奪を企てているのである。だから中国は今もって、匪賊・馬賊の国だというのである。そんなことは到底今の世では通用しない。しかし中国は「他国のものは中国のもの。自国のものは中国のもの」と連呼して、軍事侵攻を繰り返してきている国なのである。日本も政権が変わろうとしているが、中国は政権は変わらないがその顔色だけは変わっていく。5年に一度の共産党の役員が変わる事になっている。いくら顔色が変わってもその政権は変わることが無い、従って尖閣諸島強奪の企ては、なくなることは無い。だから日本を守りきることの出来る政権が必要なのである。



ここまでは小生の以前のブログからの引用であるが、事ほど左様に中国は嘘をつきまくっているのである。だから騙されてはいけないのだ。日本は強硬に歴史的事実(ヒストリー)を列挙して、中国を叩かなくてはいけないのだ。

それでも尚中国は、「海洋開発能力を高め、断固として国家の海洋権益を守り、海洋強国を建設する」と、侵略性向を顕にしている。そしてそれには、しっかりとした裏づけがある。

2013.3.5から始まった第12期の全人代では、このことを「中華民族の偉大な復興という中国の夢の実現」と表現している。そして習近平は、人民解放軍に「断固として国家主権、安全、発展の利益を守らなければならない」と要求したのである。




【全人代】
習氏、軍は「主権守れ」 中国全人代が閉幕
2013.3.17 11:49

中国全人代の閉幕式に臨む習近平国家主席(左)と李克強首相=17日、北京の人民大会堂(共同)
 中国の第12期全国人民代表大会(全人代=国会)第1回会議は17日、習近平新国家主席が就任演説で人民解放軍に「断固として国家主権、安全、発展の利益を守らなければならない」と要求し、閉幕した。
 習主席は演説で「中華民族の偉大な復興という中国の夢を実現するため引き続き奮闘、努力しなければならない」と述べ、国家の富強と民族の振興、人民の幸福を実現すると訴えた。
 さらに「人民の監督を受けることを自覚し、全国人民の信託と重い使命に背かない」と表明。共産党の指導を堅持しながら、人民の民主を拡大するとも訴えた。李克強新首相が同日、就任会見を行う。
 ことしの全人代は国家・政府の指導部人事を決める5年に1度の節目の会議で、習主席、李首相を選出したほか、副首相4人、国務委員(副首相級)5人、閣僚を含む政府人事を決定した。(共同)
http://sankei.jp.msn.com/world/news/130317/chn13031711530001-n1.htm



習近平が人民解放軍に「断固として国家主権、安全、発展の利益を守らなければならない」と要求するからには、中国共産党は自分の持ち物である人民解放軍に対する軍事費に対しては、一切ケチってはいない。毎年2桁の上昇をさせているのだ。これは恐ろしいことだ。
(続く)
コメント
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