世の中、まちがってる、根拠なき反日キャンペーン。

相も変わらず根拠なき反日キャンペーンで、国をまとめようとする輩が存在する。

尖閣諸島問題(107)

2009-08-17 01:24:20 | Weblog

オバマは、安全で効果的な核戦力を維持しその戦力で同盟国を守り抜く、とプラハでは大見得を切ったが、果たしてどうか。額面どおりには受け取れない。中国が日本固有の領土である尖閣諸島を侵略したときには、日米安保条約を盾に中国に反撃してくれるかと問い詰めたときに、なんと答えたか?。

'09.5.4のブログNO.31で述べたように、米国はしぶしぶ「尖閣諸島に日米安保を適用する」と発言した。下記のニュースがそれだ。



46、「尖閣諸島に安保条約適用」米国務省が公式見解200903051452

【ワシントン=小川聡】日本が攻撃された場合に米国が日本を防衛する義務などを定めた日米安全保障条約が尖閣諸島に適用されるかどうかの米側解釈の問題を巡り、米国務省は4日、適用されるとの公式見解を示した。
 読売新聞社の質問に答えたもので、当局者は「尖閣諸島は沖縄返還以来、日本政府の施政下にある。日米安保条約は日本の施政下にある領域に適用される」と述べた。このオバマ政権としての見解は日本政府にも伝えられた。
 これは、クリントン政権時の1996年と、ブッシュ政権時の2004年に、米政府高官が示した見解と同じだ。昨年12月の中国海洋調査船による尖閣諸島近海の領海侵犯以降、日本側は再確認を求めたが、米側が明言を避けてきた経緯がある。2日の国務省の記者会見でも、ドゥーグッド副報道官代理はこの問題に関する質問に、「持ち帰る」として、回答しなかった。
 日本政府筋によると、先月26日の衆院予算委員会で麻生首相が尖閣諸島への安保条約適用を米側に確認する考えを示したことを受けて、外務省が改めて、米側に再確認を求めていた。(2009年3月5日14時52分  読売新聞)
http://www.yomiuri.co.jp/politics/news/20090305-OYT1T00621.htm


しかし当初は、そうとは言っていなかった。中国に気兼ねするオバマは、日本の尖閣を防衛するとは明言しなかったのだ。いくら新米の大統領だと言っても、日米安保条約は日米関係の根幹であり、その内容くらいは熟知している筈だ。明らかにオバマは中国に気兼ねをしていた。下記の記事を参照願う。

40、米「尖閣を防衛」明言せず、日本の確認要求に…中国船の侵犯後200902270318

 【ワシントン=小川聡】昨年12月上旬に発生した中国の海洋調査船による尖閣諸島南東の日本領海侵犯後、日本側が求めた「尖閣諸島には日米安全保障条約が適用される」とした従来の米政府の見解の確認を米側が避けていることが26日、明らかになった。

 日本政府は「米側は政権移行期のため、最低限の回答をしている」と分析、政治任用の実務責任者が空席の影響もあると見て、国務、国防両次官補が承認され次第、改めて確認を求める考えだ。

 尖閣諸島を巡り、米政府は領有権問題には介入せず、中立を維持する立場を取っている。一方で、クリントン民主党政権時代の1996年、カート・キャンベル国防次官補代理(当時)は、尖閣諸島を日米安保条約の適用対象とし、有事の際には米国の防衛義務が生じるとの見解を米政府高官として初めて示した。

 ブッシュ共和党政権1期目の2004年3月、中国の活動家が尖閣諸島に上陸した際にも、国務省副報道官が記者会見で「日米安保条約は日本の施政下にある領域に適用され、尖閣諸島にも適用される」との見解を改めて示した。

 ところが国務省は昨年12月以降、日本側がこうした見解の再確認を求めても、「領土問題は当事者間で平和的に解決するべきだ」と回答しているという。国務省は今月、読売新聞が文書で質問した際にも「米国は国際合意を順守する。米国の政策は一貫している」と回答するにとどめている。

 日本政府内には「中国との関係強化を目指す米政府が外交的な配慮を優先している」(外務省幹部)との受け止めもあるが、オバマ大統領は24日の日米首脳会談で対日防衛への関与を確約しており、冷静に対応する方針だ。

 麻生首相は26日の衆院予算委員会で、「尖閣諸島は日本固有の領土である以上、日米安保条約の対象になる」と改めて明言した上で、米国側にも改めて確認する考えを強調した。

(2009年2月27日03時18分 読売新聞)
http://www.yomiuri.co.jp/politics/news/20090226-OYT1T01251.htm

現在上記のurlは取り消されていると見えてアクセスできない。(当初は出来たが、何らかの理由により削除したようだ。)
下記のurlに同じ文言が載っていたので参考に記載する。

http://www.yahoo-search.jp/?go=http%3a%2f%2fblog%2egoo%2ene%2ejp%2fthink_pod%2fe%2f08bf1b00e5ea914c6b9b7b4499056cda


これを見る限り、オバマのプラハ演説も明らかに外交辞令の粋(いき)を出ていない。同盟国を守りきる、とは言うものの米国の都合の悪い状況になれば、「はい、さようなら」と逃げ出す筈だ。日本はこんな米国を信じきっていてはいけない。日米安保を堅持し、日米同盟を信頼して、当分はこの無政府の世界をわたってゆかなければならない。しかし、日本は、どっぷりと、こんな状態に浸かっていてはいけない。

中国が尖閣諸島を侵略してきたときには、米国は、何やかやと屁理屈を言って即座には反撃をしてはくれない筈だ。日本政府は、米国は即座に日本を守ってはくれないと、判断していなければいけない。日本は独力で、中国軍を迎え撃たなければならない。麻生でも心許(もと)ないのに、鳩山ではますます心配だ。先が思いやられる。鳩山になれば、中国はすぐさま海洋調査船を尖閣諸島の日本領海に、侵犯させてくるはずだ。鳩山はそのときどうする?。日本国民はそのときどうする!。

(続く)
コメント
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