BE HAPPY!

大山加奈選手、岩隈久志選手、ライコネン選手、浅田真央選手、阪神タイガース他好きなものがいっぱい。幸せ気分を発信したいな

がんばれ! 真弓監督

2009-05-29 22:05:50 | 野球
   茶飲み友達を助けに行かなくっちゃ


 今日は野球のない静かな夜です 
阪神は交流戦に入ってもなかなか投打がかみあわず、黒星先行が続いています。
真弓新監督を叩くような報道もされていると聞きますが、他の人が監督ならもっと勝ててるでしょうか?
昨年はほとんど補強をしなかった阪神。
そんな時に限って既存戦力は故障者続出。
リリーフ陣は積年の疲労が溜まって不安定。
新外国人は大ハズレ。
こんな状況で快進撃ができる監督がいるでしょうか。
監督を叩くなら、そこんとこきっちり分析してほしいです。

今年は特に勝ちパターンのリリーフ陣が不安定で、リードを奪った試合を落としたり、競り合いに勝てないことが多いですが、それは岡田監督時代のツケがきているんじゃないかと思います。
岡田監督時代、阪神の先発投手は5、6回で降板することが多く、「これではリリーフ陣の負担が大きすぎる」ということが何度も繰り返しいわれてきました。
ピッチャー出身の解説者によると、1シーズンしゃかりきに投げたら、とてもオフの間だけでは疲労が回復しないのだそうです。
阪神のリリーフ陣は何年もしゃかりきに投げ続けているので、相当疲労が蓄積しているんじゃないかと思います。
相手バッターだって、毎日のように同じ投手と顔を合わせていたら、そのうち打てるようになりますよね。
一時は盤石といわれた救援陣の「神通力が失せた」といわれるのは、そういうわけではないでしょうか。

わたしは現時点では、まだそれほど今シーズンを悲観していません。
というのは、二、三年前にも今年とそっくりの状況があったからです。
あの時は、先発が5、6回もてばいい方という投壊状態、打線も主力が揃って調子が出ず、誰が打席に立っても打つ気がしませんでした。
たしか、ゴールデンウィークに9連敗して、「阪神9連泣(れんきゅう)」なんて親父ギャグ見出しをつけられていました
(プロ野球記事の見出しって、なぜか親父ギャグが多いですね。日本だけかと思ったら、アメリカもそうらしいです)

そんな中、延長戦で野手が他に残っていなかったから代打に出て逆転ホームランをかっとばした狩野選手や、ファームから上がってきて先発ローテーション入りした上園投手ら、若い選手が芽を出してきました。
オールスター前後から、それら若い力と、調子の戻ってきた中堅・ベテランの力がかみあい出して、後半は連勝街道を驀進。
首位巨人と12ゲーム差くらいあったのに、8月の終わり頃にはひっくり返して首位に立ちました
しかし、このあたりから酷使され続けたリリーフ陣に疲れが見え始め、勝ちパターンの中継ぎやJFKが打ち込まれるようになってきました
そして、最後は燃え尽きるようにCSの第一ステージで負けて3位に終わりました。

あの年と比べると、今年は先発陣が違っています。
昨年までは、口では「少しでも長いイニングを投げてリリーフ陣の負担を軽くしなければいけない」と言っていても、ついつい、5、6回投げればとりあえずOK、7回まで投げたら自分を誉めてあげたい、みたいな感覚になっていたように見えました。
今年は、序盤、「それで落とす試合があっても先発を引っ張る」という真弓監督の方針のもと、先発投手に多少ピンチを招いても自力で乗り越える粘りが生まれたように見えます。
イニング数についても、7回まではあたりまえ、あわよくば完投・完封を狙う、という意識に変わってきているように思えます。
それにより、リリーフ陣の負担も軽くなって、これまでのようにシーズン後半の勝負所でへばってしまうということがなくなるんじゃないかと思います。
投手陣なら岩田、久保田、野手は矢野ら故障者が戦列に復帰し、今チャンスを貰っている狩野、桜井、葛城、林らと、昨年までの主力選手の力がかみあってきたら、また後半の快進撃が期待できるんじゃないかという気がします。
オールスター後も一向に兆しがないというならちょっと問題かもしれませんが、少なくともそのくらいのスパンで、「今は辛抱の時期」と見ています。

でも、最近のスポーツジャーナリズムは近視眼的な報道が多いですね
目先の1試合1試合に大袈裟に一喜一憂して、情報の受け手をあおるような報道、根本的な原因を分析しようともしないで現場の人を「戦犯」にしたてあげる報道が目につきます。
もともとスロースターターの選手が序盤でスタートダッシュしなかったからといって、不調だと騒ぎ立てたり、1、2試合結果が悪かっただけでまだまだ先のオリンピックまで心配といったり、逆にちょっと勝ったら優勝が見えてきたとか、記者は本気でそう思って記事をつくってるのかなと思ってしまいます。
それとも、上から「大袈裟に書いてあおれ」と命ぜられるのでしょうか。
プロのジャーナリストなら、素人のファンが目先の結果に一喜一憂するのを「いや、もっと長いスパンで見なければ」といましめてくれるぐらいであってほしいです。

何年もその競技を熱心に見ているファンは、「またマスコミがあんなこといってるよ」と醒めた目で見ている人が多いですが、最近興味を持った人などは、うのみにして振り回されてるなあと感じることがあります。
一人一人が「自分の目で見て、自分の頭で考える」とう姿勢を大事にしないと、「やっぱり視聴者はこういうのが好きなんだ」と勘違いされてしまいますね。

何日か前のスポーツ欄に、球場のファンが「やめろー」と監督に罵声を浴びせたと報じられたことがありました。
その翌日の試合で、「監督がんばってー」という声がかかったと聞いて、何だかホッとしました。

わたしも真弓監督のやり方は間違っていないと思います。
今は辛い時期ですが、秋にはきっと実を結ぶと思います 
がんばれ、真弓監督 
イケメンだから言ってるわけじゃないぞ