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山田「国債ビジネスと債務大国日本の危機」①

2024-04-15 | 気になる本

山田博文(2023.11)『国債ビジネスと債務大国日本の危機』新日本出版社①

 多くの日本人は堅実に働き、ささやかな年金で暮らしている。株や外貨購入、FXは資金に余裕のある人が、富を稼いでいる。私の周りで株をやる人は少ない。特にFXはカジノに近い。大谷翔平の通訳は野球賭博で破産した。アベノミクスは財務省と日銀が連携し、異次元の金融緩和を進めてきて、円安物価高となっている。さらに、NISAで投資を進めている。株価は実態経済が悪くても、日銀や年金マネーで釣り上げている。大阪万博は採算見通しもなく、跡地にはカジノの建設を準備している。アメリカから武器を爆買いし、消費税10%で円安・物価高、借金1,000兆円の日本に未来はあるのか?金権腐敗政治の自公政権を代えるしかないのではないか!以下、国債ビジネスに警鐘を鳴らす本より抜粋である。投資しないから大丈夫と言う人も、物価高、デフォルトでつけは国民に、特に若者に回ってくる。

 はじめに

 国債が戦前にまで達してしまった。原因は、企業と金融機関の経営が、国家財政と日本銀行に依存してきたからだ。国債の発行による財政資金の調達は、現在と将来に負担が及ぶ。近年の日本の金融経済システムは、アメリカの要請で金融ビッグバン改革の洗礼を受け、アメリカのような「カジノ型金融独占主義として再編された。そのため、生産と消費を担う実態経済は停滞する。日銀の異次元の金融緩和政策は、無制限の国債増発に道を開き、増発された国債は、金融機関・大企業などの国債投資家にとって、リスクフリーの金融商品として機能し、国債ビジネスを活発化させている。アベノミクスは「カジノ型金融独占資本主義」をフル回転させ、「貯蓄から投資」が推奨され、株・債券高・金融バブル・都心の不動産バブルが発生し、富の一局集中を招いた。国民諸階層の貧困と資産は拡大した。私たちの眼前にあるのは、債務超過に陥った日本銀行と円暴落の危機でである。戦後の日本債権は、GHQの強大な外国権力が断行した

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