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住民参加のまちづくり

2016-11-16 | 都市計画・まちづくり

 1115日市民文化会館で、中部地域の説明会があり参加しました。南部地域では参加者が10名弱だったので、こちらは多いと思ったら数名でした。しかも、中部地域の住民はいませんでした。発言者はやはり抽象論でわかりにくく、具体性がないからPDCAなど現状分析の資料を提案すべきだと、南部地域と同様にわかりにくいという意見でした。今までの都市構造は低密度の分散型市街地でした。人口減少期を迎え、それを「コンパクト」に集住させようというものです。しかし、多核ネットワークは都心と「技術核」(トヨタ本社)を中心に、交通で結ぼうというものです。コンパクト化はいいのですが、既存市街地は整備が進まないから止めて、調整区域で地区計画を行う、郊外の幹線道路の沿線は店舗促進させるというものです。確かに区画整理の手法は困難です。しかし、都市計画法の市街化区域は優先的に整備するのが法の趣旨です。それに市街化区域では都市計画税が目的税として取られています。地区計画制度を使って緩やかな整備手法などを活用すべきです。

 定住問題では正社員を基本にする姿勢が見られません。住宅政策と交通政策の連携がないのも問題です。豊田市都市交通研究所は都市研究所として、住宅問題を加えるべきです。地域課題の特質を顕在化するために、エリア分割を4つでなく、できれば中学校単位として、拠点を交流館に置くのが望ましいです。コミュニティ会議と地域会議の再編が必要です。また、住民参加システムが欠落しています。情報公開、パブリックコメント、ワークショップなどは行われていますが、継続的な都市計画まちづくりへの参加システムが欲しいです。隣のみよし市が行っている「まちづくり土地利用条例」が、参考になると思います。

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