日々草

「つれづれなるままに・・」日々の事を記す。

冬タビ      ーアレコノシャガールー

2014-11-16 | Weblog
あれ? これ、シャガール?



あーれー、この シャガール!




圧倒的。




縦9m×横15mの圧倒的スケールの絵が3枚。
同じ空間に納まってあたしを迎え討つ。
シャガールが描いた圧倒的すぎる絵はバレエの舞台の背景画。







シャガールの色彩の中には愛と哀しみがとけこんでいる。
それが心の機微の色のように思えて、目をそらすことができない。
あの色、色、色。
幻想と神秘が放射されている。


愛とは何か
苦しみとは何か
美しさとは何か
喜びとは何か
寂しさとは何か
怒りとは何か






深く印象的な1幕目。
いわくありげな2幕目。
迫力の4幕目は青森県立美術館にあり、
3幕目は フィラデルフィア美術館に収蔵されている。



やっぱり個人的には青のシャガール。
シャガール ブルー
幻想的で神秘すら感じる一幕目に吸い込まれる。
恋する貴族の若者アレコとジプシーの娘ゼンフィラとの恋が描かれているからか?


その恋は2幕のカーニヴァルの情景を背にして浮かれて踊りだして


3幕の夏の麦畑を背景に熟れきって、心変わり。
夏の日差しはゼンフィラの新しい恋とアレコの嫉妬をあぶりだす。


そして最後、4幕の白く駆けて行く馬はアレコの狂気か、否か。
嫉妬は悪夢と幻覚を産み、ゼンフィラとその恋人を死に追いやるのであった。







バレエ『アレコ』のための背景画。
バレエの舞台が右に左に正面に3つあるようなもので
アレコ ホールと名付けられた展示ホールの壮大さもご想像いただけよう。





アレコのシャガール

 


シャガールの大きさを体感してほしい。
大きさとはつまり、偉大さでもある。








冬タビ ー アオモリ犬の頭にはー

2014-11-16 | Weblog
雪といえば白







白といえば静寂



静寂といえば美術館



美術館といえば青森県立美術館








青森県立美術館といえばアオモリ犬



奈良美智の作品、アオモリ犬




このオシャレ犬、冬には帽子をかぶるのだそう。





雪の。






寒いから、帽子を。
でも、まだ寒くなり始め。
向寒の候。
だから雪は降れども帽子にはならず、カツラ並。
アオモリ犬 薄っすらと雪のカツラ。