日々草

「つれづれなるままに・・」日々の事を記す。

記憶の標本

2011-12-18 | Weblog
今回の旅行は本当に奇跡と言うべき偶然が重なりに重なって
ドラマチックで有意義でヘトヘトになった。


 
 
皆既月食に始まり
夢枕獏で終わる京都の旅
 
 
思うところがあり過ぎてなかなか文章にまとまらない。
旅行中に少しづつと思ったんだがゆっくり、記憶を反芻し
もう一度、旅行を楽しみたいと思ったのだ。
 
旅行の良し悪しはいかに鮮明にその記憶を維持できるかにかかっている。
1週間後、はたまた10年後・・・・・。
あの旅行は楽しかったと思い起すことが出来れば
それは間違いなく良い旅行だったといえる。
 
些細なこと、
足元に転がった石でさえ記憶に残ることもあるのだもの。

記憶の標本を採取するのが旅の面白さであり
醍醐味で目的なんだと思う。

記憶の標本

あたしの標本はまだまだこれから充実するのだ。
 
 
 
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パリの女

2011-12-18 | リブレリア
パリの女






アンドレ・モーロア 「パリの女」

京都にて「パリの女」に出会う。
パリジェンヌは一つの伝説であり、一つの概念であり、
一つのエサンスであったのだ。
という定義ではじまる「パリの女」

パリでしたたかに生きる女を切り取るフォトブック。



結局のところパリであれ、NYであれ東京であれ
女性とは逞しく、ふてぶてしい一面と
同性であれ、異性であれ他と自分を比べてしまうの繊細さとをもちあわせるのは
万国共通なのだと理解した。

京都も然り。


日本全国、津々浦々
世界各国、櫓櫂の及ぶ限り女は逞しくかつ繊細だ。




怒り
笑い
疲れ
それでも真摯に生きていく。




京都で「女」の醍醐味に出会うとは。
旅にはでてみるものよね。
普段忘れていたことに気がつくのも旅行の楽しさ。



女の真価はーどれだけ「生活」を楽しめることーなんだろう。


辛くてもその中に、
楽すればもちそんそれで!!
京都で忙しく逞しく時に優雅に楽しげに働く女性を
見て、すかっとする。
勤労は正しく人間の本能だと確信する。
やっぱり女はエサンスが大切。
逞しく、しぶとく 図々しい余裕。
本当は軽やかに可憐でしなやかな余裕を持ち合わせたいが・・・・・



















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月待ちの夜

2011-12-10 | Weblog
ぽっかりと浮かんだ月があまりにきれいで
「良い月夜だねぇ。」なんて感心していたら

今夜、23:06 に皆既月食だったんだそうだ。

ホットワイン片手に月を眺める。
宵待の月を眺めながらの夕食を食べ、
頂に月がさし掛かる頃、天空ショーが始りました。


偶然の事とはいえ、
旅行先の浮世離れした場所で非日常を楽しむ事になろうとは!


暗闇の中で
幽玄な調べを聴きながら
ホットワイン片手に
その瞬間を愉しむ。


究極の贅沢@京都 星のや




今年は旅行運が全くなく、鬱屈していたんだが
全てはこの瞬間を楽しむためにとっておいたのだろうかと思うぐらいの出来事。
運は小出しが良いのかね。

今年も残すところあとわずか。
あたしの本年度の旅行運を使い切りました!



月待ちの夜の出来事。
明日は寺社仏閣めぐり。
更なる飛躍をすべく来年の旅行運をチャージする予定。


月待ちの夜の決意!
月夜の晩の幸運です。






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0655,2355,1255

2011-12-07 | Weblog
NHKがどんどん面白いことになっている。

サラリーマンNEOを観た時、エライもんを作ったなと思ったけど、
ついには劇場版にまでなってしまった。


PTAに嫌われそうな松本人志とだって蜜月だ。
NHKを文字ってMHK(松本人志のコント)なる特番まで創り出した。

ギャーギャー、ピーピー騒ぐだけの番組よりよっぽど面白い。
民放より低予算だろう(と思う)けど金を使う面白くない番組より頭をつかった面白い番組に引き続き期待している。

最近のお気に入りは「0655」と「2355」。
有意義な5分を提供してくれる。
面白いよね。
何が面白いと言われるとうまく説明できないけど短い時間で内容が詰まっていて
動き出す為の五分間と寝る前の五分間という番組のテーマがしっかりしているから
生活のリズムにしっくりする感じがするのだ。


テレビを観て無駄な時間をつかってしまった罪悪感がないのも魅力。
起きるための5分、寝るための5分。
そこをリズム良く使えたらきっと一日が快適に違いない。
時間の区切りというより生活行動の区切りの5分間。
一日を作り出し、一日を終える為の貴重な時間。


何よりイヌやらネコやらに癒される。
寒くなってにゃごにゃご、ごしごしとネコ、イヌと戯れたい日々。


あたし ねこ
あたし ひと
おれ いぬ


せめても字面だけでもねこ、いぬに挟まれてみました。
微小な幸福。


ついでに0655を観ながらゆっくりして
2355を観ながらゆっくりしたい。
つまり、会社休んじゃおうかなという想像する幸福。



想像力を通り越してすでに妄想力の域に達して
会社を休む予習を繰り返す。


2355を観ながら明日、休むと決め
0655を観ながら会社へ連絡すタイミングを計る。
そして一日を優雅にゆっくりと過ごすと。







望みも小さければ肝も小さい小心者。


実際は忙しくってそれどこじゃない!
休んだら次の日、次の日ぐらいまでツライもの。
それを考えたら休めないし。
あと半月、乗り越えられるか踏ん張りどころ。
旅行の予定もたてなくっちゃ・・・・・・。
忙しいのは仕事だけにあらずだわ。



そして只今、1255
ダッシュで会社に戻らなきゃ。
ゆっくりランチも望むべくもなく。
ランチもバタバタ。
あと、5分。
これがあたしの日々のトレーニング。
本日2本目のハイヒール ダッシュ!!
急げ、急げ!





















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乙女の表象

2011-12-04 | ドレステリア
ハートとかリボンとかレースとか
女の子らしいモチーフが好きではない。

だって、そこに小さなモチーフがあるだけでイメージの固定化がされてしまうような気がするから。


こういうシンボリックなモチーフは形が決まっているだけに微妙な違いで印象も変わるから不思議だ。
最近のハートは横型が多い。
より、ラブリーでスウィートにというとこなんだろう。
リボンモチーフも同じく横型主流。


「甘きゃカワイイというもんでもなかろうに!」


男前なあたしがこう叫んでいます。
可愛らしいが女らしさとは限らない。
黒のタキシードに身を包むマレーネ・ デートリッヒの方がよっぽど
女らしいと思うのだがね。




そんなあたしのココロを鷲掴みにした男前なリボンをご紹介。
WHOWHATのリボンバック







肩からかければ両手があく便利なショルダーバック。
江戸城大奥の御殿女中のような立て矢結びのようで
ヒップバックにすると大きなリボンはまるで着物の帯のよう。


御殿女中がリボンを縦にした様な矢羽結びにしていたのは華やかさと動きやすさを
出すためだったというのだからこの形には納得なのである。


カワイイ、リボンとは対局にあるけど正しくリボンです。
さすが、UAやEGO-WRAPPINなどの舞台衣装も手掛け、自身も舞踏家であるデザイナーの真骨頂。

お財布、携帯、メガネ、鍵、コスメポーチ
必要なものがちゃんと入るのもすごい!
ちょうどリボンの両翼?のところがポケットになっているの。
ベルトを外してクラッチにもなる優れもの。


リボンは乙女の表象だと倦厭するもののやっぱり、魅力的なモチーフなんである。
きっとあたしの中の乙女の部分がリボンにこしょこしょと騒ぐのだろうね。
リボンを背負って明日も走り抜けるぜ! 
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師走のはしり

2011-12-03 | Weblog
ああ、12月。
今年もあっという間に師走になる。


ここにきての全力疾走。
ラストスパートとは言えないのが残念だけど。


実家に行ったら、お正月に着物着なさいよと言われ、
着せ替え3連発。














へんなシワが寄っていても気にしない。
着ぶくれていても気にしない。



下にワンピース着たまま着付けされる。
どうやら大量に着物を仕込んだらしい。
良い着物を前に着つける側のテンションがあがっている。
下に何を着ていようがお構いなしだもんなあ。
しかしちゃっちゃっと着付けをしてもらえるだから文句は言うまい。

まずはどんな感じになるか見てみるだけですからね。


着物を着る機会はそうそうないがやっぱり民族衣装としての着物に対する
思い入れはそれぞれが強く深いところで持っているに違いない。

着物を着ている人をみるとつい、目で追いかけてしまうし、
逆も然り。
着物を着ていると視線を感じることが多いもの。

磯野家のフネさんのように着物をきて生活する日常があってもいいなあと思うのだ。
その前に着物を着れるようにならなくては。


かといって
着れれば必ず欲しくなるのだ、着物がね!

襦袢
帯枕

帯板
伊達締め
腰ひも
着物

帯締め
帯揚げ
足袋
草履

お出かけするには
羽織も必要に。

一式揃えるにはおいくらするのかしら??
恐ろしい・・・。
やっぱり着物を日常にするのは難しい。


お正月に着物、これが精一杯!






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