日々草

「つれづれなるままに・・」日々の事を記す。

アタラシイシゴト

2012-04-03 | リブレリア
4月がはじまり何となく緊張感と初々しさが漂う、朝の通勤電車。
その隣で栄養ドリンクをのむサラリーマン。
それを見つめる半眼のあたし。

眠い、眠すぎる。


ヤル気と希望と不安を抱える彼等も
ヤル気なし、気合なし社会人としての責任感のみで出勤するあたしのような人も
乗せて電車は滞りなく会社へ向かう。

ガタゴトガタゴト。



こんな折ですから「仕事とは何か?」という大真面目な問を考えてみましょう。


A:「有り難くもあり、辛くもある、高尚なる暇潰し」



大真面目ですよ。
SCHOOLの語源は古代ギリシャ語で、schole(スコレー、暇)。
学校ですら暇潰し。
その延長の仕事も暇潰しってなもんです。
国民は勤労の義務を負っておりますからしぶしぶながら仕事、頑張ろう。
ただ学生の延長で仕事(暇潰し)に臨んだらどやされること間違いなし。
間違いなくあたしもどやす!
仕事とは暇潰しと心の底で唱え、スマートに立ち振舞える立派な社会人になってください。
プロの仕事はNHKのあの番組でイメージトレーニング。
目の前の実務は口うるさい先輩に教わって。
人生の師と仰げる上司や心強い同期と出会えたか否かは10年後に分かる。
仕事とはきっとそういうものであろうよ。



「仕事とは有り難くもあり、辛くもある、高尚なる暇潰し」
単なる暇つぶしではないのが「仕事」のいいところ、面白いところ。
お互い頑張るべし。


ついでに


仕事について考えるとき、ちょっと思い出すあの文章。

アタラシイシゴト 「森羅万象小売店」 
クラフト・エヴィング商会  (2003 04 Pooka)



この店、告知にありますとおり、すべてが「スコシダケ」「ヒトツダケ」の店であります。
この世のありとあらゆるもの、すなわち森羅万象を小売してくれる店なのです。
なんでもちょっとだけ買えますからひとり暮らしをしている方々に朗報です。

パンを一枚、ワインを一杯だけ、氷をひとつかみ、
レモンひと切れ、オリーヴをひと粒だけ買えるわけです。
いえ、ひとり暮らしではない方々にも、詩を一編、
辞書を一項目、ケーキをひと切れ、飴玉ひとつ、
音楽を数小節、ボタンをひとつ、枯葉を一枚、
雲をひとひら、雨を一滴、ついでに余裕を一分ばかり・・・等々、
どんなものでも、少しだけ、ひとつだけ買うことが出来ます。

さらにこの店が稀有なところは、そんな風にただ切り売りをしてくれる
だけではなく、たった一本の鉛筆であっても、ひとつひとつ箱に入れ、
きれいな包装紙にくるんでくれることです。
ですからこの店にはおよそ考えられる限りのさまざまな箱が用意されています。
ひと匙の砂糖は、小さな袋に入れられそれがまた小さな箱に収められ、
ときにはリボンをかけてくれます。



シゴトって森羅万象のヒトカケを預かることなんだと思っている。
どんな成功も小さな一歩から。





初々しいスーツ姿の人を一目見て、
数年前に出会った1ページを思い出し、
老婆心とやる気を一針、刺激をされたということだ。












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