日々草

「つれづれなるままに・・」日々の事を記す。

水で、火で消えゆく言葉

2020-12-09 | リブレリア
尾道 20dbで手に入れた水に文字が漂う水温集。
儚くて、不思議な一冊。
もったいなくて水にページをはなつことができないけど、その刹那をたのしみたいと強く思う。
本に出会うということはいつだって一目惚れに近い。
新鮮な驚きと確かな確信を持って惹かれてゆく。
いつもはそれが感覚の中ではじけてなくなっていくのに、この本の言葉は事象として散ってなくなるから面白い。
いろんな思いがない混ぜになった感情が水に溶けていくということ。





さて、もう一冊。
千葉のmitosayaから取り寄せたもの
本に火を放てという。
水で消えゆく言葉の次は火で消えゆく言葉。
火で立ち上ってゆく詩、レモンの香り。




果実は空に投げ たくさんの星をつくること





消えゆく言葉は事象で残像は心象であり、
失われるものほど記憶にのこりけり。
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