日々草

「つれづれなるままに・・」日々の事を記す。

A級小籠包とB級水餃子

2013-08-31 | Weblog
海外旅行に行ったときけば「何、食べた?」と訊く。
阿といえば吽の呼吸。
見たことも、想像できないものがおいしかったと言われると気になって気になって仕方がない。
逆に一番おいしかったのはホテルの朝食ときくとがっかりしてしまう。


もちろん、味覚は人によりけりで慣れと文化だから日本人が好きそうな味と言われても
その味、そのままで日本で受け入れられていくかといえば微妙である。
限りなく現地の味でもどことなく日本式になっていくのが常である。
水も、食材もインフラも空気も違うんだから当たり前。

今回の阿宗麺線にしても然り。
カツオ味で素麺でモツ入りで突飛な味になりようがないし、
個人的には大絶賛なお味なのにウチの両親にはイマイチだったらしい。
独特な甘みが気に入らなかったみたい。
韓国で食べたフグの天ぷらだって不評だった。
日本で食べられる味至上主義の人とゴハンを食べなくてはいけないとなるとホント頭、かかえまっせ。


出来るだけローカル色の強いB級グルメを堪能したいあたしと
日本のファミレスレベルで食事を楽しみたい人(親)のせめぎあい。
その結果、A級、B級の両方へ行ってみた。


台湾のA級グルメ 小籠包
日本でも有名なあのお店。
表通りにあり、お店は綺麗でこじゃれていて味も絶品で旅に来てよかったねと笑顔で乾杯。
もちろんサービスもよくて慣れ親しんだ美味しさと今まで知らなかった新鮮なお味にも出会えて
食事を楽しむのは旅の醍醐味だと再確認。
ただし、周りはほぼ日本人で比較的お値段は張る。

   
      




それでも若干、物足りなさを感じるのは間違いなく美味なるものにありつける安心感に比例して
あたしはちょっと不完全燃焼。
完璧な小籠包にやりきった感を感じたからもうすこし地元密着型の店を探す。



これが台湾のB級グルメ 水餃子
裏通りの暗い路に輝く明かり、全く日本語も通じず、メニューも注文の仕方もわからない。
それでも店は地元の人であふれ恐ろしいほど安く、ボリューム満点。
無事に料理が目の前にきて乾杯、それがおいしかったからまた乾杯。


 




親には刺激が強すぎたディープさだったけど。





どっちが印象に残って美味しいかったかは人によりけり。
あたしは後者なんだけど・・・圧倒的に前者が多いんだろうなきっと。
旅の楽しみでもあるけどケンカの種にもなる食事の問題。
胃袋の好みが似ているというのはきっと何よりの相性なんだな。





【旅、タイワンメーター】


間違いないあなたのためのA級店
金品茶楼(ジンピンチャロウ)



台北市長春路16号(中山北路口)
カード可
日本語可


観光
開運
買物
美味★★★★
すごくおいしいけど日本でも食べられそうなお味だからあえて★一つマイナス



より刺激が欲しいあなたのためのB級店
又一村(ヨンイーツン)


台北市林森北路85巷47号
カード不可
日本語・英語不可
オーダーは机に備えつけのオーダーシートに数字を書き込むだけ。
つまり写真はないのでカンでどうぞ。
水餃子は1と書くと1個しかこないのでご注意を!

観光★
開運
買物
美味★★★★
ディープさゆえに観光に★一つ、ディープさゆえに人を選びそうなので★一つマイナス
コメント
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