原左都子エッセイ集

時事等の社会問題から何気ない日常の出来事まで幅広くテーマを取り上げ、自己のオピニオンを綴り公開します。

タワマン初期頃に そこに短期間住んだ経験があります。

2023年06月12日 | 時事論評
 (冒頭写真は、最近の朝日新聞広告欄より転載した某雑誌の記事の一部。)




           

 この写真は、我々一家が晩婚後わずか1年4か月のみ住んだ某地のタワーマンション。

 下方のベビーカーに生後間もない頃の娘が寝ているのだが。
 その写真を公開しようとしたら、我がお腹の中時代から患っていた「斜頸」が目立つため、その部分を削除しました…。(今現在は、すっかり完治しています。)
 とにかく超難産(仮死状態)にてこの世に生まれ出た娘でして、身体の各所に異常や病気を抱えていて、当時は育てるのが大変でした…



 このタワーマンションが建設・販売されたのは、1992年の事だっただろうか?

 ちょうど我々晩婚夫婦が新婚の頃に、亭主の母(私にとては義理母)がそのプレゼントとして購入してくれた某地のタワマンだ。

 義理母としては、当時未だ斬新で 「これぞ最高の贈りもの!」と考え、敢えてこの物件を選んでくれたのだろうが。

 これが、住む立場としては何だかんだと不便で…

 一応、バルコニーに洗濯物を干すことは許されていたが、これが日々強風!!
 布団に関しては 最初から干すことが禁止されていたにもかかわらず、綺麗好きな私が果敢にも干したところ!
 案の定、掛け布団が一枚強風で飛ばされてしまった!! こりゃ大変!!!すぐに下まで降りて布団を探しに行ったら、植栽に引っかかっていて命拾いした。 あれがもし道路まで飛んで通行中車両を覆ってしまったら、命取りだった。😱 

 他のタワマンの構造は知らないが、我々が住んだタワマンは中央にエレベーターホールや階段がある作りだった。 要するに、各部屋の四方に窓が無かった。
 我が家は3居室が南面に位置していたため、採光には十分恵まれていたが。
 中部屋だった和室の畳に、カビが生えてきたのには驚いた。😫 
 部屋に風を通すためには、玄関ドアを開け放さねばならないとの不便さがあった。

 加えて、朝や夕方にはエレベーターが混んだようだ。 (私は当時働いていなかったし、我が亭主もフレックス制の勤務だったため、この被害には遭っていないのだが。)

 そんなこんなしているうちに冬が来て、我が娘の斜頸が治り始めた頃。
 亭主が、「このタワマンを売却して、普通のマンションに買い替えたい。物件が新しい今ならば、まだ高く売れる!」と言い始めた。

 なんせ息子には“超アマ”の義理母だ。😖  すぐにOKサインが出て売りに出した。
 そうしたところ、やはり当時は未だ珍しかったタワマンに住みたいと言うご家庭があって、無事に高値で売却することが叶った。

 その後は タワマンの欠点を熟知している我々家族が、幾度マンション物件買い替えを実行しようが、タワマンに住むことは無い。




 冒頭写真を見ると、「タワマンなんて住まなきゃよかった 階層格差、陰湿いじめ、住民流出」とある。

 我が家の場合はわずか1年4か月のタワマン生活だったため、階層格差、陰湿いじめの被害が皆無だったのはラッキーだったのだろう。

 「住民流出」に関しては それを地で行った我が家のため、その真の理由が分かる気がする。

 タワマンとはその特質上、常に強風が吹き荒れる事実を身を持って体験したものだ。(要するに、上階程窓の開放が無理との意味。)

 「階層格差」に関しても、理解できそうだ。
 タワマンのみならず、マンションとは上階程販売価格が高いのが通常にして。
 これをタワマンに当てはめると、低層階と上階との販売価格の格差は物凄いものがあろう。
 我が歪んだ私見かもしれないが、あえてタワマンの低層階(普通のマンション程度の階)物件を買おうとする購入者の思考の程が理解不能だ。 それならば、最初から通常マンション上階を買い求めた方が得策だし、生活上ずっと利便性が高いかと思ったりもする。

 
 今後、タワマン人気が続くのだろうか???

 過去にその失敗をしている我が家など 何故タワマンが人気なのか、未だに首をかしげるばかりだ。 
 

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