原左都子エッセイ集

時事等の社会問題から何気ない日常の出来事まで幅広くテーマを取り上げ、自己のオピニオンを綴り公開します。

左都子も昔は左利き ー vol.3 -

2021年11月22日 | 自己実現
 今朝方、以下のネット情報を見つけた。
 早速、要約引用させていただこう。


 左利きと右利きの「空間認識力」決定的な差 

 著者の脳内科医・加藤俊徳氏によると、左利きと右利きでは「脳の仕組み」が違うといいます。それはいったい、どんな違いなのか……。「左利きの疑問」を解き明かすため、加藤氏と神奈川県相模原市で左利きグッズ専門店を経営する浦上裕生氏の特別対談を行いました。(構成・吉田瑞希)
 そもそも、なぜ「左利き専門グッズ」?
 浦上裕生氏(以下、浦上):私は、菊屋浦上商事という文房具屋の3代目です。左利き専門店になった理由は、実は弟なんですよ。弟がテスト前にこっそり紙工作をしていたんですね。 それで手を切ってしまって、親が怒ったんです。
 でも、なんで手を切ったんだろうって考えたときに、息子が左利きだと気付いていたのに、左利き用のカッターを渡してなかった。そういう人たち、いっぱいいるんじゃないのと。ただ売るのではなく、そういった個人に合った道具を売ることが大事なんだと気付いて、そこで初めてちょっとしたコーナーを作ったんですよ。
 ちまちまと売ってたものが、ポツポツと定期的に売れるようになって、2000年に専門コーナーになりました。 
 左利きの空間能力とは?
 浦上:加藤先生に質問したかったことの一つなんですけど、左利きの人って、よく空間能力が高いと言われるじゃないですか。数学で言う代数幾何だったり、要は三次元の頭の感覚です。アイデアがあるとかではなく、自分の頭の中で立体ピラミッドを描くことができると言われますよね。
 すでに引退されていますが、体操の白井健三選手はオリジナルの技を多く開発していて、それは左利きも関係しているんじゃないかと、私は思っているんです。左利きの人は実際に、空間能力が高いのでしょうか?
 加藤:そうかもしれませんね。脳科学的に言うと脳は右脳と左脳があって、手を使うと、空間認知機能を担う脳番地を刺激するんですよ。そして右脳は、目の前に広がる左右両方の空間を見ているんじゃないかという説があるんです。左脳は反対側だけを見てる。つまり右脳は、左右両方の空間に対して意識を向けているけれど、左脳は右側しか見ていない。
 これは難しい言葉で、半側空間無視という、主に損傷によって引き起こされる脳機能障害があります。目の前の空間の半分を無視するということで、それは左脳の損傷では起きにくく、右脳の損傷だと起こりやすいのです。
 右脳が両方の空間に対して注意を向けているので、右脳を損傷すると左側が見えない。一方、左脳が損傷したときは、右脳の働きに問題がなければほとんど空間は無視されません。
 このように左側の空間に注意を向ける能力が重要で、左利きの場合、この能力が必然的にアップするのです。
 左脳の役割を右脳でカバーする
 浦上:ある意味、左脳のパワーを右脳でカバーするということですよね。
加藤:そういうことですね。つまり右脳はもともと注意を向けることに、すごく関係しているんです。だから左手を使うことによって、目の前の視野に非常に注意がいく。ですから左利きの人は、意外に右側も注意してるんですよ。これは恐らく、本人、一人一人は自覚がありません。人はみんな自分と同じように注意を向けていると考えるからです。でも、ちがうんです。右利きの人は、右側により注意を向けてる意識はなく、でも実際は左側を見逃しやすいんです。
 私の場合は、強い左利きを書字だけ右手に自分で矯正しました。しかし、空間への注意は両サイド意識が強く、やはり左優位です。以前、食事の時は右手に矯正していたのですが、最近は、空間への意識を右側に強く向けたいときだけ、右手にしています。
 浦上:なるほど。スポーツ選手でも右利きなのに、左手を使って訓練して空間能力を高めてる人って結構いるんですよ。私が知ってるのは、ソフトボールの上野由岐子投手や宮里藍選手。宮里藍選手は、右で100回打ったら、左で30回打つそうです。そうすると左右のバランスができると。

 (以下略すが、以上ネット情報より一部を引用したもの。)



 私事及び私見に入ろう。

 私め原左都子が元々左利きだった事実に関しては、本エッセイ集バックナンバーに於いて幾度か公開している。

 思い出すままに繰り返すと。

 左利きを明確に指摘されたのは、幼稚園時の教員からだったが。
 
 その前におそらく3歳児頃、私は「左手大事件」を引き起こしている。
 ご近所の知り合いが、家屋新築に際しその落成式を執り行った。 我が親も含めて大人たちが1階で宴会中、子供は皆2階へ上がって遊ぶように指示された。
 そろそろ宴会も終焉の頃、新築主の奥方が2階へ子供たちを呼びに上がったところ、新築の壁や畳一面にクレヨンで落書きがなされていた。 そして、左手でクレヨンを持った私がいた。
 落書きの主が私だとバレたのは、その壁や畳一面に書かれた落書きとは、「我が氏名(ひらがな)」だったが故だ。 
 それを見た奥方は顔面蒼白(だっただろう😱 )で1階まで降り、「〇〇さんちの〇ちゃん(私のこと)が2階の壁や畳一面に落書きをした!!」と叫んだらしい。
 それを聞いた我が母は、「えっ?? うちの〇子は大人しい子で、そんなことをするはずはないのだけど…」と言いつつ2階へ上がって愕然とする!
 と同時に母が驚いたのは、ただの一度もひらがななど教えてもいない(実際何ら教育熱心で無い親どもだった)のに、壁と畳一面に書かれたその文字が正確、かつ美しかったらしいのだ。
 とにかく新築主に平謝りつつ、その字を消したとさ。(消えたのだろうか??) 

 その後私は4歳になり、幼稚園入園後も左利き生活は続いた。 
 私としては特につらかったのは、「はさみ」だった。 当時の我が過疎地の郷里には左利きのはさみなど販売されている訳もなく、左手で右手用のはさみが切れにくく困惑したものだ。
 我が親に関して言うと、そもそも教育熱心でも何でもなく、おそらく矯正指導が面倒くさいと感じたことと推測する。それでも幼稚園より矯正を指示されてしまっては、それに従わざるを得なかったことだろう。

 後になっても、私はとにかく初めて取り掛かる物事はすべて左手で執り行ったものだ。 例えば、小学校中学年時の編み物(かぎ針編み)なども左手だった。
 
 近年では、ガラケーはすべて左手で持って左手で文字入力した。 これが十数年続いただろうか。
 その後スマホに買い替えた際にも同様に左手を使いたかったが、我が腕にはスマホが重く落としそうで、どうしても左手持ち右手入力とならざるを得ず、未だに使い勝手が悪い。


 上記引用文に、話題を戻そう。

 <左利きの人って、よく空間能力が高いと言われるじゃないですか。数学で言う代数幾何だったり、要は三次元の頭の感覚です。アイデアがあるとかではなく、自分の頭の中で立体ピラミッドを描くことができると言われますよね。>

 あるいは、「左利きに天才が多い」の文言も巷でみかける話題である。

 原左都子自身も幼稚園4歳児のIQ(知能試験)検査にて、当時としては園始まって以来の最高得点であるIQ168を記録し、その旨が親に伝えられたという。 園長曰く「何か自宅で特別教育でもしていますか?」 親が応えて、「いえ、何もしていません。」
 全くその通りで子供に対して何らの指導・教育をするでもなく、共働き故に普段は祖母に子供を一任して、一貫して子供を放ったらかしの我が家だった。

 私の脳内で、“立体ピラミッドを描くことができて”いるかどうかはとにかく、確かに我が思考は確実に数理系であり、おのずと理系に進学したのは事実だが。


 「左利き論議」とは未だに結論が出ないというのか。
 現在に至っては「左利き容認論」が多数派となっていて、社会的にもそれを指示する方向に向かっているのは、元“左利き人種”としてはありがたくもある。


 でもね。
 電車の中で左手でガラケーを打っていた時にいつも思ったのだけど。
 ほとんどの皆さんが、右手で打ってるでしょ?
 私の左手がお隣りの右手打ち派の人の腕を直撃するのよ。
 それを迷惑がられたら。
 やっぱり“左利き”の私の方が悪いのか? と思ったりもしたな。😰 


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