(冒頭写真は、2度目の大学にて学んだ「マーケティング論」の講義ノートより、定期試験対策にまとめたものの一部。)
前回のエッセイ「訓練された無能」(マックス・ウェーバーの「官僚制」内で使用されている学術用語だが)が意外や意外好評を博した様子で、いつもより多くのアクセスを頂戴した。😊
今回も、「マーケティング論」内でインパクトのあるキーワード「学術用語」がないものかと探してみたのだが。
残念ながら特段見つからず…
とりあえず、定期試験用にまとめた模範解答?? を披露させていただこう。
この授業は学生に“人気”があり、大勢の学生が大教室に詰めかけていた記憶がある。
その人気の理由とは。
何処の大学も同様だろうが、“教官氏自身が人気者だった”故のようだ。😖 (要するに、教官が「単位」や「出席」にさほど厳しくない授業だったのだろう。)😨
私の場合、教官の人気などどうでもよく(と言うより、人気教官の授業は混雑するためむしろ避けたかったものだが)、 必修だった??ためにやむなく受講したような記憶もある。
あれら、社会経験の乏しい(アルバイト経験はあるのだろうが)うら若き学生達が「マーケティング論」の授業に詰めかける現象が、当時の私には到底理解不能だったものだ…
バックナンバーにても述べているが、「経営学」とは“実践論”が多く、純粋な学問好きの私にとって違和感が否めなかった。
それでも私の場合は過去に民間医学分野企業勤務経験があり、その企業が「全員参加の経営」をスローガンに掲げていたため、既に「経営用語」になじんでいたと言えよう。
そのお陰で、各種「経営学」関連授業を受講しても専門用語に対して違和感なく学べた事はラッキーだった。
この「マーケティング論」に於いても「優」評価をもらったのだが、申し訳ないことに、私にとってはさほどインパクトのない授業だったかもしれない…。
ひとつ記憶にある話題は「トヨタの看板方式」だ。
教官氏が授業内で少しだけ語ってくれたマーケティング用語だが、これを最後にウィキペディアより引用しておこう。
一般にはジャストインタイム生産システムとして知られている。 ジャストインタイムで生産するために考えられた方式で、元々は「スーパーマーケット方式」と呼ばれた。 これは作業の前工程をスーパーマーケット、後工程をスーパーの顧客に見立て、スーパーマーケットである前工程は「顧客」にとって必要十分な量の部品を予想して生産し、顧客である後工程は必要に応じて「スーパーマーケット」に部品を受け取りに行くというもの。
これによりそれまで生じていた部品の需供の不一致の解消を図り、無駄を削減した。 この方式で後工程が前工程に部品を受け取りに行くときに発行する帳票を「かんばん」と称したことから、この方式はかんばん方式と呼ばれる。
なお、サプライ・チェーン・マネジメントでは類似したアイデアを前工程・後工程の二段階ではなく多段の工程に対して連鎖的に適応する。 またMRP/MPR2では前工程を基準に考えていく「押し出し方式」なのに対し、かんばん方式では後工程から遡って逆順に考えるので、かんばん方式は「引っ張り方式(プル方式)」とも呼ばれる。
我が感想だが。
へえ~。 「トヨタの看板方式」理論に関する解釈も、現在ではそこまで進化しつつ産業界で生き残っているんだね。