原左都子エッセイ集

時事等の社会問題から何気ない日常の出来事まで幅広くテーマを取り上げ、自己のオピニオンを綴り公開します。

民間軍事会社「ワグネル」創設者プリゴジン氏によるロシア反乱は わずか一日で収束した…

2023年06月29日 | 時事論評
 (冒頭写真は、表題事件のプリゴジン氏とルカシェンコ大統領。 朝日新聞記事より転載したもの。)


 まずは、ネットより朝日新聞情報を引用しよう。

   24日にかけてあったロシアの民間軍事会社「ワグネル」の創設者プリゴジン氏による反乱は約24時間で収束した。 だが、ワグネル戦闘員に中心部を占拠されたロシア南部の100万人都市ロストフナドヌーは混乱に包まれた。 その一部始終を目撃したロシア人記者が一夜明けた25日、朝日新聞のオンライン取材に応じた。 記者が目にしたのは、故郷の街角で武器を構えて並ぶ戦闘員に向けて、住民たちが拍手を送る異様な姿だった。


 引き続き、2023.06.29付朝日新聞記事「反乱『虫のように潰される』 プリゴジン氏説得の内幕」の一部を、以下に引用しよう。

 ロシアの民間軍事会社ワグネル創設者のエフゲニー・プリゴジン氏が企てた軍への反乱をめぐり、ベラルーシのルカシェンコ大統領は27日、自身が関与した交渉の内幕とする内容を語り、「ワグネル部隊が希望すれば基地も提供する」と述べた。 (中略)
 ルカシェンコ氏の説明によると、24日朝、プーチン大統領から電話で連絡を受けた。 プリゴジン氏の要求の一つがショイグ国防相とゲラシモフ軍参謀総長の解任だったという。 この要望に対し、ルカシェンコ氏は翻意を促した。 当初プリゴジン氏は「我々は正義を求めてモスクワに行く」と反論したが、ルカシェンコ氏は「途中で虫のようにつぶされる」と警告。
 交渉を重ねた結果、プリゴジン氏がショイグ氏らの解任要求を断念。 ルカシェンコ氏がベラルーシまでの身の安全を保証すると約束し、進軍中止が決まったという。 ロシア連邦保安局は27日、「参加者の犯罪行為が停止された」としてプリゴジン氏への反乱罪の捜査を取り下げたと発表した。

 (以下略すが、以上朝日新聞記事より一部を引用したもの。)



 原左都子の私事に入ろう。

 昨年夏に郷里へ一人旅をし、郷里の博物館へ立ち寄った際に。
 たまたま館内を案内して下さった男性係員氏と「プーチン談義」になった。
 その際に私が、「とにかくプーチンが諸悪の根源なので、はやくプーチンをどうにかせねばならないですね。」と言うと。
 間髪入れず係員氏が、「プーチンは、早いうちに暗殺されますよ」と力強く応えて下さったことを思い起す。


 その後も、我がその思考に変化は無かったのだが。
 いつまで経ってもプーチンは暗殺されるどころか、ウクライナへの更なる過激な侵攻を続けるばかりではないか!!!
 これ、本気で誰かがプーチンをさっさと暗殺しないことにはウクライナがたまったものじゃない!!?!  と怒りに満ち満ちつつも、何らの打つ手だても無く苛つく日々が続いたものだ。

 そうしたところ、やっとこさ ワグネルのプリゴジン氏とやらがロシアへ反乱を起こしたと聞き、本気で拍手を贈ったものだ。

 ところがどっこい、わずか一日でプリゴジン氏はワグネル部隊撤収と相成り、ベラルーシのルカシェンコ大統領を頼って逃げる始末…

 まあただ、ラッキーだったのはベラルーシ大統領・ルカシェンコ氏の「反乱をしたとて虫のようにつぶされる」との助け舟があったことだろう。


 この事件を受けて、ウクライナのゼレンスキー大統領は、「プーチン政権の弱さが露呈した。国際秩序が回復するまで世界はロシアに圧力をかけ続けなければならない」と強調されている様子だ。

 ただ ロシア側は今回のワグネル騒動を受けて、ウクライナに更なる「テロ攻撃」を準備しているとの報道もある。


 終わりなく懲りないプーチンを潰すには、如何なる手段をとればよいのか??
 限りなく困難な課題を、我々地球人は背負わされている…


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