原左都子エッセイ集

時事等の社会問題から何気ない日常の出来事まで幅広くテーマを取り上げ、自己のオピニオンを綴り公開します。

「花冷え」と「引きこもり」と「ダンボ」と「新潟清酒朝日山」

2019年03月30日 | 雑記
 (上記表題項目のうち、昨日「花冷え」と「ダンボ」と「朝日山」の写真を撮影したが、その中から冒頭では「花冷え」関連写真を掲載した。)

 
 3月も終わろうとしている今の時期だが、日本列島はどうやら「花冷え」天候が続いているようだ。 私が住む東京も昨日から真冬の寒さが舞い戻って来て、三分から五分咲きの桜も凍えているかに見える。

 そんな天候の中昨日午後から私は、映画「ダンボ1人観賞」と「1人飲み会」と「1人花見」に出かけた。


 と、その前に。
 
 昼食時に亭主とNHKニュースを見ていると、「引きこもり」に関する情報が取り上げられていた。 
 ニュース報道によれば、今現在の引きこもりは若者層ではなく“中高齢者層”で深刻との内容が伝えられた。 要するに、若い頃に突入した「引きこもり」がそのまま長年続行してしまっているのだろう。
 そのニュースの中で、アナウンサーが不可思議な発言をしたのだ。
 「自宅ならず“自室”からも一歩も出ない」引きこもりの存在は私も想像出来るのだが。
 「自分の趣味にしか出掛けない」とのアナウンサー発言があったのに驚いた私だ。

 ここで私見だが。
 趣味に出かけられるならば“引きこもり”とは言わないんじゃないか?  そんな事言われてしまうと、私を含めて退職高齢者のほとんどが“引きこもり”に分類されてしまわないか??  まあ要するにNHKとしては(職業に従事せねばならない状況下にもかかわらず、趣味にしか出かけられない引きこもりが多い)との事実を伝えたかったのだろうが…。
 これ、特に退職高齢者には失礼な発言だよ。 この私も午後からまさに“趣味”に出かけんとしているが、それを“引きこもり”と後ろ指さされてしまうのならば意気消沈だなあ。 
 そもそも元専門職に従事していた人種とは、退職後もそのプライドを持ち続けていると思うよ。 高齢域の私でよければ今でもその専門力を活かしたいが、それを“お払い箱”にしているのは社会の責任だろ!? やむを得ないから、せいぜい趣味範疇の事柄に励み自己活性化しているんだよ! ホント、今からでも自分の意に沿う仕事をしたいのが本音だよ。 云々……

 等々とNHKニュースを聞きながら私がぶつくさ文句を垂れていると。
 何とも心優しい(??)亭主が、「NHKも別に〇子を責めている訳でないよ。 午後は映画を楽しんでくればいいよ。」 (チコちゃんじゃないが、「ありがとね…」)


 そうして我が“趣味”三昧の昨日が開始したが。


 まず出かけたのは、映画「ダンボ」だ。

 これは我が家から徒歩圏内で行ける場所に位置する映画館での上映だったのだが。
 少し前にこの映画館の会員登録をした事に関してはバックナンバーにて公開済みだ。
 その会員特典が数多い。 特に“シニア会員”の私の場合、いつ何時も(2Dならば)¥1,000- にて見放題だ。 しかも年間6回見たら1回無料のおまけまで付いて来る。 これは、(たとえNHKに“引きこもり”呼ばわれされようが)、行くしかないだろう!
 
 映画「ダンボ」の感想を簡単に述べるならば。
 今時の映画制作に於いては常識化しているのだろうが、「実写版」にしてその制作実態の程が物凄いものがある! 最新最高のテクノロジーを駆使して作られているのだろう。 特に主役“ダンボ”に関しては私は“作り物”と判定した。 
 ただ、この映画には付加価値があったと判断する。 実写版でしか味わえない登場人物像の描き方が素晴らしかった。  これに感涙しつつ、私は映画館を去った。


 次なる目的地は、映画館近くの回転寿司店だ。

 ここへは、今年の1月に年末年始休暇中の我が娘を引き連れ当該映画館にて「シュガーラッシュオンライン」観賞後に出かけた。
 その時に飲んだ「新潟清酒朝日山」の美味さ加減を、“飲兵衛で名高い”私が忘れるはずもなかった!
 さてさて回転寿司店舗へ出向くと、店内が空いているではないか!
 これ、実にラッキーだ。 と言うのも、女にして“1人飲み”とは目立ってしまう事実を自己分析出来ている故だ。 
 人知れず(?)「朝日山」のこぼれ酒を寿司やおつまみと共に3杯お替りした後、私は更なる目的地である花見会場へと出向く。


 これぞ、冒頭の写真である。
 
 映画に出向く徒歩道中より、自宅からさほど遠くない公園にて「桜まつり」が開催されている事実を把握していた。
 映画の帰りには、是非共ここに立ち寄ろうと欲していた私だ!
 何だか昔の郷愁が煽られる思いだ……
 我が郷里の神社等々の「祭」に子供心に心躍った光景がカムバックする。

 昨日は“花冷え”の寒さだったため、残念ながら人が少なかったが…

 もう少し活気づいていたならば、私もこの場を二次会として寒い中お花見を楽しめただろうに…。