原左都子エッセイ集

時事等の社会問題から何気ない日常の出来事まで幅広くテーマを取り上げ、自己のオピニオンを綴り公開します。

Meeting Bus and  Pickup Beetle

2019年03月16日 | 人間関係
 (写真は、一昨日の3月14日に娘が職場から持ち帰ったホワイトデーのお返し品のひとつ。)



 娘関係の話題エッセイが続くが。


 冒頭より、ちょうど2年前の2017.03.15に公開した「インパクトがあったホワイトデーのお返し」と題するバックナンバーの一部を、以下に再掲載させていただこう。

 昨日(2017.03)娘が持ち帰ったバレンタインデーのお返しが、社会人1年目の娘の初々しさに相応しい物品であったことに親として目を細めさせてもらった。
 そんな中、一番目に付いたのが冒頭写真のお返しだ。
 モロゾフが発売している「Meeting Bus VOLKSWAGEN」と銘打つチョコレートとVOLKSWAGENバスのミニチュア模型セット商品なのだが。 そのわずか長さ6㎝のバス模型が実に精密に出来ていて、バス内に椅子もあれば運転席のハンドルも模倣して作られている。  (参考だが、ネットで調べると¥3,780-と高額商品だ! これを何個も職場の女性に配った男性の“やる気”の程がまた凄い!?!)
 「これをホワイトデーのお返しに選んで下さった方は、おそらく車のファンなのだろうね」と娘と共に唸りつつ、プレゼントのお返しもこうやって“自己主張の手段”として利用出来る事を認識したりもした。
 我が本音を語ると、「バレンタインデー」「ホワイトデー」などに潤うのは商魂たくましい営利企業ばかり、それに踊らされる庶民の姿をアホらしく思う人種である事実には変わりはないが…。
 ただ妙齢の娘を持つ母親の立場としては、こういう風に娘が持ち帰ったバレンタインデーのお返し品を拝見しつつ、その贈り主の人物像を想像出来る一時を楽しませてもらえる事自体が嬉しいものだ。
 若き世代にとってはそんなプレゼント慣習も捨てたものではないじゃないのかと再考した、昨日のホワイトデーだった。
 (以上、本エッセイ集バックナンバーより一部を再掲載したもの。)



 さて、社会人3年目にして職場での3度めのホワイトデーを迎えた娘が、またもやバレンタインデーのお返しの品々を持ち帰って来た。

 娘が勤務している職場(国内大規模某協同組合のシステム部だが)へは、娘は所属先の会社より出向勤務している立場である。 それ故にその出向期間がいつまで続くかに関して、4月の新年度が近づく2月頃から毎年心配させられるはめとなる。
 今年に関しても、娘は元より一家で気をもまされた。 と言うのも“石の上にも3年”とはよく言ったものであり、もしかしたら4年目より他企業への出向替えも十分あり得たからだ。  ただ、娘としてもやっと仕事に慣れた様子であり、娘本人こそが当該企業での業務続行を希望していた故だ。

 来年度もその職場での勤続が叶った娘にとって、今年のホワイトデーは安堵して迎えられた事だろう。
 
 その娘の職場に於いては、どうやら毎年バレンタインデーとホワイトデーの行事を職員達が比較的丁寧に実施する習慣がある様子だ。 
 バレンタインデーに際しては、職場の女性(とは言えども20数名中4名と少数のようだが)が話合い、つつがなく済ませたとの話は聞いていた。


 その“お返し日”であるホワイトデーの詳細を娘から聞いて、母親である私が唸ったのだ!

 20数名の男性が用意した4つのプレゼントが、テーブルに披露されたらしい。 
 それを女性4名が男性達の“掛け声”と共に、自分が欲しいプレゼントを一斉に指さす方策が採られたのだという。

 そして我が娘が指さしたのが冒頭写真の右側「Pickup Beetle」だ。

 このプレゼントを用意して下さった男性職員氏とは、2年前のホワイトデーに「Meeting Bus」をセレクトした人物に間違いない。
 娘の話によると、この男性は当該協同組合企業の正職員氏であるらしい。
 私の推測だが、この方、まさに相当の Volkswagenファンなのだろう。
 ところで昨日ネット検索したところ、モロゾフが販売していた2019年版の「Pickup Beetle」の販売価格が¥5,000- 近いのだ! (さすがにホワイトデーが終わった現在に於いては、例えばAmazonなどでは3割引き程の低価格で販売されているが。)

 この高額のホワイトデーお返しを易々と職場女性に差し出す男性とは、一体如何なる人物なのか気にかかる妙齢の娘を持つ母親の私だ。
 そこで、娘に尋ねてみた。 「一体どんな人なの?」
 娘が応えて、「仕事は出来るし、外見もまあまあイケてる。 独身で年齢は30代前半。」 


 あえて、この中途半端さで本エッセイを終焉に持ち込もう。

 母親として娘に何を問いたかったのかに関しては、皆様の想像にお任せしよう。
 ただ、一つの結論は導びけている私だ。
 この男性と娘とのかかわりは、今後も職場での同僚関係範疇に過ぎないであろう、と。

 それもしても、我が娘の“目の付け所がシャープ”であることには間違いなさそうだ。 とにかく自身の趣味にこだわりがある男性のプレゼントに目を惹かれた娘のセレクトも面白い!

 ただ、趣味にカネを消費する男って、将来的にどうかなあ…… (単なる老母の戯言です…)