原左都子エッセイ集

時事等の社会問題から何気ない日常の出来事まで幅広くテーマを取り上げ、自己のオピニオンを綴り公開します。

“リンゴほっぺスターくん”の作品、なかなかなものです!

2019年01月29日 | 芸術
 (写真は、昨日ギャラリー「つぎのカーブ」にて撮影した“リンゴほっぺスター”くんの作品等。)


 本エッセイは、先程公開したエッセイの続編の形となります。


 最初にお断りしておきますが、今時、一エッセイに1枚の写真しか掲載不能な我が貧弱能力に付き、冒頭写真ではリンゴほっぺスターくんの作品のみの紹介である事をお詫び申し上げます。

 染谷知孝氏の作品に関しては、前回のエッセイ冒頭写真の左下に少し映っているのに加えて、午前中に公開した我がFacebook写真よりの転載(左欄にあります)にてもご覧いただけます…。)


 ギャラリー「つぎのカーブ」にて、染谷知孝氏の作品が販売されていたことをラッキー!として購入させて頂きました!
 その作品名は「歩いていこう」なのだが。

 この作品は、染谷氏のブログにて最初に拝見した時から印象に残っている。  
 何せ、インパクトある作品だ。
 人を描いた図柄なのだが、その表情の強烈さや身体の細さ、そして色彩の派手さに特徴がある。
 染谷氏がこの作品に如何なるメッセージを込められたのかが昨日伺えなくて、残念でもあった…。
 ただ直筆の染谷氏の作品を我が手にゲットできただけでも、私は実に幸運だった。


 さて、息子氏であるリンゴほっぺスターくんの作品に関してだが。

 これについては、ギャラリーオーナーの都守氏よりの解説を現地で伺った。
 私自身も染谷氏のブログにて、既に少しその裏情報を読ませて頂いていたが。
 上記写真下欄中程に撮影したのが息子氏であるリンゴほっぺスターくんの作品だが、消防車を描いた作品のようだ。
 年齢的にその対象物に興味を持つことは必然とも言えるだろう。

 美術素人の我が感想として、リンゴほっぺスターくんのキャンバス(今回の場合は「はがき」だが)の空間の使い方に興味を抱いた。
 その「空間」の配置感覚が絶妙なのだ!
 いえいえ幼い子供の場合、それを自身が意識している訳ではないだろう。 何となく、“ここ”に絵を描きたい”なる本能で描いた事であろう。
 
 参考だが、上記写真の左側「赤一色の作品」は都守氏によると、“消防車が消火活動をしている風景”らしい。
 この絵に関しては、キャンバス全面に絵が描かれている。
 
 一方、右側に描かれた消防車の絵に於いては、主題である消防車が左下に配置されその他が「空間」として残されている。
 更に私は、リンゴほっぺスターくんの後一枚の絵も拝見したが、その絵に於いては消防車がキャンバスの右中央に描かれ、その他の部分がすべて「空間」となっていた。

 これらの「空間」の存在こそが、リンゴほっぺスターくんの“天才性”を物語っているように感じた私こそが、美術素人である故か??


 それでも私は、我が幼稚園時代や小学校時代の貧弱な「図画工作授業」を思い起こしてしまうのだ…。
 
 キャンバス(と言ってもただの画用紙に過ぎないが)の片隅に絵を描こうとすると、愚かな教員どもより決まって「全体に描きなさい!」なる統一指導が成された。

 実際、私の好きにさせて欲しかったものが。
 そんな大きな絵など描きたくないからそうしているのに、どうして自由にさせてくれないのだろう??? なる疑問符だらけで公教育を通り過ぎ、「図画・工作」嫌いに拍車をかけられ続けた…。


 今現在の公教育に於ける「図画・工作」授業は少しは進化を遂げ、子どもが「空間」を意識した絵を描いても許してもらえる時代背景へと移ろいでいるのだろうか??
  
 今回、リンゴほっぺスターくんが描いた素晴らしい作品を拝見して。
 邪道ではある事は承知しているが、そんな公教育現場の過去に於ける“芸術教育の過ち”に視点を写してしまった原左都子でもある。


 染谷さん、結びが我が本業の一つ「教育論」に発展してしまい申し訳ございませんでした。
 これも、染谷さんのリンゴほっぺスターくんへの芸術教育の素晴らしさに感動させていただいているからこそに他ならないことを、最後に付け加えさせて頂きます。

「世界で一番入りにくいギャラリー」?? へ昨日伺いました!

2019年01月29日 | 芸術
 (写真は、昨日伺った新宿御苑前駅から徒歩1分のギャラリー「つぎのカーブ」にて私が撮影したギャラリーオーナー 都守太朗氏の写真。 ご本人にブログ掲載許可を頂いています。)


  ギャラリー「つぎのカーブ」のオーナー都守氏が、何故ご自身のギャラリーを「世界で一番入りにくいギャラリー」と卑下されるのかに関しては、その場を初めて訪れてみると確かに実感出来る気もするのだ。

 東京メトロ丸の内線の新宿御苑前駅と言えば、都心の鉄道網に於ける主要駅の一つである。
 そこから徒歩1分と、目と鼻の先に存在するギャラリーだが。
 新宿通りを左折した後、ギャラリーの場所を探すのが確かに困難だ。 都守氏のブログより地図を印刷して持参したにもかかわらず、ギャラリーが見当たらない!
 訳が分からずその通りをずっと直進したのだが、どうしてもギャラリーが入っているビルを発見出来ず、近くの店舗にて地図を見せて尋ねた。
 その店舗の人達も分かりにくいようだが、「おそらくこのビルの中ではないか?」なるアドバイスを頂き、そのビルを目指した。

 やっとそのビルの玄関口で、「つぎのカーブ」の看板を発見した。 この建物の3階に存在するようだ!
 ところが、ビル内に入ると階段しかない。
 とにかくこの階段を3階まで上ろうとしたものの、手摺すら無い階段だ。 年寄り(私の事だが)の身としては手摺が欲しい…
 
 そして、発見しました!
 必ずや「つぎのカーブ」はそこに存在していました!!


 今回私がギャラリー「つぎのカーブ」を訪れたのには理由がある。

 当gooブログで読者登録を頂いている美術家の染谷知孝氏とその息子さんであるリンゴほっぺスターくんが、このギャラリーにて現在開催中の「Posting Exhibition」に作品を出展しておられるとの情報を、染谷氏著の「少年と金魚とビートルズ」と題するブログより入手していたのだ。
 以前より染谷氏のブログを時折訪問させて頂き、現在4歳になられているリンゴほっぺスターくんの成長ぶりをずっと楽しみに拝見申し上げていた。
 さすがに、“血は争えない”というか、“カエルの子はカエル”と申し上げるべきか、染谷氏の影響を受けてリンゴほっぺスターくんが絵を描いたり作品を制作する場面を垣間見させていただいては、他人の立場ながら勝手に“目を細めさせて”頂いていた。

 そのお二人の作品が自宅から比較的近い場所で観賞させていただけると聞けば、この私が出掛けない訳が無いではないか! 


 残念ながら、昨日染谷氏と息子氏はギャラリーには来ていらっしゃらなかったものの。

 「つぎのカーブ」オーナーの都守氏のご対応が何とも洗練されておられる事!
 何でも都守氏おっしゃるには、「このギャラリーは“世界一入りにくいギャラリー”なんですよ。それで、その欠陥をカバーするべく、せめてもオーナーの私が来客の皆さんに決して失礼の無いように接しています。」
 その対応の洗練ぶりが素晴らしい!
 来客一人一人の個性(例えば美術経験の有無等々)を直ぐに掴み取り、それに合わせて会話を進めて下さる。
 私が染谷氏とはブログ上の知り合いだと説明しつつ我がブログ名刺を差し出すと、直ぐにそれに話題を変えて下さったり。 また、染谷氏とオーナー氏ご自身との交信関係についても語って頂けたお陰で、私は今までブログで知り得た以上に染谷氏にも近づけた感覚を抱く事が叶った。
 次回の染谷氏個展が今年10月に開催される事実も伝えて下さり、その時にまた伺うとの約束も取り付けた。

 いやはや、「つぎのカーブ」が“世界一入りにくいギャラリー”であるのはほんの一瞬だ。
 その「関門」を通過すると、素晴らしいまでに来客に対するご配慮あるオーナーの都守氏が出迎えて下さる、暖かいギャラリーであることに間違いない!


 引き続き、染谷氏とリンゴほっぺスターくんの作品に関するエッセイを綴ります。
 (本日午前中に、我がミスにより誤ってリンゴほっぺスターくんの作品写真のみを一瞬「公開」」してしまいました事、お詫び申し上げます。 後に公開するのが正式な記事です。)