某週刊誌に女性記者にセクハラ発言を繰り返したと報じられた財務省事務次官 福田淳一氏は、昨日4月18日、麻生財務相に辞任を申し入れて受理された。
この事件に関し被害者女性である某テレビ局の女性記者が、セクハラ被害を受けたことを発表した。
テレビ局側は19日未明に開いた会見で、女性社員が福田淳一氏からセクハラを受けていると上司に伝え、この事実を報道すべきだと相談したが、本人が特定され二次被害が心配されることなどを理由に「報道は難しい」と伝えたことを明らかにした。 このため、社員は「責任の重い立場にある人物による不適切な行為が表に出なければ、今後もセクハラ被害が黙認され続けるのではないか」との思いから、週刊新潮に連絡。 録音の一部も提供したという。
(以上、ネット情報より一部を引用したもの。)
話題を大きく変えるが。
朝日新聞2018.04.17付夕刊 「女子組・大人の保健室」は「女性の声 男性の本音は」と題した “セクハラ”をテーマとした内容だった。
このページに読者から寄せられた体験談が記載されていた。 その中に、男性による興味深い投稿があったため以下に紹介しよう。
老人施設でボランティアをしていると、手に触れてくる女性がいる。 性的なふれあいを求める気持ちはいくつになっても衰えないと気付く。 (以下略。)
この投稿に関連した私事を思い出した。
義母が入居している高齢者施設の義母担当ケアマネージャー氏と、私はツーカーの関係であることはバックナンバーで幾度が記載している。 施設を訪れ義母に関する面談の際に、いつもケアマネ氏と話がはずむのだが。
ある時ケアマネ氏が施設内の「セクハラ実態」に関し、(もちろん登場人物はすべて匿名の上で)赤裸々に語ってくれたことがある。
そもそも海千山千の私にとっては十分に想像が付く内容なのだが、実際に現存する施設内の実態を改めて伺い衝撃は隠せなかったものだ。 と共に後学のため大いに勉強になる内容であり、いつかはエッセイにして再現したいと考えていた。
今回はその詳細を語る事は避けるが、要するに上記朝日新聞の投稿(高齢者施設入居の高齢女性がボランティア男性の手に触れてきた話題)など“序の口”であり、誰も驚きもしない“よくある”場面であろう。
ただ、ケアマネ氏からその話を伺って以降、高齢域に達しようとしている私自身が現実世界で気を付けている事があるのだ。
それは特に若い世代の男性と接する場面に於いて、相手男性に“セクハラ”と勘違いされそうな言動は慎むべき、との「鉄則」である。
何を大袈裟な! と驚かれる方々もいらっしゃるかもしれないが、私としてはかなり真剣だ。
というのもこの私はそもそもスキンシップ好きな人間であり、相手の性別にかかわらず話が弾むと、ついつい相手の身体に触れてしまう癖が昔からあるのだ。 (例えば、「何言ってんの!?」などと言いつつ相手の腕を軽く叩いたりとか…)
このお相手がもしも同年代か年配の男性ならばお許し下さるのかもしれない。 ところが一旦相手が若い世代の男性ともなると、「この年寄り女、気持ち悪いなあ」なる感覚を抱かれないとも限らない、と自己反省出来る程の客観力は未だあるつもりだ。
男女を問わず相手が抱くその感覚こそが、“セクハラ”であることには間違いないだろう。
昨年の秋頃から、若き男性スタッフが複数存在する某施設へ私は定期的に通っている。
その施設に於いては、まさかスキンシップが出来そうな距離で男性スタッフとかかわる事はないのだが。 業務内容以外にも話が弾むスタッフが複数存在するのだ。
その若き男性スタッフ相手にセクハラ失言でもして嫌われたならば、既に高齢域に達しようとしている私がその施設へ行き辛くなることはわきまえている。
ところで、上に紹介した朝日新聞2018.04.17付夕刊 「女子組・大人の保健室」の趣旨と我が私見は多少食い違うようだ。
それは、上記特集があくまでも「女子保護」に回っている点に於いてだ。
今回の特集では男性からのご意見も取り入れているのだが、どうも朝日新聞記事にして「女性は弱者」との観点から解放されていないように私は捉える。
実際女性の身にして高齢域に達しそうになれば、自分こそが「若き男性に対してセクハラしていないか?」なる加害者視点からの境地に達するということではなかろうか。
今回はそれを自覚し始める年代に達した原左都子からの、違った角度よりのメッセージエッセイなのだが…。
いえいえ、元財務省事務次官 福田淳一氏による「セクハラ事件」に関しては、福田氏の辞任及び反論後も引き続き国会で議論されるべきだよ!
この事件に関し被害者女性である某テレビ局の女性記者が、セクハラ被害を受けたことを発表した。
テレビ局側は19日未明に開いた会見で、女性社員が福田淳一氏からセクハラを受けていると上司に伝え、この事実を報道すべきだと相談したが、本人が特定され二次被害が心配されることなどを理由に「報道は難しい」と伝えたことを明らかにした。 このため、社員は「責任の重い立場にある人物による不適切な行為が表に出なければ、今後もセクハラ被害が黙認され続けるのではないか」との思いから、週刊新潮に連絡。 録音の一部も提供したという。
(以上、ネット情報より一部を引用したもの。)
話題を大きく変えるが。
朝日新聞2018.04.17付夕刊 「女子組・大人の保健室」は「女性の声 男性の本音は」と題した “セクハラ”をテーマとした内容だった。
このページに読者から寄せられた体験談が記載されていた。 その中に、男性による興味深い投稿があったため以下に紹介しよう。
老人施設でボランティアをしていると、手に触れてくる女性がいる。 性的なふれあいを求める気持ちはいくつになっても衰えないと気付く。 (以下略。)
この投稿に関連した私事を思い出した。
義母が入居している高齢者施設の義母担当ケアマネージャー氏と、私はツーカーの関係であることはバックナンバーで幾度が記載している。 施設を訪れ義母に関する面談の際に、いつもケアマネ氏と話がはずむのだが。
ある時ケアマネ氏が施設内の「セクハラ実態」に関し、(もちろん登場人物はすべて匿名の上で)赤裸々に語ってくれたことがある。
そもそも海千山千の私にとっては十分に想像が付く内容なのだが、実際に現存する施設内の実態を改めて伺い衝撃は隠せなかったものだ。 と共に後学のため大いに勉強になる内容であり、いつかはエッセイにして再現したいと考えていた。
今回はその詳細を語る事は避けるが、要するに上記朝日新聞の投稿(高齢者施設入居の高齢女性がボランティア男性の手に触れてきた話題)など“序の口”であり、誰も驚きもしない“よくある”場面であろう。
ただ、ケアマネ氏からその話を伺って以降、高齢域に達しようとしている私自身が現実世界で気を付けている事があるのだ。
それは特に若い世代の男性と接する場面に於いて、相手男性に“セクハラ”と勘違いされそうな言動は慎むべき、との「鉄則」である。
何を大袈裟な! と驚かれる方々もいらっしゃるかもしれないが、私としてはかなり真剣だ。
というのもこの私はそもそもスキンシップ好きな人間であり、相手の性別にかかわらず話が弾むと、ついつい相手の身体に触れてしまう癖が昔からあるのだ。 (例えば、「何言ってんの!?」などと言いつつ相手の腕を軽く叩いたりとか…)
このお相手がもしも同年代か年配の男性ならばお許し下さるのかもしれない。 ところが一旦相手が若い世代の男性ともなると、「この年寄り女、気持ち悪いなあ」なる感覚を抱かれないとも限らない、と自己反省出来る程の客観力は未だあるつもりだ。
男女を問わず相手が抱くその感覚こそが、“セクハラ”であることには間違いないだろう。
昨年の秋頃から、若き男性スタッフが複数存在する某施設へ私は定期的に通っている。
その施設に於いては、まさかスキンシップが出来そうな距離で男性スタッフとかかわる事はないのだが。 業務内容以外にも話が弾むスタッフが複数存在するのだ。
その若き男性スタッフ相手にセクハラ失言でもして嫌われたならば、既に高齢域に達しようとしている私がその施設へ行き辛くなることはわきまえている。
ところで、上に紹介した朝日新聞2018.04.17付夕刊 「女子組・大人の保健室」の趣旨と我が私見は多少食い違うようだ。
それは、上記特集があくまでも「女子保護」に回っている点に於いてだ。
今回の特集では男性からのご意見も取り入れているのだが、どうも朝日新聞記事にして「女性は弱者」との観点から解放されていないように私は捉える。
実際女性の身にして高齢域に達しそうになれば、自分こそが「若き男性に対してセクハラしていないか?」なる加害者視点からの境地に達するということではなかろうか。
今回はそれを自覚し始める年代に達した原左都子からの、違った角度よりのメッセージエッセイなのだが…。
いえいえ、元財務省事務次官 福田淳一氏による「セクハラ事件」に関しては、福田氏の辞任及び反論後も引き続き国会で議論されるべきだよ!