そう思っていたところ、先週それが叶った。
先週見たNHKニュース報道に於いて、加計学園の入学式会場付近でこの4月に入学した男子学生(とは言っても“4浪”の末の入学らしいため既に22歳になっているのだろう)と、その母親がインタビューに応える場面が放映された。
(このニュース映像をご覧になった国民の方々は数多い事だろう。)
以下に、上記NHKニュース報道のインタビューに応えた親子の様子を、我が私見を交えつつ伝えよう。
(ニュースインタビューに関してはあくまでも我が記憶のみに頼っての記述のため、内容に誤りがある場合お詫びする。)
比較的落ち着いた態度の親子であり、インタビューに応えるその姿勢に関しては何らのマイナスイメージも抱かなかった。
“4浪”であることを正直に語り、今回やっとこさ加計学園獣医学部に合格が叶った事を喜んでいる姿は、よくある普通の受験生親子の風景だ。
とにかく、是が非でも獣医師に成りたかったとの親子の発言もあったように記憶しているが、大学受験歴5年目にしてそれがやっと“加計学園”に於いて叶ったとのいきさつから憶測するならば。
失礼な発言かもしれないが、加計学園獣医学部とは入学を志望しさえすれば、比較的簡単に入学出来る体制でも採用しているのだろうか??
ここでネット情報より、加計学園 岡山理科大学の偏差値に関する情報を引用しよう。
理学部 偏差値 BF~50.0 工学部 偏差値 BF~52.5 総合情報学部 偏差値 35.0
教育学部 偏差値 BF~37.5 生物地球学部 偏差値 47.5~52.5
参考だが、加計学園は偏差値に関して上記のごとく、BF(Border Free) をほとんどの学部に於いて採用している実態のようだ。
このBFの意味に関しては、入試の点数などで入学者を選別しない、極端な場合、“お金さえあれば誰でもウェルカムな暖かい大学”と解釈する見解も世に存在するようだが。
さて、「加計学園問題」に関して、ウィキペディア情報より以下に振り返ってみよう。
2013年、第2次安倍内閣の下で国家戦略特別区域が制度化され、2015年6月に内閣府が「現在の提案主体による既存の獣医師養成ではない構想が具体化し、ライフサイエンスなどの獣医師が新たに対応すべき分野における具体的な需要が明らかになり、かつそれらの需要について、既存の大学学部では対応が困難な場合には、近年の獣医師の需要の動向を考慮しつつ全国的な見地から検討する」ことを閣議決定、獣医学部新設を募集。 2016年1月に今治市が国家戦略特別区域の指定を受ける。 10月7日、政府ヒアリングに対し、京都府と京都産業大学が獣医学部設置構想を提示したが、11月9日、国家戦略特区諮問会議が「広域的に獣医師系学部が存在しない地域に限り」獣医学部の新設を可能とする法改正の実施を決定。
2017年1月4日、内閣府が今治市で2018年4月に獣医学部を開設可能な1校を募集し、1月20日、事業者として加計学園を選定。 加計学園(岡山理科大学)は3月31日に文部科学省に設置認可を申請した。 文部科学省の大学設置審議会の審査においては、過大な定員数や閣議決定時の認可条件との齟齬部分、実習計画の不透明さ並びに教員配置等、計7件の是正意見が付いた。 にもかかわらず11月10日、学部新設が認可された。
その後、「総理のご意向」文書報道が続く。 5月17日、朝日新聞が「総理のご意向」等と記された文部科学省の文書の存在を報道。 5月25日、前文部科学省事務次官の前川喜平が記者会見を行い、「あったことをなかったことにはできない」とし、「平成30年4月開学を大前提に逆算して、最短のスケジュールを作成し共有していただきたい。これは官邸の最高レベルが言っていること」「総理のご意向だと聞いている」とされる文書の存在について「獣医学部の新設について、自分が昨年秋に、担当の専門教育課から説明を受けた際示された」と証言、2016年9月28日の打ち合わせで「『獣医学部新設に係る内閣府からの伝達事項』との文書を示されたと記憶している」と述べた。これらの文言に対し「誰だって気にする。圧力を感じなかったといえば、うそになる」と述べ、最高レベルとは「トップは総理、次なら官房長官、2人のことかなと思った」と語った。 5月31日、前川は和泉洋人首相補佐官から獣医学部新設を急ぐよう直接要請されていたことを明かした。 6月2日、民進党の加計学園疑惑調査チームは内閣府が文科省に対して「官邸の最高レベルが言っていること」と圧力を仄めかしたメール文書と添付ファイルの写しを公開した。
2017年3月13日、参議院予算委員会で社民党の福島瑞穂が「首相は理事長と長年の友人だ。政策がゆがめられているのではないか」と質問、安倍晋三は「理事長から頼まれたことはないし、働き掛けていない」「もし働き掛けて決めたならば責任を取る」等々と述べ、「鳥インフルエンザなどの人獣共通感染症が拡大する中、需要が高まっていることから獣医学部設置を特区のメニューとして追加した」と説明、今治市が用地を無償提供したとの一部報道に対し「無償譲渡の例は20年間で25例ある。今治市が決めたことで、私は影響の及ぼしようがない」と述べた。 (以下、大幅略。)
今治市の市民団体「今治加計獣医学部問題を考える会」は、加計学園が建築費を実際より高めに見積もり市に補助金を申請した疑いがあると主張しているが、加計学園側は否定している。
日本獣医師会は、特区活用による獣医師学部の新設について反対している。その理由として、特区活用の目的の一つである卒業者の職域及び特定地域への就労の義務づけは困難であり、農林水産省が示した就労地域や職域偏在の是正に資さないこと、また教育の質の維持向上という現状の根本課題の改善に資さないことを挙げ、特区活用とは異なる方策を提示している。 (以下、大幅略。)
日本経済新聞は、獣医学部の新設を阻んできたこと文部科学省の姿勢を批判し、38年ぶりに医学部の新設が認められた千葉県成田市の国際医療福祉大学を引き合いに、岩盤規制こそが問題であると論じた。 日本放送協会(NHK)は、国家戦略特区の「透明性・公平性」が論点となっているとしている。 時事通信は、「安倍晋三首相への忖度が働いたかどうかが焦点となっている」とし、森友学園への国有地格安売却問題と同じ構図があると評した。 東京新聞は社説で「首相と学園との親密な関係が学部新設に影響しなかったのか、国会が追及するのは当然だ。野党側は首相に「印象操作」などと言われてもひるむことなく、国政の調査という国会の責務を国民の代表として誠実に果たしてほしい。」と論じた。
(以上、ウィキペディア情報より記載内容を大幅に略しつつ引用したもの。)
最後に、原左都子の私論でまとめよう。
大学受験現役世代の親子にとっては、とりあえず(極論するならば、どこでもよいから)自らが目指す分野の大学学部入学をゲットする事に安直に躍起になっている事態は理解可能範囲だ。
ただ、殊“加計学園”に関しては、受験生本人である未熟な子供はともかく、成人である親の立場で冷静な対応をするべきではなかっただろうか?
これ、今後の国会での野党追及が成功すれば、下手をすると加計学園獣医学部は早期に閉鎖の道程を歩む運命にあろう。 まさか、バックに安倍晋三がついているから絶対大丈夫だなどと、安易に“なんとなく安倍支持派”の受験生の親が考えたのだとすれば、大きな誤りだ。
森友学園も潰れた。 現在森友学園長である蓮池氏は未だ刑務所に入れられているそうだが、行った過ちはむしろ加計学園理事長の方が絶対的に悪質だろう。 加計学園問題解決は更にもっと年月がかかろうが、こんな不正は必ずや世論で叩き潰される運命にあるはずだ。
別観点からの原左都子の指摘として。
大学学部を過疎地に新設するとの危険性に関してだが。 これぞ、安倍氏と癒着しているから故の失態としか考察出来ない。
上記ウィキペディア情報を熟読していただきたい思いだが、過疎地自治体の負担が大き過ぎるのだ。 必ずや近い将来自治体市民より反発を食らう運命にあろう。
経営破綻しかけた底辺私立大学を公立化するなど、もっての外! なる私論はバックナンバーにて公開済みだが。
更に、学問観点からの指摘だが。
そもそも、近年新設私立大学が成功した事例を私は知らない。
特にそれが過疎地に於ける獣医学部との理系である場合、一体何処から優秀な教授陣を招けたというのだろうか? ネット上で幾ら検索しても、加計学園獣医学部がこの4月から如何なる教授陣を確保して開学したのかの情報が得られない状況だ。
施設の充実度も気にかかる。 一体如何なる施設で学生達を指導するのだろう。
最後に、今回加計学園獣医学部へ可愛い子供さんを入学させた親御さん達に一言申し上げよう。
ご入学おめでとうございます。 ただ、貴方達が今回子供さん達にしでかした過ちとは取り返しがつかない失策なのではなかろうか。
経済的に恵まれているからこその“勇断”だったのだろうが、おそらく加計学園に対する安倍氏からの恩恵の寿命は安倍政権の近い将来の滅亡と共に、今後短いと私は判断するのだけど……
先週見たNHKニュース報道に於いて、加計学園の入学式会場付近でこの4月に入学した男子学生(とは言っても“4浪”の末の入学らしいため既に22歳になっているのだろう)と、その母親がインタビューに応える場面が放映された。
(このニュース映像をご覧になった国民の方々は数多い事だろう。)
以下に、上記NHKニュース報道のインタビューに応えた親子の様子を、我が私見を交えつつ伝えよう。
(ニュースインタビューに関してはあくまでも我が記憶のみに頼っての記述のため、内容に誤りがある場合お詫びする。)
比較的落ち着いた態度の親子であり、インタビューに応えるその姿勢に関しては何らのマイナスイメージも抱かなかった。
“4浪”であることを正直に語り、今回やっとこさ加計学園獣医学部に合格が叶った事を喜んでいる姿は、よくある普通の受験生親子の風景だ。
とにかく、是が非でも獣医師に成りたかったとの親子の発言もあったように記憶しているが、大学受験歴5年目にしてそれがやっと“加計学園”に於いて叶ったとのいきさつから憶測するならば。
失礼な発言かもしれないが、加計学園獣医学部とは入学を志望しさえすれば、比較的簡単に入学出来る体制でも採用しているのだろうか??
ここでネット情報より、加計学園 岡山理科大学の偏差値に関する情報を引用しよう。
理学部 偏差値 BF~50.0 工学部 偏差値 BF~52.5 総合情報学部 偏差値 35.0
教育学部 偏差値 BF~37.5 生物地球学部 偏差値 47.5~52.5
参考だが、加計学園は偏差値に関して上記のごとく、BF(Border Free) をほとんどの学部に於いて採用している実態のようだ。
このBFの意味に関しては、入試の点数などで入学者を選別しない、極端な場合、“お金さえあれば誰でもウェルカムな暖かい大学”と解釈する見解も世に存在するようだが。
さて、「加計学園問題」に関して、ウィキペディア情報より以下に振り返ってみよう。
2013年、第2次安倍内閣の下で国家戦略特別区域が制度化され、2015年6月に内閣府が「現在の提案主体による既存の獣医師養成ではない構想が具体化し、ライフサイエンスなどの獣医師が新たに対応すべき分野における具体的な需要が明らかになり、かつそれらの需要について、既存の大学学部では対応が困難な場合には、近年の獣医師の需要の動向を考慮しつつ全国的な見地から検討する」ことを閣議決定、獣医学部新設を募集。 2016年1月に今治市が国家戦略特別区域の指定を受ける。 10月7日、政府ヒアリングに対し、京都府と京都産業大学が獣医学部設置構想を提示したが、11月9日、国家戦略特区諮問会議が「広域的に獣医師系学部が存在しない地域に限り」獣医学部の新設を可能とする法改正の実施を決定。
2017年1月4日、内閣府が今治市で2018年4月に獣医学部を開設可能な1校を募集し、1月20日、事業者として加計学園を選定。 加計学園(岡山理科大学)は3月31日に文部科学省に設置認可を申請した。 文部科学省の大学設置審議会の審査においては、過大な定員数や閣議決定時の認可条件との齟齬部分、実習計画の不透明さ並びに教員配置等、計7件の是正意見が付いた。 にもかかわらず11月10日、学部新設が認可された。
その後、「総理のご意向」文書報道が続く。 5月17日、朝日新聞が「総理のご意向」等と記された文部科学省の文書の存在を報道。 5月25日、前文部科学省事務次官の前川喜平が記者会見を行い、「あったことをなかったことにはできない」とし、「平成30年4月開学を大前提に逆算して、最短のスケジュールを作成し共有していただきたい。これは官邸の最高レベルが言っていること」「総理のご意向だと聞いている」とされる文書の存在について「獣医学部の新設について、自分が昨年秋に、担当の専門教育課から説明を受けた際示された」と証言、2016年9月28日の打ち合わせで「『獣医学部新設に係る内閣府からの伝達事項』との文書を示されたと記憶している」と述べた。これらの文言に対し「誰だって気にする。圧力を感じなかったといえば、うそになる」と述べ、最高レベルとは「トップは総理、次なら官房長官、2人のことかなと思った」と語った。 5月31日、前川は和泉洋人首相補佐官から獣医学部新設を急ぐよう直接要請されていたことを明かした。 6月2日、民進党の加計学園疑惑調査チームは内閣府が文科省に対して「官邸の最高レベルが言っていること」と圧力を仄めかしたメール文書と添付ファイルの写しを公開した。
2017年3月13日、参議院予算委員会で社民党の福島瑞穂が「首相は理事長と長年の友人だ。政策がゆがめられているのではないか」と質問、安倍晋三は「理事長から頼まれたことはないし、働き掛けていない」「もし働き掛けて決めたならば責任を取る」等々と述べ、「鳥インフルエンザなどの人獣共通感染症が拡大する中、需要が高まっていることから獣医学部設置を特区のメニューとして追加した」と説明、今治市が用地を無償提供したとの一部報道に対し「無償譲渡の例は20年間で25例ある。今治市が決めたことで、私は影響の及ぼしようがない」と述べた。 (以下、大幅略。)
今治市の市民団体「今治加計獣医学部問題を考える会」は、加計学園が建築費を実際より高めに見積もり市に補助金を申請した疑いがあると主張しているが、加計学園側は否定している。
日本獣医師会は、特区活用による獣医師学部の新設について反対している。その理由として、特区活用の目的の一つである卒業者の職域及び特定地域への就労の義務づけは困難であり、農林水産省が示した就労地域や職域偏在の是正に資さないこと、また教育の質の維持向上という現状の根本課題の改善に資さないことを挙げ、特区活用とは異なる方策を提示している。 (以下、大幅略。)
日本経済新聞は、獣医学部の新設を阻んできたこと文部科学省の姿勢を批判し、38年ぶりに医学部の新設が認められた千葉県成田市の国際医療福祉大学を引き合いに、岩盤規制こそが問題であると論じた。 日本放送協会(NHK)は、国家戦略特区の「透明性・公平性」が論点となっているとしている。 時事通信は、「安倍晋三首相への忖度が働いたかどうかが焦点となっている」とし、森友学園への国有地格安売却問題と同じ構図があると評した。 東京新聞は社説で「首相と学園との親密な関係が学部新設に影響しなかったのか、国会が追及するのは当然だ。野党側は首相に「印象操作」などと言われてもひるむことなく、国政の調査という国会の責務を国民の代表として誠実に果たしてほしい。」と論じた。
(以上、ウィキペディア情報より記載内容を大幅に略しつつ引用したもの。)
最後に、原左都子の私論でまとめよう。
大学受験現役世代の親子にとっては、とりあえず(極論するならば、どこでもよいから)自らが目指す分野の大学学部入学をゲットする事に安直に躍起になっている事態は理解可能範囲だ。
ただ、殊“加計学園”に関しては、受験生本人である未熟な子供はともかく、成人である親の立場で冷静な対応をするべきではなかっただろうか?
これ、今後の国会での野党追及が成功すれば、下手をすると加計学園獣医学部は早期に閉鎖の道程を歩む運命にあろう。 まさか、バックに安倍晋三がついているから絶対大丈夫だなどと、安易に“なんとなく安倍支持派”の受験生の親が考えたのだとすれば、大きな誤りだ。
森友学園も潰れた。 現在森友学園長である蓮池氏は未だ刑務所に入れられているそうだが、行った過ちはむしろ加計学園理事長の方が絶対的に悪質だろう。 加計学園問題解決は更にもっと年月がかかろうが、こんな不正は必ずや世論で叩き潰される運命にあるはずだ。
別観点からの原左都子の指摘として。
大学学部を過疎地に新設するとの危険性に関してだが。 これぞ、安倍氏と癒着しているから故の失態としか考察出来ない。
上記ウィキペディア情報を熟読していただきたい思いだが、過疎地自治体の負担が大き過ぎるのだ。 必ずや近い将来自治体市民より反発を食らう運命にあろう。
経営破綻しかけた底辺私立大学を公立化するなど、もっての外! なる私論はバックナンバーにて公開済みだが。
更に、学問観点からの指摘だが。
そもそも、近年新設私立大学が成功した事例を私は知らない。
特にそれが過疎地に於ける獣医学部との理系である場合、一体何処から優秀な教授陣を招けたというのだろうか? ネット上で幾ら検索しても、加計学園獣医学部がこの4月から如何なる教授陣を確保して開学したのかの情報が得られない状況だ。
施設の充実度も気にかかる。 一体如何なる施設で学生達を指導するのだろう。
最後に、今回加計学園獣医学部へ可愛い子供さんを入学させた親御さん達に一言申し上げよう。
ご入学おめでとうございます。 ただ、貴方達が今回子供さん達にしでかした過ちとは取り返しがつかない失策なのではなかろうか。
経済的に恵まれているからこその“勇断”だったのだろうが、おそらく加計学園に対する安倍氏からの恩恵の寿命は安倍政権の近い将来の滅亡と共に、今後短いと私は判断するのだけど……