原左都子エッセイ集

時事等の社会問題から何気ない日常の出来事まで幅広くテーマを取り上げ、自己のオピニオンを綴り公開します。

女子校育ちでもどんどん恋愛を謳歌しようよ♪

2015年01月21日 | 恋愛・男女関係
 あくまでも我が若き時代の話だが、「恋愛好き」「男好き」で誉れ高い(?)原左都子にして“娘18番茶も出花”の頃から婚姻直前までの長き独身時代に“男っ気”が無かった時期などただの一度もない。


 そんな私としては、1月17日付朝日新聞「悩みのるつぼ」 10代女子大生からの「女子校育ちに『男女で青春』は?」なる相談に、是非共回答申し上げたいのだ。

 それでは早速、上記相談内容を要約して紹介しよう。
 現在一人暮らしの女子大1年生だが、中高も女子校で女子ばかり。 楽で毎日が楽しいのだが、小説やドラマのような「男女で青春」というのがない。  そんな青春物語を大学生のうちに経験したい。 集団で海へドライブしたり誰かの家で鍋パーティをしたり、また喧嘩やドロドロなどもあって悩んだりしたり…  女子大だからと言って出会いが無いわけではない。 他大学のサークル、バイト、SNS。 しかし私は自分の大学の部活に入ってしまい、バイトに関しては親が反対の教育方針のためしていない。 共学に通っている友達みたいに授業やゼミ、サークルで会う男友達ができず、出会った男性も何でも話せる友達として発展しない。 発展しても恋愛関係になってしまう。  私が求めている青春構成メンバーとは何気なく集まって気が合うようなもの。 女友達と過ごす青春も楽しいが、満足していない自分がいる。 冬には男女でスキーやスノボに行くような青春を諦めた方がいいのか。
 (以上、朝日新聞「悩みのるつぼ」相談より要約引用。)


 ここで一旦、原左都子の私論に入ろう。

 上記相談内容をよく読むと、この女子大生は「恋愛相手」が欲しいのではなく、あくまでも集団仲間(グループ)としての男友達を欲している様子である。??
 そうした場合、ここでは男性との「恋愛関係」と「グループ内友達」を分けて考察する必要がありそうだ。

 前者の「恋愛相手の作り方」に関しては海千山千の原左都子に是非共お任せ願いたいものだ。 
 一方、後者の「男性を含むグループ交際」に関しては“集団嫌い”の私にとって、今となっては苦手分野かもしれない。

 それでも、我が若き時代には「男女グループ交際」もごまんと経験して来ているぞ。
 私自身は「共学」一辺倒で「女子校」経験がただの一度も無いものの、進学した大学の専攻分野は女子がほとんどだった(他専攻分野は男子が圧倒的に多かったが)関係で、相談女子と同じく近き周囲は女子で溢れていたと言えよう。 

 そうだとして私は(大学進学以降は)「男女グループ交際」も大いに堪能した。 それをどうやって経験したかと言うならば、その主たる媒体は要するに「合コン」である。(過去の時代には「コンパ」と呼ばれていたが。) 女子学生が多い我が専攻分野に、学内他学部学科男子学生連中よりの「合コン」の依頼が押し寄せたものだ。 常に“恋愛志向”の私がこれに参加しない訳もない。 日程が許す限り必ずや積極的に出席した。
 私の記憶によれば出席男子の中に恋愛対象相手が存在しなくてガッカリする事の方が数多いのだが、それでも今後グループで会う約束をして、その後グループ交際が続いたものだ。(ただ若気の至りで必然的に一人抜け、二人抜けしてグループの寿命は短かったかもしれない。)
 あるいは、「合コン」によりラッキーにも(私好みの)恋愛対象となる男子と巡り合える事もあった。 そんなカップルが2、3組発生すればそれらカップルでのグループ交際も成立した。 (ただこれにも多いなる弱点があった。) グループ交際している一組のカップルが破局決別すると、自ずとグループ交際は終焉したものだ…

 ここで再び我が結論だが、「男女交際」の行き着くところとはそもそも“1対1”交際が理想との事ではあるまいか?
 上記相談女子大生が望んでいる「集団男女グループ交際」とて、“1対1”交際なる最終目標を土台として執り行わるスタートライン、及び中途経過としての意味合いしかない可能性が強いように私は感じる。
 それが証拠に(私の過去の経験からは)、もしもグループ内に於いて「個々の男女恋愛交際」なる噂が広まった時点で周囲が「勝手にやれよ」と白け嫌気がさし、グループ解散と相成る運命ではなかろうか?

 
 それでは、今回の「悩みのるつぼ」回答者であられる 社会学者 上野千鶴子氏回答のごく一部を以下に紹介しよう。
 ただ~の友達が恋人に変わるぅ…… という歌詞もあるが、異性の友達は恋人予備軍のプール。 片思いという名のこれも単なる妄想、最近ではストーカーとも呼ぶ。
 女子校生の場合ハンディはあるが「青春」に遅いも早いもないから、何事も一長一短として女子文化と共学文化、両方を越境して楽しんで下さい。


 最後に、原左都子の私論を述べよう。

 相談女子大生の場合、上野氏ご回答こそが今後の指針となるのかもしれない。

 ただこの私など、“恋人をただの友達に(一時)変えた”経験はあれどもその逆は皆無だったため、こと恋愛に関しては社会学者 上野氏とは180度異なる私見を一生貫き実践していると言える。 
 若気の至り頃の私にとって男友達などいつ何時も単なる友達の範疇でしかなく、その後一切(心ときめく)程の恋人候補ではあり得なかったものだ。  (それでももし現在は時代が進化していて、若き世代の女性が友達男性を「彼氏候補」として捉えられるキャパがあるのならば、恋愛対象に成り得るのかもしれないとも考察するが…。)
 早い話が私論としては「グループ男女交際」などと七面倒臭い事を言っていないで、心ときめく男子がいるならばとっとと素直に恋愛に突進すればいいんじゃないの? と言いたいところだ。 それこそ若さ故の特権ではないのか?

 恋愛とはまさに個人の内面から湧き出す感情と意思で執り行ってよい“究極の自己表現”ではなかろうか!? 
 若き世代こそ、そのような内面感情にかませた恋愛が堪能可能なまたとない“レア”な機会と捉え、それを是非とも推奨したい私なのだが…。