原左都子にも軽症ながら「アトピー性皮膚炎」がある。
元医学関係者の私にしてあくまでも自己診断に過ぎないのだが、(今思えば)幼少の頃よりこの症状を抱えていた事を記憶している。 その後長年に渡りその症状が治まっていたが、高齢期に差し掛かろうとしている現在、アトピー性皮膚炎が再発している感を抱いている。
それでも“病院へ行かない主義”の私の場合、決して皮膚科を受診せず薬剤にも頼らず、ただひたすら“痒み”に耐える日々を送って来た。
先週、美容院へ行った時の事だ。
担当美容師氏が私のヘアカット中に、「耳後ろの皮膚炎がとんでもなく悪化しているので、早急に皮膚科を受診するべきです!」と(元医学関係者の)私相手に指導し始めるではないか!
実は、この美容師氏も手にアトピー性皮膚炎(原因物質は「毛染剤」との話だが)を抱えている事態を私が見抜き、近い過去にそれを指摘した事がある。 (ただし今時たとえ美容院と言えども「個人情報」に配慮して、自分が元医学関係者である事実を一切明かしていないのだが。)
さすが「アトピー性皮膚炎」経験者である。 すぐさま、我が耳後ろの皮膚炎悪化に気付いたのには参った。
しかも美容師氏はまだ続ける。 「それを放置しておくと大変な事になります。早めに皮膚科を受診して医師の指示に従うべきです。」
(現在の医療体質に対し疑問符が多い故に私は基本的に病院受診をしないとは決して言えず)、「皮膚科へ行ったところで、どうせ“ステロイド剤”を塗れと薬を渡されるだけでしょ?」と問う私に対し、美容師氏が言うには「飲み薬も渡されます。」
「一体如何なる飲み薬??」と尋ねたいものの、それを聞き出せなかった…。 それにしても、その“飲み薬”とやらを毎日飲んでいるとの美容師氏の回答にもビビったものだ。 (塗り薬のステロイド剤の恐怖に怯えている私にとって、“飲み薬”なる更なる恐怖を煽られつつ)美容室を去った後、私はやはり皮膚科を訪れる気には到底なれない。
ここで、我が「アトピー性皮膚炎」受難歴を振り返ろう。
わずか3歳頃の幼少時より、耳裏症状が発生した事を記憶している。 とにかく、耳の後ろが痒いし爛れていた。 症状が悪化した時には、耳たぶが剥がれ落ちそうな程に痛んでいた。 それに母が気付いて病院受診したのか否かに関しては記憶が無いのだが、幼稚園へ通う頃には既に完治していたように思う。
こと「耳の裏」に関してはその後大した病状は出なかったものの、身体の各所にアトピー性皮膚炎の一症状と自己診断するべく軽症状を経験しつつ50代を迎えた頃のことだ。
やはり(左耳限定だが)耳裏症状が出始めた。 イヤリングを愛好している私は、咄嗟に“金属”によるアトピー性皮膚炎勃発かとも捉えた。 それにしても、右耳は何ともないのに“左耳”のみが被害を受けている現状を如何に捉えるべきか悩んだ。
その後、症状が悪化したり少し回復したりの周期を繰り返しつつ現在に至っている。
それでも、上記美容師氏の“ご指導”に従って皮膚科を尋ねようとの意思は私には全くない。 何故ならば、まず「ステロイド剤」なる塗り薬を処方される事実が歴然だからである。 ましてや「飲み薬」なるものは是が非でも回避したい私にとって、皮膚科を受診する意味が一切ないからだ。
ヒトに発生する「アレルギー症状」に多様性があるのは皆さんもご承知の通りだ。
そうだとして下手をすると死に至る重症アレルギー反応を起こす患者にして病院「アレルギー科」を訪れる事の危険性を、朝日新聞1月5日記事を要約つつ以下に紹介しよう。
アレルギー科の医師が関連学会の定める指針と違う治療をしている実態が目立つとする調査結果を、厚労省がまとめた。
食物アレルギーによる呼吸困難などの経験がある患者例では、学会が薦める自己注射「エピペン」を(死に至る等の)緊急時に使用する事が推奨されている。 ところが「エピペン」処方をする医師は半数以下にとどまっている。
「アレルギー」とは、アトピー性皮膚炎や喘息、花粉症等々多様な病気があり、全てに詳しい医師はいない。 にもかかわらず、アナフィラキシー症状を訴える患者の緊急時に備え「エピペン」を処方すると応える医師が半数近くに過ぎない。
片や、アトピー性皮膚炎の患者に“ステロイド剤”の使用に関して指針から外れた指導をしている医師も少なくない実態だ。
学会の指針から外れないような指導を患者にして欲しい、との学会理事長の談話である。
(以上、朝日新聞記事より要約引用。)
ここで少しではあるが、「アレルギー反応」の一症状である「アトピー性皮膚炎」に関するウィキペディア情報の一部を紹介しよう。
アトピー性皮膚炎とは、アレルギー反応と関連があるもののうち皮膚の炎症(湿疹など)を伴うもので過敏症の一種。 アトピーという名前は 「場所が不特定」 という意味のギリシャ語 「アトポス」 から由来し、1923年 コカ(coca) という学者が 「遺伝的素因を持った人に現れる即時型アレルギーに基づく病気」 に対して名づけた。 「アトピー性皮膚炎」 という言葉が医学用語として登場するのは、1933年である。 医学用語としては気管支喘息、鼻炎などのほかのアレルギー疾患にも冠されるが、日本においては慣用的に「アトピー」のみで皮膚炎のことを指すことが多い。
一般に慢性に経過するも適切な治療により症状がコントロールされた状態に維持されると、自然寛解も期待される疾患であると明記されている。
最後に私事だが、我が娘も(私のDNAを引き継いでいるのか)誕生直後より重度の「アトピー性皮膚炎」に悩まされ続けている。
幾度となく皮膚科を受診し、(不本意ながらも)我が子にステロイド剤を塗布した時期もあった。 ところが「これを塗り続けると必ずよくなります」なる医師の指示に反して、一旦回復してもすぐさま再発を繰り返す。 それを医師に訴えると性懲りも無く更にステロイド剤を処方される繰り返しだ…
こんな恐怖を二度と味わいたくない私は、娘思春期前に皮膚科受診を一切取りやめた。 その後は娘に「とにかく患部を掻き潰すな!」と指導し続けたところ、さすがに大人になりつつある娘に自己制御力が目覚め、痒さに耐える精神力が養われた様子だ。 その後、娘の「アトピー性皮膚炎」も寛解期に入っているように見受けられる。
それにしても“食物アレルギー”の場合、短時間で死に至る悲劇が十分に起こり得るし、現実問題として「学校給食」現場に於いて幾度となく尊い命が失われて来ている。
アレルギー科医師に於いては、直ぐにそれに対応するべく能力を身に付け臨床現場で応じるべきだ。
(「エピペン」の効用に関しては私も周知していないものの)、それがもしもアレルギー学会が言う通りに有効性が高いのであれば、学会の指示に従い食物アレルギー児達を救うべきであろう。
などと言ってみたって私自身が「ステロイド剤」の副作用を恐れ続けている現実に於いて、娘程に痒さに耐える精神力もなく、左耳の後ろを日々掻きむしり血だらけの現実だ…
元医学関係者の私にしてあくまでも自己診断に過ぎないのだが、(今思えば)幼少の頃よりこの症状を抱えていた事を記憶している。 その後長年に渡りその症状が治まっていたが、高齢期に差し掛かろうとしている現在、アトピー性皮膚炎が再発している感を抱いている。
それでも“病院へ行かない主義”の私の場合、決して皮膚科を受診せず薬剤にも頼らず、ただひたすら“痒み”に耐える日々を送って来た。
先週、美容院へ行った時の事だ。
担当美容師氏が私のヘアカット中に、「耳後ろの皮膚炎がとんでもなく悪化しているので、早急に皮膚科を受診するべきです!」と(元医学関係者の)私相手に指導し始めるではないか!
実は、この美容師氏も手にアトピー性皮膚炎(原因物質は「毛染剤」との話だが)を抱えている事態を私が見抜き、近い過去にそれを指摘した事がある。 (ただし今時たとえ美容院と言えども「個人情報」に配慮して、自分が元医学関係者である事実を一切明かしていないのだが。)
さすが「アトピー性皮膚炎」経験者である。 すぐさま、我が耳後ろの皮膚炎悪化に気付いたのには参った。
しかも美容師氏はまだ続ける。 「それを放置しておくと大変な事になります。早めに皮膚科を受診して医師の指示に従うべきです。」
(現在の医療体質に対し疑問符が多い故に私は基本的に病院受診をしないとは決して言えず)、「皮膚科へ行ったところで、どうせ“ステロイド剤”を塗れと薬を渡されるだけでしょ?」と問う私に対し、美容師氏が言うには「飲み薬も渡されます。」
「一体如何なる飲み薬??」と尋ねたいものの、それを聞き出せなかった…。 それにしても、その“飲み薬”とやらを毎日飲んでいるとの美容師氏の回答にもビビったものだ。 (塗り薬のステロイド剤の恐怖に怯えている私にとって、“飲み薬”なる更なる恐怖を煽られつつ)美容室を去った後、私はやはり皮膚科を訪れる気には到底なれない。
ここで、我が「アトピー性皮膚炎」受難歴を振り返ろう。
わずか3歳頃の幼少時より、耳裏症状が発生した事を記憶している。 とにかく、耳の後ろが痒いし爛れていた。 症状が悪化した時には、耳たぶが剥がれ落ちそうな程に痛んでいた。 それに母が気付いて病院受診したのか否かに関しては記憶が無いのだが、幼稚園へ通う頃には既に完治していたように思う。
こと「耳の裏」に関してはその後大した病状は出なかったものの、身体の各所にアトピー性皮膚炎の一症状と自己診断するべく軽症状を経験しつつ50代を迎えた頃のことだ。
やはり(左耳限定だが)耳裏症状が出始めた。 イヤリングを愛好している私は、咄嗟に“金属”によるアトピー性皮膚炎勃発かとも捉えた。 それにしても、右耳は何ともないのに“左耳”のみが被害を受けている現状を如何に捉えるべきか悩んだ。
その後、症状が悪化したり少し回復したりの周期を繰り返しつつ現在に至っている。
それでも、上記美容師氏の“ご指導”に従って皮膚科を尋ねようとの意思は私には全くない。 何故ならば、まず「ステロイド剤」なる塗り薬を処方される事実が歴然だからである。 ましてや「飲み薬」なるものは是が非でも回避したい私にとって、皮膚科を受診する意味が一切ないからだ。
ヒトに発生する「アレルギー症状」に多様性があるのは皆さんもご承知の通りだ。
そうだとして下手をすると死に至る重症アレルギー反応を起こす患者にして病院「アレルギー科」を訪れる事の危険性を、朝日新聞1月5日記事を要約つつ以下に紹介しよう。
アレルギー科の医師が関連学会の定める指針と違う治療をしている実態が目立つとする調査結果を、厚労省がまとめた。
食物アレルギーによる呼吸困難などの経験がある患者例では、学会が薦める自己注射「エピペン」を(死に至る等の)緊急時に使用する事が推奨されている。 ところが「エピペン」処方をする医師は半数以下にとどまっている。
「アレルギー」とは、アトピー性皮膚炎や喘息、花粉症等々多様な病気があり、全てに詳しい医師はいない。 にもかかわらず、アナフィラキシー症状を訴える患者の緊急時に備え「エピペン」を処方すると応える医師が半数近くに過ぎない。
片や、アトピー性皮膚炎の患者に“ステロイド剤”の使用に関して指針から外れた指導をしている医師も少なくない実態だ。
学会の指針から外れないような指導を患者にして欲しい、との学会理事長の談話である。
(以上、朝日新聞記事より要約引用。)
ここで少しではあるが、「アレルギー反応」の一症状である「アトピー性皮膚炎」に関するウィキペディア情報の一部を紹介しよう。
アトピー性皮膚炎とは、アレルギー反応と関連があるもののうち皮膚の炎症(湿疹など)を伴うもので過敏症の一種。 アトピーという名前は 「場所が不特定」 という意味のギリシャ語 「アトポス」 から由来し、1923年 コカ(coca) という学者が 「遺伝的素因を持った人に現れる即時型アレルギーに基づく病気」 に対して名づけた。 「アトピー性皮膚炎」 という言葉が医学用語として登場するのは、1933年である。 医学用語としては気管支喘息、鼻炎などのほかのアレルギー疾患にも冠されるが、日本においては慣用的に「アトピー」のみで皮膚炎のことを指すことが多い。
一般に慢性に経過するも適切な治療により症状がコントロールされた状態に維持されると、自然寛解も期待される疾患であると明記されている。
最後に私事だが、我が娘も(私のDNAを引き継いでいるのか)誕生直後より重度の「アトピー性皮膚炎」に悩まされ続けている。
幾度となく皮膚科を受診し、(不本意ながらも)我が子にステロイド剤を塗布した時期もあった。 ところが「これを塗り続けると必ずよくなります」なる医師の指示に反して、一旦回復してもすぐさま再発を繰り返す。 それを医師に訴えると性懲りも無く更にステロイド剤を処方される繰り返しだ…
こんな恐怖を二度と味わいたくない私は、娘思春期前に皮膚科受診を一切取りやめた。 その後は娘に「とにかく患部を掻き潰すな!」と指導し続けたところ、さすがに大人になりつつある娘に自己制御力が目覚め、痒さに耐える精神力が養われた様子だ。 その後、娘の「アトピー性皮膚炎」も寛解期に入っているように見受けられる。
それにしても“食物アレルギー”の場合、短時間で死に至る悲劇が十分に起こり得るし、現実問題として「学校給食」現場に於いて幾度となく尊い命が失われて来ている。
アレルギー科医師に於いては、直ぐにそれに対応するべく能力を身に付け臨床現場で応じるべきだ。
(「エピペン」の効用に関しては私も周知していないものの)、それがもしもアレルギー学会が言う通りに有効性が高いのであれば、学会の指示に従い食物アレルギー児達を救うべきであろう。
などと言ってみたって私自身が「ステロイド剤」の副作用を恐れ続けている現実に於いて、娘程に痒さに耐える精神力もなく、左耳の後ろを日々掻きむしり血だらけの現実だ…