goo blog サービス終了のお知らせ 

原左都子エッセイ集

時事等の社会問題から何気ない日常の出来事まで幅広くテーマを取り上げ、自己のオピニオンを綴り公開します。

都内高齢者施設入居中の義母が施設内で転び頭を打ち「脳内出血」で緊急入院!

2024年07月08日 | 医学・医療・介護
 まったくもって高齢者(特に認知症症状のある身内)を抱えていると、いつ何時何が起こるか予想ができない状況下にあります。


 本日夕刻 義母施設より、義母が施設内で転んで頭を打ったとの連絡があり。

 つい先ほど、病院に運ばれた義母の容態連絡が義母入居施設担当者よりありました。


 その内容とは、表題の通り「脳内出血で緊急入院」とのことです。

 とりあえず、亭主が義母入院中の病院へ現在駆けつけていますが。



 この猛暑の中、身体が休まる暇もありません。

 その義母の息子である我が亭主とて、既に70代前半の“立派な”高齢者であるのに…

 自身の体にムチ打って、義母が運ばれた病院に駆けつけています。


 今夜 亭主が帰宅後、義母の容態を十分に聞きますが。


 明日は、この私も義母入院病院へ駆けつけねばならないかもしれません。


 この猛暑の時期に。


 私も、身体が休まる暇もありませんが。

 身内に認知症高齢者を抱えている事実とは、こんなものなのでしょう…
 

お陰様で我がランニング中の転倒事故時の怪我が、完治に向かっています!

2024年07月05日 | 医学・医療・介護
 (冒頭写真は、本日の我が右膝状態をつい先程撮影したもの。)



 この原左都子のランニング中の転倒による怪我に対して、ご心配を頂戴した「原左都子エッセイ集」ファンの方々には心より御礼申し上げます。


 ファンの方々の中には、「自分が思っていたより重傷じゃないのか!?!」😱 

 あるいは、「怪我の続報を確認したい」😨 

 等々の応援メッセージを頂戴しましたこと、重ね重ね心より感謝申し上げます。


 今現在尚、写真左上部の皮膚より出血が多少ありますものの、この出血も時間と共に無くなると、医学関係者の私としましては判断(診断)しております。



 本日も 全国規模で猛暑の中、先程まで買い物に出かけておりました。

 右膝に関しては、既に特段の不都合はありません。

 むしろ、1年半前に複雑骨折した左膝の方が完治していない感覚(未だに正座は無理等々…)を抱える我が身ですが、それとて自己責任!!

 
 まだまだ猛暑が続きそうな今夏ですが。
 とにかく出来得る限りの無難な運動をしつつ、更なる両膝の改善に精進したく思う今夏です。
 

「フェムテック」って、何??

2024年06月19日 | 医学・医療・介護
 早速、2024.06.18付朝日新聞夕刊記事より、この「フェムテック」に関して取り上げた小記事の一部を以下に引用しよう。


 最近よく耳にする「フェムテック」。 (原左都子の影の声だが、現役を引退している身にして、全く耳にすることがないなあ。)😶 
 女性(female)の心身の不調を指す。 経済産業省が旗振り役になり、大手企業も参入して市場は活気づき、今年も特に3月の「国際女性デー」の前後にはいくつものイベントが開かれた。 (またもや原左都子の影の声だが、この私は現役時代から 殊更「女性」を取り上げたイベントや会合を好まず、避けて通ってきた身かも?!?  と言うよりも そんな会合に頼らずとて、現役職業人時代を十分に専門能力による実力を発揮でき有意義に過ごせたと自負している。)😁 
 取材に訪れると、日本では長らくタブー視されてきた女性の身体や性に関するお助けグッズがずらり。 背広姿の男性たちも目立ち、ビジネスの種として、社会課題の一つとして、認知されてきたことを実感。 でも、何となく違和感も…。
 身体の問題にばかり注目が集まり過ぎ? 商機として捉えすぎ? これで女性を取り巻く諸問題が解決する?
 「telling,(テリング)」では子もモヤモヤをジェンダーと技術に関する研究を続ける某医科大女性講師さんにぶつけてみた。 すると「女性の労働市場への参画をフェムテックでどうにかするというのは、ズレています。」(中略) 「女性活動と言われても、それを拒む様々な事情があるのに、原因をあたかも女性の身体の問題だけに帰結させることには違和感を感じて当然」とバッサリ。
 男女の賃金や昇進の格差、育児との両立など、確かに課題は広く複雑だ。
 NHK連ドラ「虎に翼」では、主人公の生理痛も描かれてはいるが、彼女が今のフェムテックの現状を見たら何と? あの決め台詞「はて?」が聞こえてきそう。

 (以上、朝日新聞夕刊記事より一部を引用したもの。)



 原左都子の私事及び私見に入ろう。

 この私も、現役職業人時代に「過多生理」に悩ませられ続けた事実に関しては、少し前のバックナンバーにて述べた。

 そのバックナンバー内でこの問題に関する一番の救いの出来事だったのは、医学関連職場に 私同類の「過多生理」女性が存在した事実だったものだ。
 何と言っても一番心強かったのは、同じ悩みを持つ同性女性と共に悩みを分かち合いその対策法を話し合えた事実だった。
 とにかくこの問題、男性には分かりにくい(一生分からないだろう)のは当然だし。 あるいは、生理が正常な女性達にも理解してもらえなかったかもしれない。  そんな中、同じ悩みを持つ女性と偶然巡り合えて、(特に業務時間中に於ける)その具体的対策を分かち合えたあの時の感動と力強い思いがあったからこそ。 私はその後閉経を迎えるまで、職業人として「過多生理」と面と向かい合いつつ、職業上の業績を積むことが叶ったと言える。


 そんな意味では、確かに例えば女性特有の「生理」に関してその経験が一切無い男性の見解など不要であることには間違いない!!
 
 「フェムテック」とやらが何を目指して存在しているのかに関しては、既に現役職業現場を去っている私にとって、二の次で良い話だが。

 なんでもかんでも男女をいっしょくたにすれば、男女平等理念が成り立つ訳でもあるまい。

 そんな意味で、原左都子としては。
 NHK連ドラ「虎に翼」内で主人公寅子の「生理痛」を取り上げたのも、私にとっては鬱陶しかった、というか。 そんな甘さで職業人として今後渡って行けるのか!?! との厳しい見解に立ちたいし。
 半面「過多生理」の場合、例えば仕事中に(自由にトイレへ行けない身にして)白衣を血液で汚してしまう等の混乱を抱える羽目になるのだが。 そんな時の上手い対策法などを、後輩である若き世代の女性達にご伝授頂きたくも思う。 (今時は 多量出血をカバー可能な多種多様な生理用品・例えば多量血液吸収型おむつ等 が販売されているのかな??)

 とにかく、今後同様のテレビドラマ等々で女性の「生理」による不都合を取り上げる場合、もう少し医学的観点より多面性や正確性を持って臨んで欲しいと考えている。


ブタの臓器をヒトへ移植する時代

2024年06月18日 | 医学・医療・介護
 (冒頭写真は、2024.06.15付朝日新聞記事「提供者不足 ブタの臓器をヒトへ 異種移植 世界が着目」より転載したもの。)


         
 同記事より転載した「ブタの遺伝子操作のイメージとブタの臓器を使うメリット」。

         
 同じく同記事より転載した、「米国における遺伝子改変ブタを使った移植例」。



 日本国内で今年2月、ヒトへの臓器移植をめざして3頭の豚が誕生した。 米国では2年前に、重い心臓病の患者にブタの心臓が移植された。 臓器提供者の不足が課題となる中、世界的にブタからヒトへの「異種移植」の競争が激しくなっている。 (途中大幅略)
 何故、ヒトの異種移植にブタを選ぶのかと言うと。 ブタと人の臓器のサイズが似ているためだ。 ただ、ブタの血管の表面には「糖鎖」というブタ特有の「目印」がある。ブタの臓器がヒトの体内に入ると、ヒトの免疫がその糖鎖に反応し、「敵」と認識して攻撃を始め、あっという間に血が固まってしまう。 このため、ブタ特有の糖鎖をなくし、ブタにヒトの遺伝子を組み込ませた遺伝子改変ブタが生産された。
 今後の課題としては、遺伝子を改変した動物からの異種移植をするための指針の整備が求められる。 本来はヒトに感染しないような、新たな感染症の懸念もある。 引き続き十分な基礎研究が必要だ。

 1999年に、早期移植法のもとで日本初の心臓移植に携わった研究者は、異種移植の可能性や課題を探るためにも「研究は進めていくべきだ」とした上で、「現在の心臓移植は確立された医療で、まだ実験段階の異種移植にすぐ取って代わられると考えるのは、まちがいだ。」と指摘する。 (中略)
 移植直後の激しい拒絶反応は遺伝子改変で回避できても、その後も起こり得る拒絶反応を防ぐには免疫抑制剤が必要だ。 (中略)
 国際異種移植学会は2003年、臨床試験に進むには、十分にな実験データや国度による適切な監督と承認が必要だとする見解を発表。 「適切な科学データが示されることなしに、成功が約束されたと解釈されるような発言は慎まれなければならない」とも指摘した。 (途中大幅略)
 人それぞれに信じる宗教や考え方の違いもある。 ブタの臓器でも移植を受けて生きたいという人もいれば、「ブタの臓器を移植してまで」と考える人もいるだろう。
 移植と医療倫理に詳しい塚田教授は、「医療倫理は白か黒かはっきりするものではないし、全てが多数決できまるものでない。研究者や医療に携わる人たちは、社会に向けて説明し、理解を得ようとすることを、絶えず続けていかなければならない」と話した。

 (以上、朝日新聞記事より一部を引用したもの。)



 原左都子の私事と感想に入ろう。

 この私は医学関係者であり、主に「免疫学」関連の研究実験を日々繰り返してきたものの。 (他の医学業務も経験していますが、一番 長期に渡り取り組んだのは「免疫学」関連業務でした。)
 臨床現場での医療経験は乏しく、まさか「移植医療」に携わった経験は無い。

 そんな私が、今回この新聞記事を読んで思うに。

 ブタからの「異種移植」ねえ……

 いくら ブタの臓器を激しい拒絶反応が起きないよう遺伝子改変したとて。
 その臓器を体内に入れられることは、是が非でも拒絶したい気がする。
 いえいえ、それは自身が高齢域に達して尚健康体を維持できているが故であろう。
 これが、未だ幼い我が子がその身になってブタの臓器を体内に移植したら生き延びられる!事態となれば、考えは大幅に異なるような想像もつく…

 
 医学・医療の目覚ましいばかりの発展は喜ばしいが。

 上記引用新聞記事内にも、書かれているが。
 世界規模で考察した場合、移植材料として「ブタ」を使用することに関しては、「宗教」や「倫理」との大きな課題もあろう。

 まさに塚田先生がおっしゃる通り、この問題に関しては医療者や医学研究者は社会に向けての説明責任を負いつつ、世の理解を得ることを続行せねばならない立場であろう。


授業中の水分補給禁止は「マナー」で、飲む場合はいちいち教員の許可を得よ!だと!?!!

2024年06月17日 | 医学・医療・介護
 今時、こんな時代錯誤 かつ生徒の生命にもかかわりかねない“禁止事項校則”を生徒に強要している学校現場が存在することに、愕然とさせられる… 😱 



 早速、 ネットより 冒頭表題に関する情報を以下に引用しよう。

 授業中の水分補給禁止は「マナー」? 中学の校則が物議
 2024/06/17 05:30
  (毎日新聞)
 埼玉県桶川市の中学校で、ある校則が物議を醸している。教室での水分補給に関する「マナー」を定めたものだが、熱中症の危険性が指摘されるなど一部保護者の反発を招いた。専門家も「合理的な説明がつかないのでは」と疑問視する校則とは。
 この学校で今春、「生徒指導の変更点と確認項目まとめ」と題するプリントが生徒に配布された。物議を醸したのはそこに書かれていた校則の一つだった。
 原則、授業中やテスト中は(水筒で水やお茶を)飲まないことをマナーとする――。
 これを見た生徒の保護者(48)は「(熱中症で)生徒が命を落とすかもしれない。体調が悪くても『水を飲みたい』と言い出せない生徒もいるのでは」と訴え、撤回を求めた。学校は応じなかったという。
 この校則はなぜ作られたのか。教頭は取材に「教師が話している時も水筒を手に取るなど、生徒たちに節度がなくなっている実態があった」と経緯を説明。あくまで「原則」のため「どうしても飲みたい時は、挙手をするなどして教師の許可を得れば良い」と話した。桶川市教育委員会も「完全に水分補給を禁じているわけではなく、問題はない」との認識を示す。
 校則問題に詳しい名古屋大の内田良教授(教育社会学)は「かつては授業中の水分補給を禁じる小中学校がほとんどだったが、最近は自由にさせる学校が増えつつある。校則以上に大事なのは生徒の健康。熱中症対策という観点からも、教師の許可が無ければ水やお茶を飲めないことに合理的な説明はつかないのではないか」と指摘した。

 (以上、ネット情報より引用したもの。)



 この問題、さすがに生徒の保護者よりも反発が出ているようだ。
 「(熱中症で)生徒が命を落とすかもしれない。体調が悪くても『水を飲みたい』と言い出せない生徒もいるのでは」と訴え、撤回を求めた。
 これに対する学校側の回答は。 
 教頭は取材に「教師が話している時も水筒を手に取るなど、生徒たちに節度がなくなっている実態があった」と経緯を説明。あくまで「原則」のため「どうしても飲みたい時は、挙手をするなどして教師の許可を得れば良い」と話した。

 原左都子の見解だが。

 水分不足による人体に於ける「脱水症状」の危険さを、どれだけ理解した上で、教頭はその発言をしているのか?!?
 腹立たしいばかりだ。 😡 
 
 アンタら教員は 教職員会議等々の際に水分補給するに当たり、「挙手して」その許可を会議長に申し出ているか?!??
 そうじゃないだろ! 机の上に出されている(近年は教員各自がそれぞれ自分で入れて机の上に置いてある)湯呑かコップに入った飲み物を各自が欲するままに、自由に飲んでいるに決っている!
 私が勤務した高校現場での教職員会議でもそうだったから、その実態はよく覚えている。 誰一人として、挙手して会議進行係に「すみません、脱水症状になりそうなのでお茶を飲ませて下さい」などと許可を得なかったものだ。😖 

 それが 一旦相手が生徒となると、何故に突然「挙手して(自分が持参した水筒の)飲み物を飲ませて下さい」と言わせねばならないんだ!?!?

 未だに、これ程までに学校現場とは「権威主義」から脱却できないでいる実態を知り、愕然とさせられるばかりだ。😵 


 冗談抜きで、「脱水症状」とは命に係わる症状だ。

 ここは学校現場は、まずは“人命優先”思考でお願いしたい!!

 保護者の方の御意見 「(熱中症で)生徒が命を落とすかもしれない。体調が悪くても『水を飲みたい』と言い出せない生徒もいるのでは」を、今後 学校側はどうか重く見て。
 
 特にこの真夏の時期だけでも、生徒が持参した水筒内の水分を各自が必要時に積極的に摂取できる体制づくりをして。

 今夏の暑さと児童生徒の脱水症の危険を、無事乗り切って欲しいものだ。



 (参考ですが、本エッセイは室温31℃状況の中 短時間集中で仕上げたため、かなりテンションが上がっています。) 😷