iWatchの予約販売が開始されました。
ウエアラブル端末の象徴として、大きな期待を背負っての船出。
さて、どのような評価を受けるのか。
iPodがスタートした時も、旧勢力から非難を浴びながらも、大成功したことを考えると、ユーザ利便性をしっかり考えられた新製品はいずれヒットするということだと思うのですが。
今のCD等の凋落ぶりを観れば明らかです。
そのウエアラブルに関して興味深いレポートが。
2013年11月、ピュー研究所は、2558人の専門家、技術者に聞き取り調査を行い、2025年にテクノロジーがどこまで到達しているかについて予測を立てています。
波及効果に関する予測はさまざまでしたが、ほとんどの人が、「スマートセンサ、カメラ、ソフトウェア、データベース、および大規模なデータセンターが急増することによって、世界的で、没入型の、目に見えない、空気のように私たちを取り囲むネットワークコンピューティング環境が構築される」と考えていることがわかった。
人びとは、「携帯性があり、ウェアラブルで、埋め込み可能な技術を用いた拡張現実」を体験することになるとのこと。
また、「身体的、社会的領域における、タグ付け、データベース化、知的分析マッピング」といった技術の犠牲者になっているか、あるいは受益者となっているだろう、とピュー研究所はレポートしています。
「企業は、ウェアラブル技術をいかにビジネスに活かすかについて、数年以内にロードマップを作らねばならないだろう」とも。
2020年の仕事環境にウェアラブル・テクノロジーが与える主な影響を予測されている。
➤より正確に記憶できるようになる
個人の経験や覚書がクラウドメモリーにカタログ化され、生産性や正確性の向上に活かされる。社員たちはトレーニング中の経験を即座にクラウドに転写し、あとから参照できるようになる。誰もが、より良く、より速く仕事を遂行する方法を学ぶ。
⇒ これはいいかも
➤ 遠く離れていても共同作業がしやすくなる
ウェアラブルは、人びとのコミュニケーションを拡張、強化しつづける。同僚がストレスで疲弊していれば、それをセンサーが察知し、すぐに対策を打つ。遠く離れている者同士が、触覚的にコミュニケーションできるブレスレットのようなデバイスの開発がすでに進んでいる。
⇒ 仕事が急に増えたりしそう
➤ 生産性や仕事の満足度が今までと違う指標で計測されるようになる
業績評価を行うとき、ウェアラブルセンサーで計測した「感情の状態」も指標のひとつに加えられる。また、社員たちの素行やライフスタイルもモニタリングされ、職場における最適性能の達成に利用されることになる。こうしたデータの活用により、マネジメントが改善すれば、社員の幸福度はアップし、病欠日数も減る。
⇒ 本当かなぁ
➤ 面接時に見るポイントが変わる
面接官が候補者を分析する必要はなくなり、ウェアラブルが代わりにやるようになる。感情の分析ができるアプリを使って、面接中の音声を分析し、候補者がどんな気分でいるかを判断する。ほかにも、性格や気質の分析に使えるウェアラブルが登場する。 の
⇒ 嘘発見器のようで恐いなぁ
➤より仕事に集中できるようになる
これまで以上に気が散りやすい環境で働くことになると同時に、一日を計画したり、予定通り進めるのを助けてくれるウェアラブルデバイスが登場する。Facebookや仕事以外の雑事に時間を使いすぎていれば、ウェアラブルが警告してくれるようになる。場合によっては、こうしたデータが監督者にも送られることになる。
⇒ 息抜きができなくなるかも
ライフスタイル面におけるニーズの高まりに合わせて、ウェアラブル技術への投資が活発化すれば、仕事環境にもその恩恵が広がっていくのでしょう。
こういった技術が人間本来のコミュニケーション能力を良い方向に伸ばしてくれると良いなぁと。