現職では人事系の仕事をしていますが、入社してからはほとんど営業・マーケティング系に従事してきた。
最近は、人事系の本も少し読んでいるが、久しぶりにタイトルにひかれて読んでみた。
「ちょいバカ戦略」という本。
私自身はかなりバカだが、どんな中身かと興味津々に。
意識の高い低いの説明では「キャズム」の話もでてきてちょっと強引感もありましたが、基本的に「人々の意識の高低に注目したマーケティング手法」を事例ベースで読者に説明していく本。
出てくる事例がタイムリーで豊富でわかりやすくて面白くて、そしてなんだかんだで納得できました。
「意識の高低なんてどうでもいい」と思っている人も、近年のマーケティング事情を事例で知る、という観点で読むと得るものがあるかと。
キーワード(?)としては、「ドヤ家電」「ズボラ家電」「意識高い系の罠」「わかる人にだけわかればいい」「バカでもわかること」などなど。
インターネットが普及し、様々な技術もここのところ物凄い勢いで進化している。
私はたまたま情報産業に身を置いているので、周囲の高スキル者の助けを借りて、なんとかついていけているが、一般の方や高齢者はなかなかそうはいかない。
これからは「使いこなしてもらう」ために何が出来るか、このあたりがとても大切だと思うのだが。