団塊タケちゃんの施術日記

一人二人生の旅立ち

運動療法あれこれ

2011-08-08 11:32:40 | 健康・病気

当院には運動機器として、エアロバイク、大腿四頭筋を鍛えるレッグエクステンション(装置の方向を変えると、ハムストリングスを鍛錬するレッグカールにもなる)、腹筋台(背筋を鍛えることもできる)、ストレッチ用のマット4枚を備えています。

私たちが日常生活をつつがなく送れるためには、腹筋、腕立て伏せ、スクワットを行えば、必要な筋肉を鍛えることができるといわれています。お年寄りが転倒する原因の大腿四頭筋の衰えを防ぐレッグエクステンションをすれば「寝たきり防止」をかなえることができます。

でも、整骨院で運動療法をすることに、専門学校の先生も先輩の柔道整復師のみなさんも「患者さんに運動させたら、整骨院に来なくなる。大阪では、揉まなければだめ」と口をそろえて批判的でした。最初は、患者さんに痛みをなくすため、必要な運動を自分でやってみて「こういう運動を自宅でしてください」と言っていたのですが、自宅では全くしてくださらないことに気がつきました。諸先輩が言うとおりでした。

それに気づいてから、時間があれば、一緒に運動をすることにしました。NHKテレビの「ためしてガッテン」で取り上げられた、腹筋、腕立て伏せ、スクワットをゆっくり行うスロートレーニングをマットでしています。開院して9カ月。スロートレーニングをしてくれる80歳近い女性が一人現れました。

この女性は最寄りの駅まではバス、駅ではエスカレーターを利用していました。それが今では、4階の自宅には階段で上り、駅のエスカレーターも使わず、階段を利用しているとのこと。背筋を伸ばして歩く姿は若々しく、「10歳以上若く見られています」と本人の弁。

ところが、運動療法に難敵が出てきました。猛暑と節電です。当院もエアコンは室温28度に抑えています。少し運動すると、汗びっしょり。私も最近はエアロバイクをこいでいません。患者さんも「今日は運動は」と敬遠気味。頭を痛める日々が続いています。

 

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