団塊タケちゃんの施術日記

一人二人生の旅立ち

左翼活動家が警官に初めて射殺された上赤塚交番襲撃事件

2022-03-17 09:42:38 | 社会・経済

1970年12月18日、革命左派の3人の男性が東京都板橋区の上赤塚交番を襲撃し、ピストルを奪おうとして、横浜国大生の柴野春彦さん(当時24歳)が射殺されました。日本の左翼活動家が警官に射殺された初めてのケースでした。残る2人も重傷を負いました。

今回調べたら、柴野さんは一つ年上ですが、私と同じ66年入学でした。私が面識があるのは、休み時間になると、教室に顔を出し、アジ演説を繰り返していたからです。小柄ながらがっちりした体で、精力的に各教室でアジ演説をしていました。

上赤塚交番襲撃事件が起こった時、私は高松支局の1年生記者でした。その日の夕方、本社から「柴野の顔写真がないか」という連絡が来ました。高松北署の指名手配書に彼の顔写真があったことを知っていた私はすぐに高松北署に走りました。別件で指名手配されていたのです。

接写した顔写真を本社に電送したこともあって、「柴野春彦」の名前が刻み込まれました。

上赤塚交番襲撃事件で、ピストルの奪取に失敗した革命左派は、翌71年2月17日、栃木県真岡市の銃砲店を襲撃し、猟銃10丁、空気銃1丁、散弾2300発を奪います。この猟銃があさま山荘事件で使われました。翌日の朝刊を見てびっくりしました。よく知っている同級生の男性が逮捕された写真が一面に載っていたからです。

 

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