認知症予防財団は、認知症で落ちる三つの能力としてエピソード記憶、注意分割機能、計画力を挙げています。
エピソード記憶は、体験したことを記憶する能力です。認知症になると、最近体験したことが思い出せなくなります。食事を終えたばかりなのに「食べていない」と言ってまた食べようとします。これを防ぐ方法として、同財団は2日か3日遅れの日記を書くこと、レシートを見ないで思い出しながら家計簿をつけることを推奨します。
注意分割機能は、複数のことを同時に行うとき、適切に注意を配る機能です。この機能を維持するには、料理を一度に何品かを同時進行でつくったり、人と話をするとき、相手の表情や気持ちに注意を向けながら話したり、仕事や計算をてきぱきと行ったりすることを勧めています。
計画力は、新しいことをするとき、段取りを考えて実行する能力です。効率のよい買い物計画を立てたり、旅行の計画を考えたり、囲碁、将棋、マージャンなど頭を使うゲームをしたりすることを、同財団は提唱しています。
いずれにしても、改めて実行しようとすると、面倒くさいことばかりとタケちゃんは思います。生活の中に取り込むことが肝心なようです。その意味で、男性なら料理を始めることが最適なのではないでしょうか。家族、とくに奥様に喜ばれます。
コメディアンの萩本欽一さんは73歳で駒澤大学に今春、入学しました。欽ちゃんは「老化でマイナスが続くのなら、プラスを増やせば、そのマイナスを補える」と受験勉強を始め、駒沢大に合格しました。この積極思考が認知症の防止対策には一番と私には思えます。
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