平均寿命(男性は81.25歳)まで10年を切った私にも、義兄が言った「あと何年、生きられるの」との言葉は胸に響きます。でも、遊ぶための高い壁を思うと、仕事をしている方が、まだまし、と考えてしまいます。
遊んで暮らすには、一緒に遊んでくれる仲間たちが必要です。当然、遊ぶためのお金も要ります。ゴルフを愉しもうとすれば、メンバー3人に声をかけ、ゴルフ場に予約を入れなければなりません。プレー代も安くなったとはいえ、1万円は用意する必要があります。ゴルフ場までの車の手配、誰が運転するかも決めなけれなりません。
遊ぶにはネットワークづくりと相応の資金が必要です。自分の都合と仲間たちの都合がいつも合うとは限りませんから、第二、第三の仲間を用意しなければなりません。
準備が整ったうえで、遊びに参加する、いわば「お呼ばれの人」はよくいますが、遊びのセッテングをしてくれる人は数少ないです。
遊びの準備は交代でしなければ、長続きしません。そうした仲間をつくるのは結構難しいです。「私、準備する人、あなた、呼ばれる人」の関係では、遊び仲間がおっつけ崩壊するのは目に見えています。
義兄は中学、高校時代からの気の合う仲間がいるので、遊び仲間には事欠かないようです。実にうらやましいネットワークです。