怒り心頭！

先日、新聞に宇治市植物公園の山腹に来年の干支である猪を鉢植えで作ったタペストリーが掲載されていた。なかなか良くできていたので来年の年賀状の写真に使おうと思い月曜日に行ったところ休館日でガックシ。今日はひよりがよいので孫のひよりと若嫁の３人でリベンジだ。
車に乗るやいな孫はスヤスヤと眠ってしまった。公園まで１０分ほどで着いたが孫は一旦寝ると最低１時間は寝るのが常である。二人を車に残しまわりをウロウロしていた。近くで奇声をあげる男がいたのでその方向を見ていたら突然体が吹っ飛んだ。
瞬間何が何やら分からなかったが回りを見ればポケットに入れていた車のキーに領収書などが辺りに散乱している。つっかけは２メートル後ろに転がっていた。
よく見れば鎖にひっかかったようだ。この光景を入場してきた車のお嬢さんはしっかりと見ていた。目があったので痛いのをこらえ苦笑いで返すしかない。
しばらく転んだ状態で体を点検した。一番骨折を恐れていたが大丈夫のようでひと安心した。
ひっかかった鎖をよくよく見れば高さは３０センチもないような低い位置でしかも色が白色に近く太陽で非常に見ずらい。普通、鎖は入ってはいけない所にしてあるがそんな場所でもないのでよけい腹が立ち頭に血が上った。
車に帰り孫の様子を見ると相変わらず気持ち良さそうに寝入っていた。若嫁は寝たままのひよりをダッコして降りてきた。
今日の目的の干支が現れたのでカメラに収めた。説明を読めば３，７００個の植木鉢から出来ているようだ。公園の中に植物園があり観賞しようと思えば一人５００円がいるが寝た孫をダットしたまま歩くのはつらかろうと思い今日はあきらめた。
時間が経つにつれ手首が痛くなってきたので早々に退散した。
帰宅しそのことを古嫁に話すと、そそっかしいのはどうも母親ゆずりのようだ。腹の虫が収まらないので電話番号を調べ植物公園に電話した。責任者の園長が席を外していたので係長が応対してくれた。ことの次第を報告し自分なりの改善策を言って電話を切った。
１時間もしないうちに園長から詫びの電話があり早速に鎖を取り外しこれから二人で御見舞いに行くと申し出があったが断った。
なんでもこの鎖が無ければ駐車するやからがいるのでしていたそうだが私が転んで捻挫したので事の重大さが分かったようだ。
不誠実な対応であれば私の性格上、直談判に行くのであるが即対応してくれたのでこの痛さは我慢することにしよう。
手首の捻挫は毎日の台所の食器洗いに雑巾の絞りそれに水泳のプルに支障をきたす。
風邪が治りさあこれから水泳に精を出そうと思っていた矢先に出鼻をくじかれてしまった。

夕方まで横になり、おとなしくしていたが痛みが引かない。夕食は箸を持つのもぎこちないのでフォークとスプーンで食べた。古嫁が心配してしきりに接骨院へ行くよう勧める。
食事後、観念して生まれて二度目の接骨院へ行った。ここは若嫁が肩こりの治療のため度々来ているところである。患者は３人しかいなく直ぐに診察してもらえた。
あちこち触診して押さえられたらイタッと声を上げる箇所がある。接骨院では骨にヒビが入っているかどうか分からないので明日病院へ行くよう指示があった。
とりあえず応急処置で手首をテーピングして首から包帯で手を吊ってもらった。
ヒビが入っていればセメントで固定されたいそうなことになる。どうもないことを祈るしかない。まさに神だのみである。