7月18日(水曜日)
散歩に出ると風に乗って甘酸っぱい香りが漂ってきた。土用の丑の日が近づけば梅の天日干しが始まる。裏の2軒とも梅生産農家で、庭を覗くと所狭しとばかりに梅が干してあった。
梅の色は干し初めなので黄色だ。今日は片面を干せば明日は反対側を干す。俗に言う、”三日三晩の天日干し”。
農家の方が一番困るのは夕立が突然やってくること。雨に当たれば干しあがった梅が台無しになってしまう。城陽市の梅の品種は「城州白梅」が主流で、和歌山南部では「南高梅」が主流である。
天日干しの仕上がりの目安は、『耳たぶ』に触った感じで、生梅(塩漬けする前の梅)時の半分ほどの重さになれば干しあがりとなる。この天日干しにより、梅の薬効成分や保存性、そして風味も増すそうだ。
【梅の天日干しの工程】
1.塩漬けされた大きな樽から、梅をザルですくう。
2.軽く水洗いをしつつも、均等にザルに並べていく。
3.ザルを重ねていきますが、上下のザルは梅に当たらないような構造になっている。
4.ザルを並べ3~4日間『天日干し』にする。(俗に夏期の天気の良い日で、”三日三晩の天日干し”と言われている)
・この天日干しにより、梅の薬効成分や保存性、そして風味までもがUPする。『梅干』と言う名前なので、天日干しをした梅だけが本物の『梅干』なのだ。
・長い時間干せばいいと言うものでもない。天日干しは干し過ぎてもダメ!! 気温や晴れ具合によるので、その見極めはやはり長年の経験がものを言う。
・2日程たったら梅を裏返し、まんべんなく日光を当てる。
子どもの頃と言うか部活のオトコはインキンタムシはつきもんでしたね。柔道部、剣道部はそれこそムレムレで最たるものでした。その点、私は水泳部なので清潔でした。一度これがインキンタムシかと経験したような記憶もありますが・・・。